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秋田県大仙市公式ブログ

「山の日」制定記念登山

真木真昼県立自然公園が位置する太田地域で、8月11日(木)の「山の日」に合わせ、制定記念登山を開催しました。同公園の豊かな自然を広く知ってもらおうと、太田支所市民サービス課の主催により開催したもので、一般参加者・ガイド・スタッフ合わせて32名が参加しました。

今回は、真木真昼県立自然公園内でも奥深い登山口である川口口から南風鞍(標高1,020m)を目指す行程で行われました。

朝6時に奥羽山荘駐車場に集合し、川口渓谷遊歩道口まで乗り合いで移動、準備運動をし注意事項を確認し6時30分頃出発しました。約2時間ほど川口鉱山跡まで遊歩道を歩き続けます。IMG_4481DSC03298

 

途中、ガイドリーダーの倉田さんの説明を聞きながら「オブ山の大杉」や数カ所ある滝を確認しつつ進みました。IMG_4499IMG_4510

 

川口鉱山跡にある登山口で小休止、ここからいよいよ山のぼりが始まります。木漏れ日の漏れるブナ林を進み、川口県境分岐へ。IMG_5051

川口鉱山の露天掘りの跡を見ながら登ります。IMG_5059

振り返ると稜線の合間から仙北平野が見えました。DSC03361

ほどなく川口県境分岐到着。秋田県と岩手県の県境で、両県にまたがる風を浴びながら一休みしました。IMG_4607IMG_5070

 

そして南風鞍へ向かいます。南風鞍へは二峠ほど。ときどき小休止をはさみ、ピーク850m地点へ。その後も藪深い中、アップダウンを繰り返しながら進みます。IMG_4557

途中、珍しい杉の大木と出会いました。IMG_5077

根が雪で押され横にのび、そのままもう一本の木として成長した杉の木です。ガイドリーダーの倉田さんも「文化財になってもいいほど珍しい木」と言います。登らなければ出会えない貴重な木、こんな出会いも登山の醍醐味の一つです。

 

登るほどに藪は深く、傾斜もきつくなりますが、11時過ぎついに南風鞍に登頂。全員で記念写真を撮り、昼食。登り切った山の上で食べる昼食は格別です。IMG_4567

頂上には日差しを遮るものがなく、夏の太陽が容赦なく降り注ぎます。一緒に登り切った達成感を共有し談笑したり写真撮影をしたり、風景を楽しんだり横になったりと思い思いに休憩を取りました。IMG_5098

中にはせっかくだからと、稜線づたいに風鞍(標高1,023m)へ向かった精鋭たちもいました。本来なら往復1時間半以上かかる行程を50分程度で折り返すという疲れ知らずぶりで「気持ちよかったですよ~」と爽やかに帰ってきました。

 

その後はみんな揃って下山。杉の大木・ブナ林・大岩、登りで出会った豊かな自然を振り返りながら、軽い足取りで下っていきます。登りで約3時間かかった行程を2時間ほどで下ってきました。IMG_4636

川口鉱山跡まで下りると、そこからまた遊歩道を1時間半ほど歩きます。スタート地点の川口渓谷遊歩道口へ戻ってきたのは午後3時半頃。みんな笑顔で下山できました。DSC_0578

初開催の「山の日」制定記念登山、ガイドの皆さんのおかげ安全に安心して行うことができました。事前にコース内の藪の下刈りを行なってくださったガイドさんもいます。本当にありがとうございました。

真木真昼県立自然公園内でも、奥深くなかなか登ることのない南風鞍を満喫できました。山に登ることの楽しさばかりでなく、県立自然公園の豊かな自然に触れ、自然への感謝が感じられる登山となりました。参加された皆さん、おつかれさまでした。

太田支所では、真木真昼県立自然公園の豊かな自然を広く皆さんに知っていただくため、今後も登山を計画していきます。定員を設けての登山となりますが、多くの方に同公園に足を運んでもらいたいと考えています。次回もご期待ください、ぜひ一緒に登りましょう!

Posted under: 太田地域

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