8月17日は水神社の線刻千手観音等鏡像の年に一度の御開帳の日です。
今年は、これまでその由来がはっきりしていなかった御印判についての調査研究が実り、その製作過程が明らかになりました。
御印判は、御神鏡の御神影を御札に刷るために作られたもので、県内考古学研究の第一人者で昭和13年7月の国宝指定にも尽力した武藤鉄城(1896~1956)が鏡をスケッチし、秋田市亀ノ丁にあった佐藤写真製版所に依頼し凸版に加工したものと判りました。
鉄城はスケッチにあたって93枚目にしてやっと納得のゆく図が出来たことを日記に記してあったといいます。今年は、その御印判も一緒に公開されました。
○巫女舞など様々な神事があって御開帳が行われます。
○国宝鏡は普段この収蔵庫に厳重に保管されています。
○国宝鏡と並んで御印判(写真・左)も公開されました。
○約300人の善男善女が行列をつくりました。