5月19日、太田地域のあちこちで田植えが行われていました。晴天が続き、今週末が田植えのピークになりそうです。
太田の小神成地区では、基盤整備事業が終わり2年ぶりの作付となる区域が広がります。小神成地区の農業法人小神成ファームでは、直播に取り組んだり、大豆の作付に取り組んだりと多面的な経営戦略をとっています。
機械で植えつけられなかったところを手植えでなおしていきます。
三本扇地区のトザワファームにもお邪魔しました。若手をベテランさん達が支えます。
苗渡し、苗床洗い、ならし作業、言葉がなくとも流れるように作業がすすみます。
太田地域では、農業経営も法人化がすすんでいます。水田作付を行っている農業法人・生産組合は全部で10経営体、27年度の経営面積は約310haと太田地域の水田経営面積のおよそ12.3%を担っています。
法人化により、農業経営はますます効率化が求められていますが、実際に田んぼに足を運ぶと、そこには人と人との信頼関係があり、コミュニケーションがあり、昔「結」と呼ばれていたものに近いものを感じ、法人化の良さを発見できました。
この仙北平野の田んぼを守っているのは「地域力」。そんな思いを感じた田植え風景。この週末も太田のあちこちで田植えとなりそうです。農家の皆さん、法人の皆さん、熱中症には十分気を付けて作業にあたってくださいね。