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令和元年記念 桜植樹

太田地域川口集落では、新天皇のご即位を寿(ことほ)ぎ、令和元年を記念して5月5日、川口運動広場で桜の植樹を行いました。
五月晴れの天気に恵まれ、8時前には子や孫を連れた家族がぞくぞくと集まり、令和の新しい時代の幕開けをみんなで祝おうとする想いが、運動広場いっぱいに広がっていました。

植樹にあたり谷口章総代から「この広場は、川口の大切な財産。新天皇が即位され、令和元年の記念すべき年の子どもの日に、みんなで桜を植え、大事に育てて、きれいな花を咲かせ、大切な財産を新しい時代へ引き継いでいきましょう。桜の花が咲きそろうようになるまでみんな元気でいて、何年か後には盛大な花見会を開きましょう」とあいさつがありました。
川口集落は、毘沙門、中村、清水川、北川口の4つの小集落で構成されています。直径7~8センチのベニシダレ桜、オオヤマ桜、ヨウコウ桜、ジンダイアケボノ桜の4種類を各8本ずつ合せて32本を、小集落ごとに植樹しました。

     

現在、川口集落(110世帯)は小学生が7人しかいませんが、この日は里帰りした両親と一緒に「外孫」の子どもたちも20人ほど参加し、「この子どもたちがみんな川口に住んでいればな…」と話している方がいました。

運動広場は6,800㎡ほどで、以前はブランコや鉄棒、うんてい、シーソーなどの遊具のほか相撲場もあり、川口集落に小学生が30〜40人いた時代は、この広場はみんなに「遊園地」と呼ばれ、子どもたちの最高の遊び場でしたが、遊具は無くなってしまい、子どもが遊ぶ姿を見ることも無くなりました。
またこの広場では、かつて毘沙門(赤組)、中村(白組)、清水川(黄色組)、北川口(緑組)の4つの地区に分かれて盛大に運動会が開かれていました。

少子高齢化とともに運動会が開かれなくなり久しくなりましたが、いつでも運動会が再開できるようにと、桜は運動広場を囲むように植えられました。

 

数年後には桜が咲くそうですが、「満開の桜を見るまでは元気でいたい」「早くみんなで花見をしたい」「春の桜もきれいだと思うが、秋の紅葉の時期もきれいな広場になりそう」「やがて桜の名所となり、川口ばかりでなく遠くからも多くの人から花を見に来てもらいたいな」などの声がありました。
また、川口集落の役員は「きょうは、びっくりするほどたくさんの人が集まった。川口集落の絆を感じるとともに、令和という新しい時代を迎え、みんなの心が明るくなっているような気がする。花見ができるようになったら、きょう以上の人に集まってもらいたい」と話していました。

令和元年を記念したこの植樹は、地域枠予算を活用して行われました。地域の財産を守り、地域住民の絆を深め、そして地域を元気にする事業として実施されました。地域枠予算の活用事例として、模範的な事業と感じます。川口集落の皆さん、植樹おつかれさまでした。桜が咲き誇る春が待ち遠しいですね。これからも活発な地域づくりを期待しています!