ふるさとこんにちは

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太田の星☆ ひびき&ひだか編

一生懸命にスポーツに打ち込む姿を見て、感動や元気をもらったりすることありますよね。
そこで「ふるさとこんにちは」では、スポーツで活躍する太田の若者を紹介したいと思います。
題して「太田の星☆」スポーツで輝く姿と、スポ根アニメ「巨人の星」を意識してみました。
記念すべき、第1回で紹介するのは、秋田工業高校を卒業したばかりの髙橋響(ひびき)さん(18歳・新田出身)と大曲工業高校を卒業したばかりの髙橋陽喬(ひだか)さん(18歳・小神成出身)です。
2人は太田中学校野球部でチームメイトとして3年間を共に過ごした親友同士です。

インタビューしたいと連絡を入れると、それぞれ進学と就職を控え忙しい中にもかかわらず、2人とも快く太田支所まで足を運んでくださいました。
応接室に2人が揃うと、制服姿の響さんをみて、陽喬さんは「この格好でいいですか?制服のブレザー、後輩にあげちゃってないんすよ」とそわそわとし始めます。「なんもですよ。お話聞くだけですから。最後に写真撮らせてね」と伝えると落ち着く陽喬さん。
素直でハツラツとした2人の18歳に独占インタビューさせてもらいました。

 

響さんは、秋田工業高校で陸上部に所属し、個人種目でそして駅伝チームの一員として数々の栄光を残しました。
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Q.主な成績を教えてください
A.3年生時の主な個人種目の成績としては
県大会  3,000m障害 1位 / 5,000m 3位 / 1,500m 6位
東北大会 3,000m障害 5位
インターハイ 3,000m障害 決勝進出
駅伝チームとしては
県大会 優勝
全国大会 21位 です。
Q.1月に行われた都道府県対抗駅伝でも走りましたよね?
A.スタートを走りました。
Q.緊張しました?どんな気持ちでしたか?
A.3年間でだいぶ試合には慣れたので。場所とりを大切に走りました。
Q.中学校では野球部だったのに、陸上をやろうと思ったのは?
A.中学2年の時に、もっと上のレベルで戦いたいと思い、
ちょうど駅伝とも出会い、高校では陸上をやろうと決心しました。
Q.陸上の魅力は?
A.しっかり練習すると、力になって返ってくる。その充実感が陸上の魅力ですね。
チームで戦う場合も、チームメイトの遅れを挽回した時の達成感や勝利を分かち合えるところも魅力です。
Q.一番印象に残るレースは?
A.駅伝チームで走った県大会と全国大会です。
監督が最後の年でしたので、花を咲かせたいと思って走りました。
県予選からチームキャプテンをし、不安から思った走りができないことがあり、つらい時期もありました。
Q.今後は?
A.大学に進学して、陸上を続けます。

中学2年生で願ったとおり全国レベルで戦える選手となってしまうとは、優しそうな表情の下にきっと強い信念とたくさんの努力があったことだろうと推察されます。
今後は駅伝で有名な大学へ進学するそうです。テレビや新聞で名前を拝見できるかもしれない注目株です。

 

陽喬さんは、大曲工業高校の野球部に所属し、キャプテンとしてチームをまとめあげ甲子園出場を果たしました。IMG_8072

Q.主な成績を教えてください
A.3年生の時で
春季大会 全県3位
東北大会出場
甲子園秋田県予選  優勝
甲子園出場  ですかね。
Q.キャプテンだったんだよね?
A.あぁ、はい。
Q.監督の推薦で決まるの?
A.いや。自分から。コーチに勧められ、自分で監督に言いに行きました。
Q.おぉ~。すばらしい。野球部って多いよね?
A.各学年、20人ぐらいいます。
Q.それをまとめて、結果を出すってすごいね!
A.まとめたという自覚はないですね。
本当は厳しい言葉をかけなきゃいけない時も、最初のうちはできなかったです。
新チームになり勝てると思っていた県南予選を2回戦で負けてしまった。
その時から、甲子園に近づこうとチームが一つになり成長できました。
Q.60人もいれば、チームメイトだけど、ライバルだよね?
A.一人ひとりがレギュラーは譲れないという気持ちを持っているチームです。
インフルエンザで部員の10人以上が休んだ状態で大会に臨んだこともありますが、
自分のポジションは譲れないという気持ちがあるので、気力で発熱も寄せ付けずレギュラーで休んだのは1人だけでした。
Q.ポジションは?
A.高校ではずっとセカンドだったのが、夏前にショートに変更しました。
Q.もっとも印象深い試合は?
A.県予選決勝と甲子園での試合ですかね。
Q.今後は?
A.千葉県内の企業に就職します。軟式野球部があるので、野球は続けたいです。

陽喬さんは、日本学生野球協会の2016年度優秀選手に選ばれました。大曲工業高校から選ばれたのは、初めてのことだそうです。優秀選手に選ばれるためには、野球の成績だけでなく、学校生活や学業成績なども考慮されます。陽喬さんは、文武両道を実践し、その姿を見せることでチームを引っ張っていたのだろうと思います。後輩に制服をあげちゃうところも、チームメイトに頼られ慕われた証拠だなと思わずにいられません。

残念ながら、2人とも、今春、太田から羽ばたきます。IMG_8076

スポーツで輝く2人の「太田の星☆」、どこにいてもきっと輝いてくれることと思います。
欲を言えば、一回りも二回りも成長して太田にまた帰ってきてくれると嬉しいのですが。
いつだって、ふるさと太田では2人を応援しています!
がんばれ、ひびき&ひだか!