2月14日、田ノ尻地区の火まつりが同地区内で行われました。
この催しは、古くからこの地区で行われている小正月行事で、親から子へと代々受け継がれている伝統行事です。
この日も子どもからお年寄りまでたくさんの方が参加しました。
日中、子どもたちが作ったミニかまくらにはあかりが灯され、焚き火で 暖をとる地域の皆さん。
時折雪がちらつき、弱いながらも冷たい風が吹く中でしたが、その光景は会場をあたたかい雰囲気にしてくれました。
初めは「雪中田植え」。
揃いの袢纏姿で、今年の五穀豊穣を祈りながら雪中田植えを行いました。
紙風船上げでは、3つの紙風船が夜空高く舞い上がりました。
とても大きく、美しい絵が描かれていました。
天筆では、火をつけようとする大人とそれを消そうとワラを持って走り回る子どもたちの元気な姿が印象的でした。
五穀豊穣や無病息災を祈るこの行事。
皆が一堂に会し、協力し合って地域を盛り上げている姿を目にし、そして集落の皆さんが一体となって伝統行事を守り、親から子へと何世代にも渡って受け継いでいくんだという想いを感じ、とてもあたたかい気持ちになると同時に元気をいただきました。
20日には、奥羽山荘広場を会場に「太田の火まつり」が行われます。
こちらも同じく太田地域の冬の伝統行事。
雪中田植えをはじめ、約40個の紙風船上げ、ワラで作った高さ10メートルの「かまくら」に火をつけての天筆焼きなどが行われます。
皆さんのお越しをお待ちしています。