ふるさとこんにちは

秋田県大仙市公式ブログ

こいのぼり 太田の空をおよぐ

5月5日の端午の節句が近づいています。太田地域でも気持ちよさそうに泳ぐ「こいのぼり」が見られました。image2image1IMG_3183

子どもの数が少ないことや、核家族化で留守中飾っておけないこと、家の中に「兜」や「鎧」を飾る家庭が増えてきたことなどから、「こいのぼり」が空を泳ぐ風景も珍しくなってきました。

 

端午の節句には、身を守る「鎧」や「兜」を飾ったり、強い香気で厄を祓う菖蒲やよもぎを軒につるす風習があります。現在では、性別年齢を問わず、菖蒲湯に入り無病息災を願う方もおられるようです。

また、端午の節句は、「菖蒲」を「尚武(しょうぶ)」という言葉にかけて、「尚武の節句」とも言われ、勇ましく飾る風習はここからきている一面もあるようです。

そして、「柏餅」を食べる風習は、柏の葉は新しい芽が出るまで古い葉を落とさないことから「家督が絶えない」縁起物として伝わっています。

様々な風習がありますが、端午の節句と言えば、やはり「こいのぼり」。登竜という激流を鯉が登ったという中国の伝説を受け、鯉には出世と健やかな成長を願う親の気持ちが託されています。

 

最近では「こいのぼり」が泳ぐ姿を見て喜ぶのは、子どもよりも大人かもしれません。「ここの家には男の子がいるな」「めんこがられているな」と健やかな子どもの成長を「こいのぼり」の存在で喜びます。

もうすぐ端午の節句。数々ある端午の節句の風習、一つ一つの意味を感じながら、子どもも大人も楽しんで過ごしたいものですね。

Posted under: 太田地域

Comments are closed.