10月3日、台風一過の秋晴れのこの日、太田では、秋ならではの子どもたちの活動が目白押しでした。その様子をお伝えします。
まずは、「スポーツの秋」にちなんだ活動から。
太田東小学校(菅原潔校長・児童数115名)のマラソン大会にお邪魔しました。菅原校長先生は「今年度の学校行事は全て晴れ、お天気に恵まれています。今日は学校生活の『あいうえお』の中の『う』運動をします。皆さんにお願いです。『にげない』今日はこれを約束してください」と挨拶がありました。
全校児童から「はい!」という元気な返答があり、なんだかそれだけで感動の予感がします。地域の方や保護者の方も応援に駆け付けていました。
走る距離は、1・2年生は1㎞、3・4年生は1.2㎞、5・6年生は1.5㎞です。疾走順は3年生から始まり4年→1年→2年→5年→6年の順番でした。次のレースの学年はフィールド内で待機しますが、それ以外の学年はコース脇で声援をおくります。

走るのも声援をおくるのも、全力!お天気さながらスカッとするようなマラソン大会でした。特に4年生のレースでは、最終ランナーがグラウンドに戻ってくると、走り終わった同級生たちが駆け寄り伴走する姿も。
校長先生の挨拶の「にげない」ことを有言実行したランナーと、それをサポートした仲間に感動を受けました。
次に「秋のフィールドワーク」の様子をお伝えします。
太田地域の奥羽山荘や秋田奥羽グラウンド・ゴルフ場の手前にある体験施設「モリボの里」は「おでかけの秋」にぴったりの場所です。ふれあい動物舎やビオトープ、散策路などがあり、園児の遠足や小学生のフィールドワークに人気のスポットです。
お天気に恵まれたこの日は、四ツ屋保育園の年長さん・年中さん・年少さん、中仙小学校1年生の皆さんが訪れていました。モリボの里の管理人さんは「春もたくさんの人が来てくれたけど、これからが一番いい季節。木の実などもたくさんあり、散策もめいっぱい楽しめる。ここには、市内の西部南外からだって来てくれる。動物園よりも近い位置で牛や馬にも触れ合える。昔は家庭にいた動物でも、今の子ども達は犬や猫しか知らないから、ここで違う命を知ってもらうことは、すごく良い情操教育だと思っている」と話してくれました。拾ったドングリを見せてくれた子や、ウサギを触ったよと教えてくれた子、どの子も満足そうな笑顔、人気の理由も納得でした。


ちなみに、四ツ屋保育園の皆さんにはウサギが一番人気、中仙小学校の1年生にはクジャクが一番人気でした。