西仙北支所の広報担当です。
10月に入り、朝晩の冷え込みが厳しさを増してきました。
西仙北地域では、9月中旬頃から稲刈りが毎日のように行われ、
秋の到来を感じます。
9月24日(木)、西仙あおぞらこども園にじ組(年長さん)の園児たちが刈和野地区内で稲刈り体験をしました。
午前10時。体験現場に到着した園児たちは、地元の方から
稲刈りの仕方を教わりながら、おぼつかない手つきで作業をしました。
園児達に交ざって、地元の方も作業します。
農作業に慣れているのか、さすがにテキパキと作業が早かったです。
稲刈り体験がスタートしてから30分後、つくし組(年中さん)が応援に駆けつけました。
つくし組の園児たちからは、稲刈りをしている仲間に、「がんばれ~!」と声援が送られていました。
採れたての稲の匂いを嗅ぎ、
「なんかいいにおい!」、「おいしそう!」などと言った感想が園児たちから聞こえてきました。
刈り取った稲藁を乾燥させるために、稲藁を天日干ししています。
この作業を「はさがけ」と言います。
余談ですが、毎年2月10日に実施される国指定重要無形民俗文化財「刈和野の大綱引き」の大綱には、「はさがけ」した藁が7千束ほど使用されています。現在はコンバインでの収穫が主流であることから、西仙北地域内だけで全ての藁を集めることが難しく、地域外からも集めています。伝統行事である「刈和野の大綱引き」を市が誇る文化財として今後どのように保存し、後世へ継承してくかが今後の課題となっています。
稲刈り体験のような、子どもたちの体験活動は、地域の様々なことに目を向けられる良いきっかけになると思います。