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秋田県大仙市公式ブログ

太田の「◯◯の秋」

皆さんにとって、秋と言えば?
読書、芸術、スポーツ、実り、「◯◯の秋」の楽しみ方は様々ですよね。
私は断然、食欲の秋です。収穫されたサツマイモで大学イモやスイートポテト、里芋でいものこ汁、食べたいばかりに料理もはりきっています。今は新米が楽しみです。

太田の子ども達の秋ならではの活動から、「◯◯の秋」を紹介します。

まずは「文化の秋」
9月25日、太田北小学校の囲碁教室にお邪魔してきました。
大仙市では子ども囲碁普及事業の一環として放課後囲碁教室を実施しています。これは、囲碁を学んでみたいという児童がいる小学校に、囲碁をされる地元ボランティアの方が出向き、囲碁の手ほどきをするものです。月に2回ほどの頻度で、放課後に1時間程度、実施されています。北小では、3年生の男子児童が二人、囲碁を学んでいました。指導役は、国見出身で美郷町在住、太田北小学校の校長も務められた高橋先生です。

3年生の渡辺さんと鈴木さんは、囲碁教室は3回目、この日は「ゲタ」と「オイオトシ」について教わっていました。高橋先生がパターンを示し、「この場合、何とする?」と何通りも打ち方を考えさせます。ヒントを出しながら、「んだ」と「違う」を繰り返して戦略を学びます。私にはさっぱりわかりませんでしたが、次を見越して考える鍛錬になるかもしれないなと、囲碁への興味がわきました。

 

続いて「スポーツの秋」
9月26日、太田南小学校のマラソン大会を見せてもらいました。
1・2年生は700メートル、3・4年生は900メートル、5・6年生は1,300メートルの距離を走ります。この日は、スポーツ日和の秋晴れでしたが、走るとなると暑いくらいの日でした。
スタート時は、走りながらも周りの友達が気になるようでしたが、レースも中盤となると順位うんぬんより自身との戦いとなります。息が上がって苦しそうな表情にもかかわらず、ゴールが近づくとスパートをかけます。練習よりも1秒でも早い記録を残そうという気持ちが見て取れました。応援に駆け付けた家族や、他学年の子ども達の声援を受けて、ゴールを目指す真摯な姿にキュンとしてしまいました。

 

そして「実りの秋」
9月27日、太田東小学校の稲刈りにお邪魔してきました。
連日の晴天で稲刈り日和。青空、黄金色の稲穂、ブルーの体操服が眩しい稲刈り風景でした。

東小の学校田「なかよし田んぼ」では、一枚の田んぼを区切って、うるち米ともち米を作付していました。刈り取った稲穂は、一定量に束ねられ、はさがけ(天日干し)します。うるち米ともち米とが混ざらないように、はさがけの場所も分けられていました。鎌を使って稲穂を刈り取る担当、稲穂を揃えて束ねる担当、稲穂を運ぶ担当、はさがけする担当がいて、流れるように作業が進みます。作業を見ていると、お手伝いしてくださっているお家の方や地域の方の協力体制が素晴らしい!たくさんの指導役がいるおかげで、安全に順調に進んでいました。今回刈り取ったもち米は、11月の収穫祭でお餅にして食べるそうです。実りを体でそしてお腹で感じられるのは羨ましい限りです。

太田の各学校に足を運ぶ時、よく感じるのは、子ども達が地域で大事にされていることです。
秋らしい活動にも、地域の協力や応援がありました。地域の方々からは、この地域の良さを子ども達に伝えたいという想いが滲み出ています。
◯◯の秋、私も食べてばかりいないで、子どもと一緒に地域に出ていって大仙ならではの秋を楽しんでみようかなと、心を入れ替えています。
大仙市ではこの後、秋のイベントが目白押しです。スポーツ大会、芸術発表会、花火秋の章、稔りフェア、ジャンボうさぎフェスティバル、どれもこの地域ならではの秋です。
◯◯の秋を、ぜひ地元で堪能しましょう!

Posted under: 太田地域

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