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秋田県大仙市公式ブログ

手記集「私の秋田県民歌」を発行しました

「大曲の花火」(第93回全国花火競技大会)が間近となりました。
大曲の花火のフィナーレで、10号割物30連発と共に歌われる「秀麗無比なる」で始まる秋田県民歌は、大仙市太田町の倉田政嗣の作詞によるもので、昭和5年10月30日の制定から、間もなく90年となります。

戦前戦中の学校では、校歌とともに行事のたびに歌われた県民歌は、終戦とともにいつしか歌われなくなり、戦後世代が県民歌を歌う機会がなくなりました。
しかし昭和43年、明治100年を記念して作られた「大いなる秋田」の第三楽章「躍進」に組み込まれて奇跡の復活を遂げ、そして現在、盛んに県民歌が歌われています。
復活から50年にあたり「私の秋田県民歌」をテーマにした手記を募集したところ、県内外の65人の方がたから秋田県民歌に対する想いが寄せられました。
また大仙市コミュニティFM「FMはなび」の令和元年記念特別番組として放送された「わがふるさとよ うるわしの故郷(くに)~今明かされる「大いなる秋田」誕生エピソード」の内容も掲載しています。

この手記集「私の秋田県民歌」は、A4判・64ページで読み応えのある冊子となっています。新聞・テレビ等でも取り上げていただいたため、6月の発行以来、太田支所には連日のように来庁があるほか問い合わせの電話や手紙が寄せられています。たくさんの反響に、秋田県民歌への愛着をひしひしと感じる毎日です。県内在住の方だけでなく、遠方で暮らす秋田県出身の方からの問い合わせも多く、遠くは関西からもご連絡をいただきました。

手記集を読んだ方がたから、たくさんの感想が届いております。一部を紹介します。

・手記集「私の秋田県民歌」、一気に読ませていただきました。一つの歌にまつわる人それぞれの思いに深く感動感激いたしました。

・最初のページには横浜市在住の政嗣の孫の手記があり、大変興味深く読ませていただいた。政嗣が39歳の若さでこの世を去ったこと、政嗣の長女である母の思い出、そして政嗣の書斎での写真なども載っており、本当に貴重な一冊となった。そして何よりも驚いたのは、全国から65人の投稿者(大正から平成生まれまで)の人たちの秋田県民歌に寄せる熱い想いである。

・広範囲な年代の方がたそれぞれに、秋田県民歌に熱い気持ちがこめられていて読みごたえがありました。加えて歌詞にまつわることや「大いなる秋田」誕生までの秘話などももれなく掲載されていて、これは秋田県にとって大切な文献であり、編集部の方がたの力量を感じました。私の宝物にします。

・秋田県民は県民歌に心を寄せ、その誕生の経緯を知ることで一層の愛着も生まれ、貴支所発行の「秀麗無比なる」に次ぐ手記編の企画は大ヒットの記録集だと思います。県民歌にまつわる秋田の自慢がもう1冊増えました。

・生まれた土地に今も住んでおられる方、県内にとどまっておられる方、今は他県に在住されている方など、多くの方々の「秋田県民歌」にまつわる想い出や心情をとくと拝読させていただきました。わが県が全国に誇るもの、残念な日本一とされるものなど数々あれど、何にもましてこの歌こそ、わが県最大の誇りに値するでしょう。拝見した手記集「私の秋田県民歌」がそれをよく示しています。

・最後のページで、県民歌が英訳されたことがあるということを知り、驚きでした。ただでさえ難しい英訳を、メロディーに合わせた語数にする歌詞訳は、さぞかし難しかったことと思います。若いころ少しばかり英語をかじりましたので、英訳された先生のご苦労を思うと感動を覚えました。

手記集「私の秋田県民歌」は、大仙市内各図書館で閲覧できるほか、無料で差し上げています。
太田支所市民サービス課窓口で直接受け取るか、郵送を希望される方は250円相当の郵便切手を次まで送ってください。

〒019-1692(この番号だけで太田支所に着きます)
大仙市太田支所「私の秋田県民歌」係 まで
お問い合わせは 0187(88)1111へ

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