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南外地域防災図上訓練

平成20年の宮城県地震などの事例を踏まえながら図上訓練の概要について説明する防災士の伊藤武彦さん地図上の河川や幹線道路をマジックペンで色分けしたり、公共施設等の位置をシールなどでマーキングしたりしながら参加者は地域の現状を把握しました

10月28日、南外コミュニティセンターで第2回南外地域防災図上演習が行われ、関係者32人が参加しました。

防災図上演習とは、別名DIG(Disaster[災害]Imagination[想像力]Game[ゲーム] の略称)と呼ばれる訓練で、地震や 河川の氾濫などにより大規模な災害が発生する事態を想定し、地図とマジックペン、シール、付せんなどを用いて、危険が予測される地帯または事態を地図上に 書き込み、手づくりのハザードマップを作成するもの。これにより、災害発生時の危険箇所を事前予測できると同時に、避難経路や避難場所等の把握と即応性あ る避難方法の検討など、地図作りの作業を通じて浮き彫りにした地域の現状と課題について参加者の間で認識を深め合うことが目的です。南外地域では、防災士 の伊藤武彦さん(南外地域在住)の協力のもと、市内他地域に先駆けて昨年から実施しています。

参加したのは、市南外総合支所職員のほか、警察署、消防署、消防団、交通指導隊など地域防災を担う関係機関の代表。今回の演習では、4つのグループ に分かれた参加者が、災害時に利活用可能な施設や倒壊等の危険箇所などをシールで印付けし現状を把握したあと、大正3年に西仙北地域で発生し甚大な被害を もたらした強首地震と同程度の地震が南外地域で発生した場合の被害予想情報などを地図上に書き込みしました。

参加者は「集落が点在しているため救助隊が分散されてしまう」「道路が寸断された場合の迂回路を確保しておく必要がある」と、地域の防災上の問題を再確認するととともに、地域防災力向上の必要性について理解を深めていました。

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