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秋田県大仙市公式ブログ

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太田北小学校が地域文化奨励賞受賞

この度、太田北小学校(福山新悦校長・児童数39名)の全校音楽劇の取り組みが評価され、一般財団法人山下太郎顕彰育英会の地域文化奨励賞を受賞しました。


今年度、この地域文化奨励賞を受賞したのは3団体、そのうち大仙市からは平和中学校と太田北小学校の2団体が受賞となりました。
「山下太郎地域文化奨励賞」は、1992年から始まり今年で28回目となります。横手市大森町出身の実業家で海外油田開発の先駆者と呼ばれた故・山下太郎さんは、教育の重要性を深く認識し、出身地や出身校へ資金の寄附や建物の寄贈などを行い、教育への助成に情熱を燃やされた方です。平成元年、山下太郎さんの生誕100周年の時、山下さんを顕彰し、その遺徳を実現しようと、向学心をもって学術研究を行っている研究者や、青少年教育の振興に寄与する目的で山下太郎育英会が設立されました。「地域文化奨励賞」はその育英会の選考委員会を経て授与されるものです。

太田北小学校が評価されたポイントは、豊かな人間性を育む「全校音楽劇」の取り組みです。小規模校であることを活かした全校児童による音楽劇は、2007年から始まり今年は13年目になります。
過去の音楽劇の様子を紹介します。

今回の受賞をうけ、福山校長先生は「これまでがんばってきた子ども達はもちろん、音楽劇を支えてくださった保護者やスタッフ、応援してくださった皆さんに心から感謝しております」とお話ししてくれました。そして、音楽劇の取り組みについては、全校一丸となって取り組むことで、児童のつながりが深まり、学年の隔たりを超えた交流があると語ります。さらに、この音楽劇を通して、子ども達は人前や公の場で堂々と話す力、表現力、想像力、思いやりの心が身につき、自己有用感、達成感を充分に味わうことができていると教えてくださいました。
まさしく、子ども達の豊かな人間性を育むことに大きな役割を果たしていることがわかります。
青少年教育の振興を願った山下太郎さんの志に、もっとも沿うような取り組みであると感じます。
育英会の評価を得て、栄えある受賞となったことは、喜びとともに誇りさえも感じます。
太田北小学校のみなさん、本当におめでとうございます。
太田支所でも、引き続き北小の取り組みを応援していきますね!