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秋田県大仙市公式ブログ

「食生活について考える」大人の食育教室開催

11月21日、おおたコミュニティプラザにおいて「大人の食育教室」が開催されました。
この事業は、市健康増進センター東部が主催。
昨年に引き続き2回目の開催で、今回も東部新規就農者研修施設の20~30代の研修生9名を対象に実施されました。

まずは座学から。
健康増進センター東部の管理栄養士の茂木さんを講師に、食事バランスガイドについて説明を受けながら、普段の食生活を見直します。
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30分くらい机に向かった後は、いよいよ調理室へ移動。
調理室で準備を進めてくれていた、健康増進センター東部栄養士の安達さんと、本日ご協力をいただく太田地域食生活改善推進員(ヘルスメイト)の皆さんと合流し、いよいよ実習に移ります。
食生活改善推進員とは、日頃から地域の食育に関する活動をしてくれるボランティアの皆さんです。

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調理実習と言っても、メニューが決められているわけではありません。
さきほど座学で学んだ栄養バランス等に気を遣い、用意された食材を使って自分たちで献立を考えることから始まります。
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4~5人ずつ2グループに分かれ、用意された食材と、レシピ本を参考に話し合いながら、時間内に作れそうな主菜と副菜を考えます。
ちなみにこの日の食材には、農業情報センターで研修生自ら作った野菜やリンゴの提供もありました。

一見、いちばん難しそうな献立でしたが、話し合い開始から5分くらいで
どちらのグループもスピーディーに献立を決め、食材を手に早速調理に移っていきます。
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1グループは豚バラ肉と豆腐、2グループは鮭の切り身とトマトがメインなようです。
果たして、どのようなメニューがつくられるのでしょうか。

両グループとも、抜群のチームワークで手際よく作業を進める様子を、カメラ片手にただただ見守ります。
その手際の良さは、もう片方のテーブルで調理を進めていた食生活改善推進員の皆さんも驚くほどでした。

調理開始から約1時間で、両テーブルには完成した料理がずらっと並びました。
aDSC_2459 aDSC_2458~この日の献立~
・1グループ
主菜 テレビでおなじみ豚バラ白菜
副菜 ゆずるオリジナル豆腐の野菜あんかけ

・2グループ
主菜 鮭と野菜の中華炒め
副菜 トマトと白菜のイタリアン煮込み

・食生活改善推進員&栄養士グループ
主菜 野菜の卵とじ、きのこの甘酢あんかけ
副菜 温野菜サラダ

これにとどまらず、研修生の皆さんは余った食材を使い、「サツマイモのきんぴら」と「キャベツと卵のソテー」を手早く調理。
色鮮やかな食卓の完成です。

aDSC_2463農業情報センター高嶋所長より、「いただきます」のあいさつ後、にぎやかな昼食会が始まりました。
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1グループの主菜、「ゆずるオリジナル豆腐の野菜あんかけ」の考案者である竹村譲さんは、活動を振り返り「農業は体が資本だと思う。今回の講座で学んだことを日々の食生活に活かして、消費者の視点でおいしい野菜が作れるように農業を頑張っていきたい」と感想を述べていました。

高嶋所長のあいさつにもありましたが、農業に携わっている人は健康寿命が長いということが統計的にあらわれているそうです。
その理由としては、農家の皆さんが農作業で運動不足を免れていることの他に、日頃の食生活において野菜の摂取量が多くなることも関係しているようです。

野菜や穀類には、現代人に不足しがちな栄養素が多く含まれています。
現代人に蔓延する生活習慣病予防のカギは、農家の皆さんが作る野菜にかかっている・・・つまり就農者の皆さんは「食育の一端を担っている」と言っても過言ではありません。
これから農業に携わる皆さんにとって、この食育教室で学んだ食生活バランスガイドを始めとする食の知識は、貴重なものとなるのではないでしょうか。

最後に皆で記念撮影。
aDSC_2480 aDSC_2487本日ご指導いただいた健康増進センター東部分室の茂木さん、安達さん、そして太田のヘルスメイトの皆さん、ありがとうございました!

Posted under: 太田地域

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