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そば収穫・そば打ち体験ツアー

刈り取りは鎌を使って手作業で。収穫後干した蕎麦を、叩き棒を使って脱穀します。

10月19日、南外地域でそば収穫・そば打ち体験ツアーが行われ、市内各地から16名が参加しました。 主催は、南外地域のそば栽培農家が組織した「南外そばの会(佐々木茂治会長)」。減反田を活用した作物として注目されているそばの収穫体験イベントを通じて、南外地域の農業に対する取り組みを広く発信しようと、市の地域枠予算を活用し企画したものです。

叩いた蕎麦を寄せ集め、ふるいを使って実だけを抽出し・・・。脱穀した蕎麦の実を一口。どんな味? ふるいにかけて残った実を手回し選別機で再度選別。

参加者は、そばが作付けされたほ場で刈り鎌を使って刈り取り作業をしたほか、たたき棒を使っての脱穀作業、石臼での粉引き作業など、そばの実をそば粉にするまでの工程をひと通り体験。木製の手回し選別機や石臼に触れた参加者からは、「懐かしい」「昔はうちにもあった」といった感想が聞かれました。

参加者が交替で臼を引きます。臼の大きさで作業のはかどり具合が違うみたいです。

また、南外公民館で行われたそば打ち体験では、麺づくりに挑戦。参加者は、そばの会会員の手ほどきを受けながら、そば粉を練り上げ、打ち棒を使って平たくし、そば切り包丁で細く切り分けるまでの一連の作業を楽しみました。 そば尽くしだったイベントの締めくくりは、参加者自らが打ったそばの試食。手製のそばの食感を確かめながら味わっていました。

そばの会会員が作業方法を指導しました。そば切り包丁で切り分けて麺の完成!

※今回のイベントで使用した手回し選別機と石臼は、南外民俗資料交流館に展示されています。