6月19日、大仙市と秋田県消防協会大仙仙北美郷支部の主催で、太田地域を会場に大仙市総合防災訓練が実施され、防災機関の関係者や自主防災組織のメンバー、地元消防団員など800人を超える方が参加しました。
太田地域は昨年9月18日に自主防災組織の結成率100%を達成し、自分たちのまちは自分たちで守ろうという意識が高まっています。今回の訓練では、防災関係機関と地域住民が協力した訓練、また平野部と山間部をあわせもつ太田の地理に合わせた訓練を実施しました。
今回の災害想定は、真昼山地内を震源とするマグニチュード7.7の地震があり、太田地域では震度6強を観測したというものです。
会場周辺の自主防災組織のメンバーや、地元の消防団員、太田分校生、小学生や地域住民などが、自主防災の意識のもと訓練に参加しました。訓練の様子を紹介します。
◆第1ステージの主な訓練内容(会場:太田庁舎・大町周辺)
〇一斉防災行動訓練(シェイクアウト) 〇建築物応急危険度判定訓練 〇現地災害対策本部設置訓練 〇街区火災初期消火訓練
太田庁舎内でシェイクアウト訓練の様子。大仙市では防災行動の第一行動として身をかがめて頭部を守るシェイクアウトを徹底しています。防災訓練でシェイクアウトが実施されたのは今回が初めてです。
支所内市民ホールに現地災害対策本部を設置し、被害状況の情報収集を行う様子
大町自主防災会の皆さんと太田南小学校の児童が参加したバケツリレーの訓練
◆第2ステージの主な訓練内容(会場:大台スキー場周辺)
〇道路寸断時住民救出訓練 〇倒木被害救出訓練 〇土砂災害救出訓練 〇救急搬送訓練
◆第3ステージの主な訓練内容(会場:太田公民館周辺)
〇救援物資搬送訓練 〇避難所開設訓練 〇AED操作訓練 〇炊き出し・給水訓練
航空自衛隊の大型ヘリコプターから支援物資が降ろされ、太田分校生がリヤカー等で運搬する様子
今回の防災訓練では、防災のプロによる高度な災害応急対応にふれることができました。そして、多くの地域住民の参加により、地域全体の防災意識の高揚を図ることができたように思います。
自分たちのまちは、自分たちで守ろう!その意識を持続して地域の防災対策をしていきたいものです。
訓練に参加・協力していただいたみなさん、本当にありがとうございました。