「高梨村郷土沿革紀」は郷里に帰った後藤宙外翁が旧高梨村から依頼され、まとめあげたものであります。宙外翁はその晩年、払田柵解明に情熱を注ぎ、昭和6年(1930)3月に文部省史跡指定に漕ぎつけた功労者でもあります。今年3月はその指定80年を目前に、翁を偲ぶ意味からも有志が集い『「高梨村郷土沿革紀」復刻版刊行会』を発会し、それを復刻することに踏み切りました。
さて、「高梨村郷土沿革紀」は仙北地域が歩んできた歴史を知る上でも貴重な文献であり、戦時下にようやく印刷に付された幻の名著と言われておりま した。歴史愛好者、一般市民から復刻版を望む声が日々高くなっていることの期待に応え、原本に近い形で復刻をし、若い人や広く一般市民の手元において活用 していただきたいということで、ここに紹介させていただきます。
なお、「高梨村郷土沿革紀」復刻版をお求めになりたいかたは、下記により取扱っておりますので、お知らせいたします。
記
「高梨村郷土沿革紀」復刻版 (A5変型 470頁) 頒布価格 1,000円
大仙市仙北公民館(電話0187-69-3333)で取扱っております。