「酒遊サミットinなんがい」が22日、南外コミュニティセンターを主会場に行われ、市内外から参加した日本酒ファンが南外地域の食と文化を楽しみました。
主催は秋田県なんがい自然酒の会(田口宏暢会長)。地元産の素材にこだわり、低農薬有機栽培の酒米や貝化石層からの湧出水を使用してつくられている会員制の限定酒「楢岡城」の頒布を通じて地域振興を図ろうと毎年開催されているこのイベントは、今年で11回目。地域が誇る伝統工芸品「楢岡焼」の工房での焼き物づくりや、現在転作作物として注目されているそばの麺づくりなどの体験コースを盛り込みながら、地域色豊かな参加体験型イベントとして評判を高めてきました。
今回は、市内を中心に秋田市や美郷町からおよそ80人が参加。3つのコースに分かれ、出羽鶴酒造での施設見学や新酒の試飲のほか、楢岡焼の窯元である楢岡陶苑での窯出し見学や焼き物づくり、南外そばの会会員の指導によるそば打ちを体験しました。参加者は、杜氏や陶芸職人との交流を通して地域文化に関する見聞を広めていました。
各コース終了後に主会場で行われた談話交流会では、参加者が一堂に会し、出羽鶴酒造の銘酒や地場産食材を活用したバラエティに富んだ料理を味わいながら親睦を深めました。また、ステージ演奏には、秋田を拠点に活躍中の和楽器兄弟ユニット「あんどう兄弟」が登場。躍動的で迫力いっぱいのステージパフォーマンスに会場は大いに沸きました。