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秋田県大仙市公式ブログ

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大仙を学ぼう!夏休みの「ふるさと博士育成」事業

大仙市教育委員会では、子ども達のふるさとを愛する心を育て、地域の将来を担う人材の育成を目指すことを目的に、小学校3年生から中学校3年生までを対象として「大仙ふるさと博士育成」事業に取り組んでいます。
この事業はポイント制になっており、地域行事への参加や、企業・施設等での見学・体験など地域と関わる活動をすることで、見学や説明を聞いた場合は1ポイント、体験活動を行った場合は2ポイント、運営のお手伝いなど貢献するような活動を行った場合は3ポイントです。そして、たまったポイントに応じて10ポイントで初級、30ポイントで中級、60ポイントで上級、100ポイントで名誉博士に認定されます。夏休み直前の7月18日時点では、ふるさと博士の認定者数は、名誉博士が6名、上級が22名、中級が483名、初級は2648名にものぼります。

この「ふるさと博士育成」事業に、より取り組みやすくするために、毎年夏休みや冬休みには「企業見学DAY」が企画されています。大仙市内の企業や施設を見学・体験活動ができるよう参加者を募集し、毎回募集人員を大幅に上回る申し込みがあるそうです。そして今年の夏休みには、新しく「ふるさと農業体験DAY」が追加されました。今回、農業体験を受け入れてくれたのは、太田の太田農業振興情報センター、大曲のアグリフライト大曲、協和の農業組合法人たねっこの3施設です。

7月25日(水)に行われた、太田農業振興情報センターの「ふるさと農業体験DAY」の様子をお知らせします。
太田の広報担当として、また小学4年生の保護者として、この事業の良さを伝えたいと思い参加申込しておいたのですが、やはり人気でした。定員に間に合ってよかったと、一安心。生徒児童が24人と保護者が20人、気温32度をマークする午後の時間帯にもかかわらず、みんな楽しみに来ているのが、表情でわかります。まずは、センターの2階会議室で木村喜代美所長から研修施設の説明がされました。「ここは農業を仕事にしたいという人達が勉強するところです。今は9人が勉強していて、3人の先生がいます。野菜や果物を育てていて、ハウスが大小10棟、畑は6600㎡、そのうち3分の1ほどが果樹です。今日はブルーベリーの摘み取り体験をしてもらいます。自分で獲ったものは、持ち帰ってお家で食べてくださいね」一人ひとりに摘み取ったブルーベリーを入れて帰る容器が配られました。また木村一虎先生からはブルーベリーの説明がされました。「この研修施設のブルーベリーは、5品種ありましたが、植えてから15年と長くなり、品種の違いはわからなくなりました。色の濃いものでぽろっと手でとれるのが熟していて甘いですよ。消毒していないので、摘み取ってそのまま食べても安心です。白い粉がついていることがありますが、植物が自分の身を守るために出した粉なのでそのまま食べられますよ」何度となく足を運んでいる農業振興情報センターですが、自身も学ぼうと思ってきたのは初めてです。参加者の中で一番真剣にメモを取ったのは私のような気がします(笑)無農薬のブルーベリーに想いを馳せて、いよいよ暑い外に出ていきます。
外では研修生が待機しており、先生役になって摘み取りの仕方を教えてくださいます。ただ立っているだけでも汗が落ちてきますが、摘み取りを始めると暑さも忘れます。一度にたくさん収穫したい母と対照的に、我が家の娘さんは、黒っぽくて大きめで傷んでいないブルーベリーを選別しながら丁寧に摘み取っていきます。待っている時間に、研修生の方に聞くと○○ベリーと名のつくものでも、分類はそれぞれ違い、イチゴ(ストロベリー)などは「バラ科」なのに対し、ブルーベリーは「ツツジ科」になるそうです。大人も勉強になります。より熟している実を探しながら、夢中で摘み取っているとあっという間に、持ち帰りの容器がパンパンになり、そろそろ終わりです。汗を拭きながら、センターの2階会議室に戻ると、参加者全員で食べられるように、茹でたトウモロコシが準備されていました!うれしい心遣い♪今回、研修施設では「楽しい夏休みの一日を農業体験して過ごしてもらいたい」「農業研修施設は、おいしいものがたくさんあるところだと思ってもらいたい」と、子ども達を迎えてくださいました。
研修施設では、野菜や果物の栽培を通じ、手間と愛情を注ぎ大きく美味しく育てることを日々実践しています。その大事に育てた美味しい野菜や果物を感じてもらうことで、農業への関心が高まる気がします。農業のプロのおもてなしは、気取らなくてもありのままで、大仙の良さを伝えてくれていると強く感じました。
参加された皆さん、農業振興情報センターの皆さん、暑い中お疲れさまでした。
この日ゲットした2ポイントは、特別に暑くて熱いポイントな気がします。小中学生の皆さん、「ふるさと博士」の認定を目指して、これからもがんばってくださいね!

消防訓練in神岡中央公園〈公園会場では、はじめての訓練実施〉

7月1日(日)、初夏とはいえ強い日差しの中、神岡地域消防訓練大会が行われました。
例年は中川原コミュニティ公園を会場にしていましたが、水害の影響もあり今回は場所を移して神岡中央公園での開催となったものです。

規律訓練のための旗印は、小山の腹に…斬新ですよね (○_○)!!

そしてはじまる訓練、まずは小型ポンプ操法の部です。
ほんの1分の間に、ポンプを接続し水を吸い上げ、火点めがけて正確に放水するというのはかなり難易度が高そうですが…
日頃の訓練の賜物(たまもの)でしょうか。
声をかけ合い、タイミングを合わせて高得点も狙います。

小型ポンプ操法の部では、第2分団1班が優勝しました。
規律訓練は、消防団神岡支団第1分団と第2分団の合同チーム、「神岡支団チーム」が練習の成果を披露!

いざというとき、自分たちの手で暮らしを守る消防団。
暑い日差しの中でも長袖・長ズボンですが、ピリッと気が引き締まるあの団服。
彼らの熱い気持ちと日々の努力に、敬礼っ (⋆`・Ꮚ・)ゞ