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秋田県大仙市公式ブログ

太田で開催「中学生防火防災弁論大会」

11月4日、太田文化プラザを会場に「中学生防火防災弁論大会」が開催されました。

この大会は秋田県消防協会大仙仙北美郷支部の主催で、中学生の防火防災意識を高めるとともに、地域住民の防火防災活動と防火防災意識の普及向上を図る目的で毎年実施されているものです。地域住民の防火防災意識を高めてもらいたいということから、開催地域については、大仙市・仙北市・美郷町で持ち回りしており、今年は太田地域での開催となりました。

今大会の出場者は全部で5名。発表時間は5分を基準とし、4分30秒から5分30秒以内、防火防災意識の普及啓発に適する内容の弁論となります。5分30秒をオーバーした場合は10点の減点、また論旨内容、表現、態度、感動の4項目に分けて減点方式により採点が行われます。5名の方々は、それぞれ中学生らしい視点で家庭・学校の日常にある防火防災の切り口をみつけ、自分の意見をわかりやすく伝えてくれました。

 

発表者の皆さんを発表順に紹介します。

発表1番 中仙中学校1年 藤田愛心さん「心に防災サイレンを」IMG_1767

 

発表2番 太田中学校3年 髙橋亜実さん「心の堤防を高くして」IMG_1776

 

発表3番 太田中学校2年 髙橋啓太さん「心にゆとりで火災を防ぐ」IMG_1801

 

発表4番 仙北中学校2年 加藤正弥さん「命を助けるために」IMG_1811

 

発表5番 豊成中学校1年 山手美夢さん「防火のために私ができること」IMG_1826

 

5名の方々は、ほとんど原稿を見ることなく、堂々と意見を述べていました。ゆるぎない自分の意見を持っていること、そしてこの大会に向け練習を重ねてくれたことが感じられました。

会場には太田中学校の全校生徒も訪れ、発表に真剣に耳を傾けていました。IMG_1834

会場は満席、多くの聴衆を前に堂々と自分の意見を述べてくださった5名の方々に大きな拍手が送られました。

 

また、消防・防災の関係者が多く集まり防火防災意識の向上を図るよい機会だったことから、今年、全国消防職員意見発表会で最優秀賞を受賞された角館消防署の新田理沙さんの意見発表も行われました。

新田さんは、角館消防署で予防・救急を担当しており、救急隊員でもある女性消防士です。心肺蘇生法をYouTubeで再生し、映像の中で新田さん本人が手順を説明してくれます。「すみません、誰か来てください」この音声で、映像が再生可能に呼び出されるといいます。新田さんは「私がお手伝いします。助けたい人がいるとき、私を呼んでください」と発表、全国一になった意見発表に大きな拍手が送られました。IMG_1838

 

防火防災について、多くの意見に触れた貴重な一日となりました。「自分たちのまちは自分たちで守ろう」、自助そして共助、大仙市が目指している姿です。中学生の皆さんそして新田さんの発表を聞き、改めて気の引き締まる一日となりました。

発表者の皆さん、素晴らしい発表をありがとうございました。

Posted under: 太田地域

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