ふるさとこんにちは

秋田県大仙市公式ブログ

「令和元年度大仙市総合防災訓練」を実施しました!

みなさん、こんにちは。
西仙北地域の広報担当です。

二十四節気では処暑にあたるこの時期、だいぶ暑さがおさまってきたような気がします。
これから秋にかけて、各地域では稲刈りが始まりますね。
おいしい新米が食卓に並ぶのが楽しみです♪

さて、今年、西仙北地域では、一昨年や去年のように大雨による大きな災害は発生しておりませんが、九州地方では豪雨が続き、洪水災害によって多くの地域住民は今でも避難所生活を余儀なくされています。
地球温暖化の影響で、いつどんな規模の災害が起きてもおかしくない今日(こんにち)ですので、いざ自分の身の周りで災害が生じたとき対応できるようにしたいものです。
西仙北地域では、8月23日(金)、「令和元年度 大仙市総合防災訓練」を実施しました。
的確・迅速な災害対処能力の向上を図るため、西仙北中学校を主会場として、大仙市地域防災訓練計画に基づき、防災関係者・地域住民・日赤奉仕団・中学生の皆さんで協力し、水害を想定した各種訓練を行いました。

8時30分から、防災関係者や来賓の方々が続々と中学校体育館に来場し、8時40分から平成29年の大雨災害による映像が流されました。9時からは総合防災訓練の説明がありました。

今回の総合防災訓練では、日本海を通過中の急速に発達した低気圧の影響による大雨で雄物川及び支流が氾濫し、市では避難勧告を発令、その後震度5強の地震が発生したため、土砂災害等による被害状況に基づき、市長が災害対策本部を設置し、住民の救助・救済活動を開始するという想定でした。

体育館では、西仙北支所に現地災害対策本部を設置するという訓練が行われました。

市役所職員、交番所長、西仙北分署長、西仙北分団、自衛隊による本部設置訓練の模様です。各地の被害状況の確認や対応指示などのやりとりはとても緊迫感がありました。

 

体育館の後方では、中学生による避難所設置訓練が行われました。

地域の自主防の方々も避難者として参加していました。

 

↑消防団指導による土のう作成訓練が行われました。

 

↑日赤奉仕団による無洗米での炊き出し訓練が行われました。

 

 

中学校から場所を変えて、旧土川小学校のグラウンドでは土砂災害救出訓練・倒壊家屋救出訓練・災害廃棄物処理訓練が行われました。

土砂災害により埋没した車両から人員を救出する訓練です。スコップで土砂を取り除いた後、チェーンソーで車両のフレームを切り、車両内に閉じ込められていた男性を救助しました。

倒壊家屋からの人員救出や、災害廃廃棄物の処理訓練も行いました。

↑倒壊家屋救出訓練

 

刈和野地区の大佐沢公園に訓練場所を変え、二年前の豪雨災害で実際に土砂崩れが起きた場所で土砂災害復旧状況の紹介や、大佐沢沼でゴムボートによる孤立者救助訓練をしました。

 

西仙北中学校校庭では、重傷者の緊急搬送訓練や、土砂災害によってタンクローリーが横転し路上に広がった油漏れに対する処置訓練が行われ、各企業等による防災フェアも開催されました。

↑灯油流出対応訓練

 

防災フェアでは、企業、自衛隊や消防等による災害装備品の展示が行われ、地震体験車には中学生が搭乗し、揺れを体験しました。

閉会式後には、参加者全員で、日赤奉仕団による炊き出し訓練でつくられたカレーライスを試食し、おいしくいただきました。

 

今回の防災訓練が、今後起こりうる災害への的確で迅速な対応力の向上や、地域住民の防災意識の高揚につながることを期待し、将来いざ災害が発生したとき、行政や地域住民、企業が一致団結し、共に乗り越えていきましょう。

 

Posted under: 西仙北地域

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