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秋田県大仙市公式ブログ

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秀麗 鳥海山

 太田支所ではこのブログ欄で、これまで何度も鳥海山を取り上げてきました。

過去のブログ1 2017・3・6投稿→雪原の向こうに鳥海山を望む

過去のブログ2 2017・5・29投稿→鳥海山を富士山に重ね

鳥海山については、もうネタを尽くした…と、この2年ほどは鳥海山をアップしていません。
私は朝の通勤時に鳥海山が見えると、心が晴れやかになり、思わず「♪秀麗無比な~る 鳥海山よ~」と秋田県民歌を歌いながら、今日一日頑張ろうという気持ちになります。
鳥海山は、天気が良ければ必ず見えるわけではなく、また鳥海山が良く見えると雨が近くなってきていると言われています。しかし今年は梅雨に入ってからも良い天気が続き、鳥海山が見える日も続きました。

 そこで今回は、いくつかの場所から見た鳥海山の秀麗ぶりをお伝えします。

 これは大仙市太田の大台スキー場中腹から見た鳥海山です。スキー場の頂上からは、森林が邪魔して鳥海山は見えませんが、1本の梨の木がある中腹から鳥海山を見ることができます。仙北平野の向こうにそびえる鳥海山の秀麗ぶりは、はっきりと分かります。

 

 これは、秋田県民歌作詞者の倉田政嗣の家(現在は羽後信用金庫太田支店)近くから見た鳥海山です。実はこの写真、平成27年のもので、現在はこのとおり。太田地域も開発の小さな波が押し寄せ、商業施設が建ったため、ビューポイントの場所が変化してしまいました。

 

 これは、鳥海山が坐するにかほ市付近の上空、飛行機の窓から見た鳥海山です。空高くから見ても、やはり鳥海山は美しく整った形で、秀麗です。

 

これは男鹿市から望む鳥海山です。男鹿市の友だちに頼んで、写真を送ってもらいました。
男鹿から鳥海山がきれいに見えるのは、天気が崩れる南風が吹くときだそうで、5月半ばに写真撮影をお願いし、その後、なかなか天気が崩れず、1か月以上待って写真が届きました。
海の向こうに見える鳥海山は、仙北平野から見る鳥海山とは違う趣があります。

 

 これは、秋田市の千秋公園内にある久保田城御隅櫓展望室から見た鳥海山です。ボランティアガイドの方が「きょうは鳥海山が見えません」と言って入館者を引率していなくなった後、掃除をしていた方が「ガイドさんが見えないと言ったけど、今日は見えるよ!」と私を見える場所まで案内してくれました。木立の三角の空間から鳥海山の稜線がわかるかな?この展望室からは、この空間からしか鳥海山は見えないそうですが、何とも貴重な場所です。

 

 これは、美郷町の真昼岳(1,059.9m)の頂上から望む鳥海山です。真昼岳と鳥海山の頂上は、地図で測ると直線距離で70kmくらい、一歩一歩登って真昼岳の頂上に着き、雲海にぽっかりと浮く鳥海山を見たときは、登頂した嬉しさが倍増した気分でした。

そこの土地の一番形のいい山を「○○富士」と名付け、全国に○○富士はたくさんあるようです。
また登山家の深田久弥は「この日本一の山に向かって、いまさら何を言う必要があろう」と富士山を表現していますが、秋田富士と言われる鳥海山も何度見ても飽きない、何も言うことがない美しく、気高く、神聖な何かを持っています。

 鳥海山の秀麗ぶりは、意識しなくても目に飛び込んできますが、まだまだ人それぞれ、土地それぞれの秀麗スポットがあるかもしれません。
あえて鳥海山の秀麗スポットを探すことも、郷土への愛着を育む気がします。その際には、秋田県民歌を口ずさむことも忘れずに(笑)

「亀田街道・雄清水まつり」を開催します

令和元年8月4日(日曜日)、大仙市大沢郷宿地区で「亀田街道・雄清水まつり」を開催します。
是非、お越しください。

日時:令和元年8月4日(日曜日)午前9時30分から
場所:雄清水周辺(大仙市大沢郷宿)

イベント内容
☆亀田街道行列(参加自由)
☆歌謡ショー
☆イワナつかみ取り(子ども対象)
☆流しそうめん
☆かき氷 など

 

◎亀田街道雄清水まつりの様子

【亀田街道行列①】

【亀田街道行列②】【イワナつかみ取り】

 

雄清水までのアクセス
①JR刈和野駅から車で約20分
②秋田自動車道 西仙北ICから車で約10分(西仙北ICはETC専用)

旧亀田街道(市指定史跡)
旧亀田街道は、松ヶ崎(現由利本荘市松ヶ崎)から亀田(現由利本荘市岩城亀田)を経て刈和野(現大仙市刈和野)へ通じ、羽州街道へと通ずる旧街道である。
江戸時代に、亀田藩主の岩城氏が参勤交代で江戸往復の道として使用していたことから「殿様道」とも呼ばれ、また、亀田側の人々からは「刈和野街道」とも呼ばれていた。
現在、旧道は約1.3kmが残っており、両側の杉並木が当時の面影を残している。

雄清水
大沢郷宿にある湧水。
昔から枯渇することなく清冽な水が湧出しており、延命の水として言い伝えられている。
旧日本陸軍第17連隊が、強首地区に駐屯していた際に利用したため、「従隊の水」とも呼ばれる。
毎分500リットルの清水が湧きだし、その温度は夏冬通して約11.5℃で変わることがないといわれている。
平成5年(1993年)、北東北観光キャンペーン「長寿の水」に入選。
平成9年(1997年)、雄清水の湧水で造る日本酒の「大綱の響」が、モンドセレクション1997で金賞を受賞。