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大仙市指定天然記念物「一里塚の皀莢(サイカチ)」後継苗の里帰り

ふるさと中仙会の活動の一環として、地域のシンボル樹木として未来永劫残したいと、ふるさとへの思いを込め、同じ遺伝子をもつ苗木を増殖するサービスを活用して対象木「豊栄の松」「一里塚の皀莢」を平成16年に選定し増殖への事業を開始しました。
「豊栄の松」は平成20年にクローン苗木の増殖に成功し、現在、中仙市民会館ドンパルや中仙公民館豊岡分館に植栽されております。
「一里塚の皀莢」は増殖についての確実性がないことから実施出来ずにいました。その後、平成26年につぎ木台木となる苗木の準備が整ったことから、再度増殖試験を行い、平成27年2月には皀莢から小枝を採取し、これから穂木を採りつぎ木を行いました。その後2年間にわたり苗木を養苗しました。つぎ木により「一里塚の皀莢」と同じ遺伝子型を持つクローン苗木を育成することができました。

こうして、長い間、東北育種場で育てられた苗木がふるさと中仙に戻り、今度は地域の皆さんに大切に育てられ、大きく成長する姿を私たちの世代から子、孫の世代まで末永く見守られていくことを願い、6月1日、ふるさと中仙会の相模会長をはじめ十六沢地域のみなさんや東北育種場の方々で植樹を行いました。

s-一里塚の皀莢 s-一里塚の皀莢クローン苗

 

上:「一里塚の皀莢」

下:育成した「一里塚の皀莢」のクローン苗

 

 

 

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クローン苗木の譲渡

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育種場長、地元市議、支所長による植樹

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「ふるさと中仙会」相模会長はじめ十六沢地域のみなさんで記念撮影。

まだまだ小さな皀莢ですが、地域のみなさんと共に見守りながら大切に育てていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Posted under: 中仙地域

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