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秋田県大仙市公式ブログ

東今泉八幡太鼓 青少年育成功労で県表彰受賞

太田地域の東今泉八幡太鼓(大信田悟代表)は、昭和55年結成の太鼓演奏グループです。現在は小学生から大人まで総勢21名で活動しています。

東今泉集落にある神社で古くから奉納されていた神楽(かぐら)が廃れたことを憂いた当時の青年達が、「神楽を残していきたい」「地域を元気にしたい」との思いから東今泉八幡太鼓の活動がスタートしました。お囃子をモチーフした創作太鼓演奏から始まり、神社祭典への奉納を中心とした活動をするうちに、技術を磨き知名度をあげ、現在では県内外のイベントにも多数出演するような団体へと成長しました。

H30.2.3太田の火まつりに出演する東今泉八幡太鼓の皆さん

平成11年には、ジュニアチームを発足し、後世に芸術文化を継承するという大事な役目を果たしつつ、太鼓の練習や、その成果を多くの人にお披露目することを通じて、青少年の心身の健全な育成をはかっています。また、平成26年からは大曲農業高等学校太田分校が全校生徒で取り組んでいる「全校民謡」の一環として、生徒に対して太鼓指導を継続的に行っています。
このような積極的な活動から、このたび、青少年育成秋田県民会議の表彰を受けました。今年、この表彰を受けた団体は全県で3団体、大仙市では「東今泉八幡太鼓」のみです。

表彰式に参加した大信田悟代表

 

この表彰を受け、6月9日には、「東今泉八幡太鼓」の現メンバー、結成当初のメンバー、活動を支える地域の皆さんが参加して、受賞をお祝いする会が開かれました。
大信田代表から「私たちの東今泉八幡太鼓は結成38年となり、秋田県で一番歴史が古い太鼓グループとなった。結成当初は練習場所がなく、太田公民館に落ち着くまで神社の境内や大台スキー場の駐車場など練習の度にいろんなところに移動して歩き苦労した。太田公民館が練習会場となり30年余り、今まで続けてこられたのは毎度こころよく練習場所を提供してくださる太田公民館と、公民館から大きな太鼓の音が響いても苦情一つない地域のみなさまのおかげだと、深く感謝している。平成25年に宝くじ助成を受けて太鼓の修理をしたが、このとき修理完了を確認に来た宝くじ協会の方が、私たちの練習場所である公民館集会室の『天に轟(とどろ)き、地に響く、東今泉八幡太鼓 がんばりを応援します 太田公民館』という掲示を見て、こんなにも地域から応援してもらっている太鼓グループは、日本全国どこにもないと大変驚いていた。練習場所の確保に苦慮している太鼓グループが多く、私たちは本当に恵まれている。今回の受賞を励みに、さらに頑張っていきたい」と感謝の言葉が述べられました。喜びを関係者みんなで分かち合い「おめでとうございます」の趣旨で、この会が開催されたと思いきや、なんと団体の側から「このような表彰をいただき、ありがとうございます」という想いで、開催されたとのこと。
謙虚さと、地域を想う気持ちが強く感じられます。結成時から「地域を元気にしたい」と活動されてきたその趣旨を変えることなく活動を続けてきた姿に、本当に感謝と敬意を感じます。
「東今泉八幡太鼓」の皆さん、この度はおめでとうございます。皆さんの活動は、地域の誇りです。これからも、今までどおりそしてますますご活躍ください。イベント時にはまたよろしくお願いしますね!

Posted under: 太田地域

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