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秋田県大仙市公式ブログ

大仙市産黒毛和牛を味わいました

太田地域の小中学校・こども園では8月19日(水)、給食に大仙市産の黒毛和牛を使った牛丼が登場しました!

「和牛」とは、日本で生まれ育った4種類の肉用牛のことです。ちなみにお店でよく見かける「国産牛」と表示がされた牛肉は、日本である程度育てられた牛のことで、国産牛のすべてが和牛というわけではありません。その中でも「黒毛和牛」と呼ばれる牛は、体が黒く模様がないのが特徴です。生まれたばかりでも体重が30㎏くらいありますが、10か月で300㎏、2年で450㎏まで成長します。

和牛肉は他の牛肉よりもうまみと柔らかさに優れていて、高級食材として人気がありますが、現在は新型コロナウイルスの感染拡大によるイベントの中止や、外食の自粛などの影響で、消費が落ち込んでいます。

そこで、子どもたちにおいしい大仙市産の和牛を味わってもらおうと、給食として出すことになりました。

今回、太田北小学校の給食風景を見学させていただきました。
盛り付ける姿もどこかうれしそうに見えます。準備ができると、代表の児童が「今日は和牛の給食です。新型コロナウイルスにより影響を受けている農家の方々の支援として、県が補助金を出してくれて、黒毛和牛を食べられることになりました。味わって食べましょう」と説明をして、皆で「いただきます」をしました。

現在は新型コロナウイルス感染症対策として、隣の人との間隔をあけ、一方向を向いての食事です。 少々寂しいですが、その笑顔からは和牛のおいしさが伝わってきました!

食べ終わって感想を聞くと、「とてもおいしかったです!」とのこと。大仙市産のおいしい和牛で作った牛丼をすっかり満喫したようです。

太田地域では18軒の畜産農家が、約120頭の子牛を飼育しています。

子牛の飼育は、衛生管理や伝染病予防など休みがなく大変な作業ですが、畜産農家の皆さんは日々愛情と丹精を込めて子牛を飼育し、秋田県子牛市場(由利本荘市)へ出荷しています。太田地域からは、毎年90頭ほどの子牛が東北各地などに出荷されています。

今回の給食で、地元の和牛のおいしさを知った地域の将来を担う子どもたち。ちょっと贅沢な牛肉ですが、消費アップにつながることを願っています。

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