彩りの春。太田ではスイセンロード、家庭花だんや地域花だん、そしてソメイヨシノやシダレザクラが、華やかに春を彩りました。「ふるさとこんにちは」では、今シーズンは特に古木にスポットをあて、彩る春に歴史や浪漫を重ねて紹介しています。
そして、今回は「いじらしく咲くチューリップ」を紹介します。家庭で咲くチューリップはそろそろ見ごろを終える時期ではないでしょうか。花だんのチューリップと時期をずらし、大台スキー場では5月になってからやっと咲いたチューリップがあります。
これは、昨年12月5日、地域活性化推進室で発案し地域住民と一緒に球根を植えたものです。球根を植えた時には、スキー場の斜面にチューリップ畑が広がることを期待していましたが、5月9日やっとのことで数輪の花を咲かせました。
今春、芽吹きを待ちわびて、植えた場所を注目していると、もともと砂利まじりの土地であることに加え、大台スキー場の雪解けが遅く斜面の下の方であるため水はけが悪いことが判明し、芽吹きも心配していました。
4月24日に訪れると、芽が出ているのを確認。ちょっと感動です。
花が咲くのか心配でしたが、5月になるとつぼみも見えてきました。
連休中の陽気で、ついに開花。待ちわびた者にとっては、なんともいじらしい開花ぶりです。
植えた球根のうち、芽吹いたのは1割に満たない数ですが、チューリップの開花に嬉しさがこみ上げます。地域が明るくなる何かをしてみようと発案された球根植え、数は少なくとも芽をだし、花を咲かせることができました。「やってみよう」を始めなければ、芽吹きもなければ、実も結ばないですよね。地域を元気にする「まちづくり」を象徴する開花だからこそ、嬉しいのかもしれません。
緑の大台スキー場は散策にも、もってこいです。ゲレンデで、いじらしく咲くチューリップを探してみてください。これから咲きそうなつぼみもまだありますよ♪