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太田町民謡同好会 「元気なふるさと秋田づくり」顕彰事業表彰

2月25日(月)、仙北地域振興局で「元気なふるさと秋田づくり」顕彰事業表彰式が行われました。
「元気なふるさと秋田づくり」顕彰事業は、秋田県が地域づくり活動の活性化を図ることを目的とし、自立的・主体的な活動を行っている団体・個人を表彰する事業です。今年は7団体1個人が表彰を受け、そのうち太田地域では「太田町民謡同好会」が受賞されました。

太田地域からは今まで、24年度に「ちっちゃいもの倶楽部」、27年度に「小神成集落会」、28年度に「太田北小学校児童会」「太田一杯の味噌汁プロジェクト」、29年度に「おおた花の会」が表彰を受けています。
どの団体も、「太田地域のまちづくりと言えば、この方たち」という、地域を元気にする活動を頑張っている皆さんです。今年の受賞団体「太田町民謡同好会」は、昭和59年に太田地域の民謡を愛好する方々によって設立されました。毎年太田で開催される「秋田おはら節全国大会」では、第1回大会から実行委員として大会運営を支えてくださっています。大会当日にはおはら節の伴奏を務め、県内外から出場される方をおもてなしし、民謡を通じた地域の活性化を図っています。また、3年前からは「秋田おはら節講習会」を主催し、正しい民謡の継承に取り組んでいます。

さらに、特色ある活動として、9年前から大曲農業高等学校太田分校の生徒へ民謡指導をおこなっています。太田分校の特色ある学校づくりに全面的に協力し、総合学習の時間を使い月2回ペースで全10回、民謡や手踊りの指導を行っています。太田町民謡同好会の皆さんは、その授業時間に合わせ学校を訪問し、手踊り・唄・尺八・三味線・太鼓などパートごとに指導役を務め、若い世代への民謡継承にご尽力されています。その成果は毎年太田分校の全校民謡発表会で披露され、地域住民や保護者の皆さんに感動を与えています。
このような民謡を通じた地域の活性化をはかる活動が評価され、この度、栄えある受賞となりました

表彰式に参加した高橋利郎会長は「地元が元気でないといけないと思い、地元を大事にして活動しています」と地域への想いを語りました。また、活動の内容を説明し「地域での民謡の継承・普及をはかるためにも、公民館事業や地域子ども会などでも機会があれば民謡指導をしていきたいと思っています」と今後の活動への意欲をスピーチしてくださいました。

表彰式では、主催者あいさつとして草彅作博仙北地域振興局長が「皆さんの活動は、地域の方々が地域を愛する大事な取り組みで、地域のための貢献活動である。このような活動が地域のあちこちにあることで、これからの『せんぼく』を支えていく活動となりうる。皆さんの活動により、他地域からみてここは良い地域だと思われることにつながる」とお話がありました。
また、受賞された方のスピーチの中には、「楽しそうに活動している人が多いと、イベントに来た人も楽しい気持ちになり、楽しみはつながっていく」ということをお話しされた方がいました。また「大人がこの地域で楽しく頑張っている姿を見せることで子ども達はこの地域へ戻ってくるのではないか」と語った方もいます。
受賞団体の皆さんの言葉には、この地に対する愛着と活動を楽しむ姿が感じられました。地域を元気にするには、今暮らしているこの地で、自らが楽しむ姿勢が大事ではないかなと強く感じました。

太田町民謡同好会のほか、大仙市では「大曲商工会議所南部地区協議会(角間川・藤木)」「大仙自然保護の会(大曲)」「にしせん未来塾(西仙北)」が表彰を受けました。
仙北市や美郷町からも3団体1個人が表彰されています。大仙市とは違った発想や資源・地域特性を活かした活動発表がされ、刺激を受け参考になりました。
受賞された皆さん、おめでとうございます。これからの活動も期待しています!