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太田の火まつり

2月20日(土)、奥羽山荘西側広場を会場に第35回太田の火まつりが開催されました。

太田の火まつりは、雪中田植え・天筆焼き・紙風船上げなど太田地域に伝わる小正月行事を一堂に開催する太田地域の冬の一大イベントです。地域に伝わる小正月行事の伝承を目的とし開催され、まつり当日の参加だけでなく、紙風船の製作や天筆の準備にも、子どもから大人まで参加し、地域の伝統行事としてしっかり受け継がれています。

今年は冬まつりには珍しく雨の中での開催となりました。会場は奥羽山脈のふもとのため里より風が強く、準備中に一度張ったテントが飛ばされるアクシデントもありました。安全を考慮し、出店やプログラムの一部を「ふれあい館」の中へと移動し実施することに。さらに夕方になると雨が降り始め、残念ながらメインプログラムの1つである紙風船上げは中止の判断がされました。

あいにくの雨とはなりましたが、それでも地域の方々、紙風船づくりを体験してくださった方々が会場に足を運んでくださいました。

当日の様子を紹介します。

IMG_0522火を使用した火まつり、無事終えるよう、またみんなの願いごとが叶うよう、神事から始まります。

 

IMG_0536餅つきの様子。来場者も参加できます。この後、つきたてのお餅が振る舞われました。

 

IMG_0552神前に供えられたお菓子の福分け。来賓の方々がばらまくお菓子に子どもも大人も大喜びです。

 

DSCF1973雪中田植え。雨が降る中、かすりの着物に身を包んだ田ノ尻集落の娘さん達が、慣れた手つきで稲と豆を植えていきます。

 

IMG_4115東今泉八幡太鼓。「ふれあい館」に勇壮な太鼓の音が響き、観客も演奏にくぎづけです。

 

DSCF2074IMG_0587DSCF2093紙風船上げは中止となりましたが、「ふれあい館」内で膨らませ、今年の出来栄えを確認します。新作のくじら型紙風船も登場しました。

 

DSCF2199IMG_0628今年は特別協賛もあり、いつもにも増して華やかな冬花火となりました。

 

IMG_0643DSCF2238天筆焼きは、雨をものともせずよく燃え、皆さんの願いを天へと舞い上がらせました。天に向かうように燃える炎に、つい見入ってしまいます。

雨にもかかわらず外に出て、花火・天筆焼きを最後までご覧くださった来場者もたくさんいました。本当にありがとうございました。

雨は冷たく無情に降り注ぎましたが、「太田の火まつり」への愛着、そして地域の伝統行事を大切に思う気持ちを再認識でき、心は温まる「火まつり」となりました。

Posted under: 太田地域

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