みなさん、こんにちは!
西仙北地区の広報担当です。
今回は、11月22日(水)に寺館地域ふれあいセンターで行われた日赤の講習会の模様を紹介したいと思います!
参加者は、寺館奉仕団(寺館地区・九升田地区・大巻地区)の18名です。
日赤の講習会といっても、実際どのようなことをするのか分からない方もいらっしゃると思います。今回の講習会では、炊き出し訓練や、救急法心肺蘇生法の講習会を地域の方向けに、日赤秋田県支部の職員がレクチャーしました。 今年は8月の集中豪雨による水害で寺館地区の方々が被災した経緯もあり、炊き出し訓練にも関心が高く、参加者も多かったようです。
非常炊き出し訓練を職員がレクチャーしています。
上の写真は、ポリ袋にお米と水を入れている様子です。
熱に強い特殊なポリ袋(例:中低圧ポリエチレン)を使用しています。鍋に袋のまま入れることができ、出来上がれば袋からそのまま食べられます。容器・食器・箸を不要です。袋に詰めたまま配送ができるので、携帯用としても取り扱いが便利です。
災害時は、水の供給も限られていることを想定し、少量の水でも炊ける袋なのです。
↑ハイゼックスといわれる熱に強い特殊な袋です。
袋中に空気が残らないように空気をぬきながら輪ゴム等で口を固くしばります。
沸騰したお湯の中に入れて30分煮ます。鍋の外に出して5~10分蒸せば出来上がりです☆
お米を炊いている間、心肺蘇生法の講習を受けました。
職員のレクチャーです。
人が倒れている場合、近づく前にまずは周囲の安全の確認、そして傷病者の状態を確認することが必要です。上の写真は、肩を叩いて声をかけ、意識があるか確認しています。 その後、協力者を求める・呼吸を確認する・胸骨圧迫をする・AEDを使用するなど、状況に応じて対応していく必要があるようです。
胸骨圧迫をしています。
実際にAEDを使って体験中です。電極パッドを装着しています。
街中でよくみかけるAEDですが、正しく使える方はそんなにいないのではないでしょうか。 もし、「誰かが倒れている」そのような場に遭遇したとき、心肺蘇生・AEDができるためにも、今回のような講習会に積極的に参加することが重要だと感じます。
さて、お米が炊けたようです♪ 参加者みなさんで試食会をしました。とても美味しいとのこと!
今年の7月の水害により、避難所で過ごした方がたくさんいます。避難者からは「温かいものを食べたい」や、「米が食べたい」等の声もありました。今回のような少しの水でも炊ける炊き出しが、災害時に必要なのだと感じました。
参加されたみなさん、大変お疲れ様でした☆