ふるさとこんにちは

秋田県大仙市公式ブログ

Home » 2016 » 11月 » 01

大農太田分校 全校民謡発表会

10月29日(土)、大曲農業高校太田分校で全校民謡発表会が開催されました。

太田分校では、特色ある学校づくりと郷土に親しむことを目的に全校で民謡に取り組んで7年目になります。

今年度は5月から月2回程度、1年生は太鼓、2・3年生は民謡演舞の練習を始めてきました。全校民謡発表会での披露を目標に、各パートに分かれて総合学習の時間で練習に励んできました。

講師は東今泉八幡太鼓保存会のみなさんと、秋田県民謡協会教授等の資格を持つ東エイ子(手踊り)、高橋昇幹(尺八)、小田島旺棟(三味線)、伝野幸夫(唄)、高橋邦子(唄)、倉田トキ子(小太鼓)各氏ともに地域の一流の方がたです。

この日午前中は紅葉祭(学校祭)、午後は全校民謡発表会と1日で2つ楽しめる日程でした。

発表のトップは何と言っても郷土芸能部。今年もイベントや福祉施設、病院等から次々と出演依頼を受け、県内各地を飛び回る人気ぶりです。昨年度は大仙市芸術文化賞特別奨励賞を受賞しております。img_6131

 

続いて師匠の模範演奏。img_6153img_6163

 

いよいよ1年生による東今泉八幡太鼓「ゴールド・メロディ」の演奏です。img_6169

力強いばちさばきによる、生徒一人ひとりの思いが伝わってくるような心の底からの響きでした。

 

フィナーレは2、3年生による民謡「長者の山」「秋田節」の演奏と手踊りです。img_6185img_6187img_6193

尺八、三味線、唄、小太鼓、踊りと各パートに分かれて練習を積んできたそうですが、息のあった素晴らしい発表に、会場に集まった200人以上の方々から惜しみない拍手がおくられました。

会場をあとにした方がたは「素直で一生懸命な唄や演奏は、聞いていてとても心地良く、感動した」「噂を聞いて角館から初めて来た。全校一丸となって民謡に取り組む姿を見て、この生徒たちに、今後たくさんの幸福が舞い込みますようにと願わずにはいられなかった」

「生徒の演奏を聞いて、講師陣の力量の高さを感じた。地元の方々が、継続して太田分校を支えていることに驚いた。小さいけれどキラリと光るものを持った良い学校だ」などと話していました。

 

玄関では、会場を後にする来場者をお見送りする姿も。おもてなし精神にあふれていました。img_6207

 

太田分校は全校生徒53名と小さな高校ですが、「地域と共に歩む」をモットーに地域に根ざしたさまざまな取り組みをしており、太田地域になくてはならない学校です。

民謡でこの地域の文化を、農業でこの地域の産業を、グラウンド・ゴルフでこの地域のスポーツをと、地域に寄り添う太田分校の活動に今後も注目していきたいですね。

払田柵 秋の風物詩《よみがえる平安の柵》

10月28日(金)、史跡払田柵跡で横堀小学校・高梨小学校の児童と史跡の里づくり委員会が、払田柵跡の周囲約3.6キロに旗を立て、当時の外柵を再現しました。

参加した児童たちは、1,200年前の当時を想像し、今自分たちの住んでいる地域に存在した、払田柵跡の大きさに皆驚いていました。

今回立てられた旗は、およそ1ヵ月間、晩秋の風に吹かれながら払田柵跡周辺を彩ります。

お近くをお通りの際は、ぜひお立ち寄りいただき、払田柵跡の広さ、雄大さご覧ください。

 

秋田県埋蔵文化財センター職員による払田柵跡の説明を真剣に聞く児童

img_3137

 

旗立ての前に「おらだのラジオ体操」

img_3157

 

田んぼを駆け回る児童。払田柵跡の広さに驚きっぱなし!

img_3164img_3177img_3183

柵磨呂君も登場

img_3231