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大仙市アーカイブズ開館しました!

こんにちは!西仙北の広報担当です。5月も後半。まだまだ昼夜の気温差が大きく感じます。みなさん、気温差で風邪を引いてませんか? 今回の記事は、5月3日に開館したばかりの、「大仙市アーカイブズ」について紹介したいと思います。実は、開館してから一度も訪れたことがなく、どんな場所なのかワクワクしながら訪問してきました。

 

みなさん、「アーカイブズ」という言葉をご存じですか?

アーカイブズ[Archives]という言葉は、日本語で「文書館」や「公文書館」と訳され、大仙市アーカイブズは、歴史資料として重要な公文書その他の記録を保存し、利用に供することを目的とした施設です。 JR奥羽本線「刈和野駅」から車で走ること約10分。県道113号線を進み、強首農協さんのガソリンスタンドの手前を左折すると見えてきます。旧双葉小学校の校舎を改修して今の大仙市アーカイブズが誕生しました。実は東北の市町村では初めての公文書館なんです! P1450104 P1450106 施設は2階建て構造になっていて、1階は大書庫、閲覧室、展示室などの一般のお客様にも利用いただけるフロアになっています。(一部立ち入り禁止区域あり)2階は特別貴重書庫などの歴史資料として貴重な書庫を保存しています。 一般のお客様は申請書に閲覧したい文書を申請書に記入し、職員が希望に添った文書を探してきます。お客様は閲覧室で文書を閲覧します。 P1450123 P1450120 こちらの写真は、旧双葉小学校の体育館を現在大書庫として活用しています。一般利用者は立ち入りできないのですが、19万冊収容可能で、30年ほどでいっぱいになる見込みです。LEDライトを使用し赤外線で資料を傷めないように配慮もしています。 現在、一般公開できる資料は1,500点ほどとのことでした。 P1450117 P1450118 その他にも、双葉小に関するアーカイブズや、 P1450130 P1450129 地域の様々な史料を展示していたり、 P1450131 動画視聴コーナーもあります。文書だけでは知ることが出来ない映像ならではの方法でみなさんに歴史を伝えていきたい、そんな思いが感じられました。 P1450132 飲食可能な休憩スペースも完備されており、一日いても時間が足りないくらい充実していました。 その他にも、市民の方から寄贈された写真等をデータ化して、何年経っても閲覧できるよう、歴史に残るように職員が取り組んでいて、大仙市に残る文書を後世に伝えていくことの重要さを感じました。大正3年(1914年)の強首地震では、様々な文書や史料が紛失・滅失したと聞いています。100年経った今、こうしてかつての被災地で、アーカイブズができたことは、感慨深い過程だと思います。

 

アーカイブズの帰りに是非立ち寄ってみてください!

近くには、乙越沼(おとごえぬま)もあり、放流したフナやコイが釣れる自然豊かな地元でも有数の釣りスポットです。冬には白鳥も見れるとのこと。普段は、誰か釣りに来ているんですが・・・あいにくこの日は人っ子一人いませんでした・・・P1450102 P1450093 いざ、沼に来てみると・・・大きい!!が第一印象でした。水も澄んでいてとてもきれいで、心穏やかになれるスポットでした。みなさんも、疲れたときには、是非この乙越沼にいらしてみてはいいかがでしょうか?落ちないように気をつけてくださいね。 P1450096 かの菅江真澄も文政9年(1826年)に訪れた場所です。

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