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押切の火振りかまくら(中仙地域)

平成31年2月14日(木)午後7時ころより、大仙市下鶯野地区の押切町内会館周辺において、地元の伝統行事『押切の火振りかまくら』がとり行われました。

火振りの行為は、田んぼの厄(鳥獣や病害虫など)を追い払うことを目的としているとの説があるそうです。

町内の方でなくても、お願いすると火振りを体験することができ、私も体験させていただきました。

実際やらせていただくと、厚着をしているので火への恐怖はそれほど感じませんでしたが、煙が目に入ってちょっと苦しかったです。。。

JR田沢湖線の角館駅と鴬野駅の間の線路脇で行われているため、通過する電車をバックとした写真を撮ることもできます。

 

昨年は各地で豪雪、豪雨、台風、地震などの災害が多発し、夏の暑さも災害級と表現されるなど、災難の多かった1年でした。

今年も初詣をされた方は大勢いらっしゃると思いますが、年間を通してこういった行事に参加し、楽しみながら平和な一年を願ってみるのもいいものではないでしょうか。

 

太田の星☆スター軍団

スポーツで活躍する太田の若者紹介シリーズ「太田の星☆」の第3弾、今回は太田中学校の卒業生で、現高校3年生の「スター軍団」を紹介します。
現高校3年生の皆さんの中に、各高校でスポーツ部のキャプテンを務めた方が8人もいます。一学年(58人)から8人もキャプテンを輩出したら、「スター軍団」と呼んでも大げさではない気がします。
この「スター軍団」の皆さんにお話を聞きたい!という願いを、太田中学校の鈴木利浩教頭先生が叶えてくださいました。ありがとうございました。
鈴木教頭先生は、このスター軍団が卒業時に野球部の部長を務めていらっしゃいました。今回のスター軍団には野球部出身が5人、教え子たちとざっくばらんに語っていただきたいと思い、お集まりいただく日程調整から保護者の方への連絡、さらに当日のコーディネーターまでもお願いしてしまいました。

8人のスター軍団のメンバーは
◎大曲農業高校・ハンドボール部主将・髙貝笙也(しょうや)
◎大曲農業高校・野球部主将・佐々木睦月(むつき)
◎角館高校・バレー部主将・永山叶恵(かなえ)
◎秋田北高校・バレー部主将・煤賀愛純(あすみ)
◎角館高校・野球部主将・髙階陽希(はるき)
◎大曲農業高校・サッカー部主将・伊藤奨真(しょうま)
◎大曲工業高校・野球部主将・佐藤雅哉(まさや)
◎大曲高校・野球部主将・髙橋大翔(ひろと)

ざっくばらんにという思いはありましたが、緊張の面持ちの8人。久々に会えた友達同士、おしゃべりする間もなく支所の応接室に通されて、ざっくばらんに話せるわけはありませんよね。それでも、キャプテンを務めあげた責任感のある方たちなので、質問にはきちんと応えてくださいます。
8人顔を見合わせて、誰から話すか目くばせをしたり、挙手が重なると譲り合ったり、恥ずかしさと責任感の狭間に揺れるその行動一つ一つが、高校生と接する機会がない私にはとにかく新鮮でした。

鈴木教頭先生から最初の質問は「高校でキャプテンを務めた皆さんですが、大変だったことは?」
・いろんな中学から集まってくるので、一つにまとめるのが大変だった。
・意思の統一が大変、チームを一つにすることが大変だった。
・先輩の伝統をつないでいけるのか、先輩に近づくことを意識していた。

次の質問は「中学と高校の部活の違いって?」
・練習のキツさが違った。高校で部活動をすることの覚悟が足りなかった。
・高校の部活は自分だけでなく、周りへの指示が必要だった。
・中学ではやらされる感じで、言われたこと、教えられたことをやっていたが、高校では自分でどうしたらいいのか考えることが多かった。

「キャプテンをやってよかったことは?」
・目上の人、大人との会話やマナーについて知れた。
・人の意見を聞くことの大事さに気づいた。
・自分だけでなくチーム全体を見ることで、視野が広がった。
・人前で話すことが苦でなくなった。
・責任感が強くなった。

「チーム内で反発があった場合、どんな対応をした?」
・いつも反発を抑えようとせずに、反発意見を監督に伝えたこともある。
・自分から前向きに考えて、がんばろうと声かけをした。
・さぼり癖のある人がまとまらないように意識した。
・鬼ごっこなど、楽しめるメニューなどを考えて練習した。

キャプテンを自ら志願した方は8人中1人、指導者や先輩が話しあい指名されることが多いそうです。鈴木教頭先生は、「信頼されていた、認められていたことは素晴らしい。一つの中学校からこんなにたくさんのキャプテンが出たのは、30何年も先生をやっているが初めてだ」とお話しされました。

このスター軍団は、どのようにして生まれたのか、お話しの中で自分たちの小中時代を振り返り「小学校でも中学校でも真面目が当たり前の世界だった」という意見がありました。鈴木教頭先生も「んだな。この学年はまじめだった。やるのが当たり前と思ってやれる、そんな環境を作ったのは親だと思う」とお話しされます。スター軍団を育てた背景には、親の行き届いた教えがあったのだと思います。そしてもちろん鈴木教頭先生に磨いていただいたことも大きくあると思います。
このスター軍団は、駅伝の全国大会出場を果たした学年です。

当時のブログ記事はこちから→太田中学校走り抜きました!駅伝全国大会

駅伝部や陸上部のない太田中学校で、走ることに真摯に向き合い、自分のベストを尽くすことそしてタスキを繋ぐことを、全国レベルでできた学年です。話を聞く中で、やはり「真面目な世界」で「当たり前」と思って取り組む、その姿勢こそが信頼され認められる人材へと成長できたことにつながっているような気がします。いい環境、いい仲間に恵まれた皆さんだと強く感じます。

中学校でのエピソードを聞かれると「夏の大会前、先生が奥さんと一緒に50個ぐらい『ゆで卵』を差し入れしてくれたことを覚えている。あの『ゆで卵』は、大会に臨むスイッチだった」とお話しがありました。鈴木教頭先生は「嬉しいな。奥さんにも報告するがらな」と本当に嬉しそうでした。

「これからの意気込みを教えてください」
・野球や駅伝でお世話になった地元に恩返しがしたい。
・年の離れた人とも接するので礼儀に気をつけたい。
・仕事をやめないで、自分に厳しくやっていきたい。
・信念を持って、目標に向かっていきたい。
・親に感謝の想いを伝えたい。

一つのチームを引っ張り活躍してきた皆さんの言葉には力があります。努力し厳しく駆け抜けてきた皆さんでしょうが、功績もさることながら、信頼され認められた人柄がわかるお話が聞けて、大変貴重な時間となりました。新生活に向かって忙しい中、お集まりいただき本当にありがとうございました。

太田支所の谷口支所長からは「それぞれの新生活があると思うが、疲れた時には太田に戻ってきて息を吹き返してほしい」と激励がありました。
そうですよ、地元は皆さんの味方です!欲を言えば太田に戻って、この地域を盛り上げる存在になっていただければありがたいです♪スター軍団の皆さんは太田の誇りです、太田の星☆と思って応援しています!新生活でもガンバレ☆