2月20日開催されました太田の火まつり。あいにくの悪天候でしたが、来場者2,000人を数え盛会裏に終了しました。
実は翌日21日に太田地域ではもうひとつの小正月行事が開催されていました。
太田地域の田ノ尻集落では、小正月行事として紙風船上げなどを行っています。
まずは雪中田植え。太田の火まつりでも田ノ尻集落のみなさんに披露いただきましたが、今年2回目のためか、火まつりの際よりきれいに真直ぐできたようです。
続いて紙風船上げ。太田の火まつりでは風雨のため中止しましたが、こちらはどうでしょうか。
風が強かったため火玉をつけたものは1つだけでしたが、6個上げて3個成功。
月灯りに照らされて夜空に舞い上がります。
最後に天筆焼き。火を点けようとする攻め手、点けさせまいとする守り手がいる昔のながらのスタイルです。
太田の火まつりはこのような集落単位での小正月行事が減っていくなか、継承を目的にスタートした経緯があります。そんな中、地域の方々が集い、昔と変わらぬ姿で続けているこの行事。太田の火まつりの原点といえるのではないでしょうか。
参加者の中にはもちろん子どもたちもいます。雪遊びをしながらも紙風船上げの際には上がっていく巨大な紙風船に揃って夜空を眺め、目を輝かせてていました。この行事は永く続いていくことでしょう。
『奉納 鎌倉大明神 天筆和合楽 地福円満楽 太田地域太平楽 敬白』