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今年も開催「山っこコンサート」

9月23日(金)、大曲農業高等学校太田分校の体育館で、山形大学大学院音楽芸術専攻生による「山っこコンサート」が開催されました。

昨年に引き続き2回目の開催となったこのコンサートは、山形大学大学院のピアノ専攻の大学院生5名と指導教員の佐川馨教授が、普段学んでいる音楽を「たくさんの人と一緒に楽しみたい、伝えたい」という思いから企画してくださったものです。研究活動の一環でわらび座を訪れ、太田に立ち寄り太田分校での「コンサート」を開催してくださいました。太田との接点は、佐川教授が秋田県民歌の作詞者・倉田政嗣の研究をされていることから始まり、一昨年の「倉田政嗣生誕120周年記念コンサート」で講演をいただいたことが強いご縁となっています。img_5361

 

太田分校では、より多くの皆さんに演奏を聴いてもらいたいと、隣の太田南小学校にも声をかけ、5・6年生が来場し、昨年より来場者の多いコンサートとなりました。

今回のコンサートでは、1台のピアノを複数人で演奏する曲を集め、「ソロ演奏では味わえない音の迫力や魅力を感じてほしい」という狙いでプラグラムを準備してくださいました。

有名クラッシクから、動揺、ポップスなど、おなじみの曲もあり、ハイレベルな演奏をより身近に楽しむことができました。img_5366img_5377img_5395

聴いて素晴らしいことはもちろん、演奏中の指の動きも目を見張るものがあります。

黒うさPの「千本桜」の演奏では、「ピアノの魔術師」と解説されるほど、テンポ良く速く流れるような指の動きに、思わず見惚れてしまいました。img_5387

1台のピアノを複数人で弾く迫力と息の合った動き、音の広がりとハーモニーの美しさは、圧巻です。

特に5人の演奏者で奏でた、松任谷由美の「春よ、来い」は、ピアノに向かい5人が揃って立ち、立ったまま弾く姿が印象的でした。チームワークの良さとテクニックに、音の重なりの繊細さと深さを感じ、歌の雰囲気がより重厚に感じられました。img_5406

今年の「山っこコンサート」も素晴らしい演奏をありがとうございました。

ハイレベルな演奏を、この太田の地で聴けるとは!「山っこコンサート」、すっかりやみつきになりそうです。また来年の開催も期待しています。

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