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東部新規就農者研修施設 そら豆の出荷スタート!

東部新規就農者研修施設のそら豆の出荷が6月13日から始まりました。そら豆栽培の盛んな太田地域でもトップを切り、出荷となったようです。

太田地域にある同研修施設では、今年度10名の研修生が農業の知識と技術を学んでいます。研修2年目の方が3名、新規研修生が7名、10代から40代の農業経営を志す若者が、それぞれ専攻作物を決めて実践で農業を学んでいます。

そら豆担当は、冬季研修から継続し研修を続けている小山春紀さん(中仙地域)です。IMG_3613IMG_3582

4アールの畑に植えられたそら豆を研修生全員と指導員とで収穫していました。そら豆は全て手もぎのため、収穫には人手がいります。IMG_3616

今年の出来栄えについて聞くと、小山さんは「例年並みだと思います。上の方に実がついていないので、今後収量が伸びないこともあるかも」と慎重です。たくさんついている中から手早く選別し次々ともぎ取っていきます。「さやが水平より垂れてきたら収穫時です。産毛がなくなりつるつるしてきたり、さやの線が黒くなってくることも目安となります」と小山さん。

そら豆担当を決めたのは、収穫が早いことから「いちばん早く収入になるから」と言い切ります。小山さんは、そら豆の次は枝豆、そしてブロッコリー・カリフラワー、冬はハウスで花き栽培と1年のローテーションを描いています。また、そら豆が終わり抜き取った後もマルチがそのままブロッコリーに使用できると作業効率も考えています。経営を見据えた研修の様子に、頼もしさを感じました。

 

小山さんのほか、東部新規就農者研修施設で農業研修をしているメンバーの中には非農家出身の方もいます。4月に研修生全員で、太田支所を訪れた際には、「栄養価の高い野菜を作りたい」と話してくださった研修生もいました。

IMG_29884月5日、太田支所訪問の様子。一人ひとり自己紹介と意気込みを語ってくれました。

 

4月の研修開始から2ヶ月経ち、研修生の皆さんも土になじんできた頃と思います。これから次々と収穫を経験し、出荷の喜びを体験されていくことでしょう。

太田は、大曲仙北管内でも野菜・花きの栽培が盛んな地域です。近くに研修施設の卒業生である先輩もたくさんいます。研修生の皆さんには、たくさんの刺激を受けながら、農業知識・技術・経営ノウハウを学んでもらいたいと思います。

皆さんの成長と、次々と収穫を迎える作物の成長、どちらも楽しみにしています!

Posted under: 太田地域

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