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太田の天筆焼き

 2月6日(土)、太田球場駐車場にて「太田の天筆焼き」が行われました。

 本来であれば、今年は節目となる「第40回太田の火まつり」が開催される予定でした。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、本当に残念なことに、開催は来年に延期することになってしまいました。
 そのかわり、一般の方の観覧は遠慮していただく形ではありましたが、太田の小正月行事の継承と新型コロナウイルス感染症の収束を願って、太田の火まつり実行委員会と市が協働で「天筆焼き」を実施することに決定しました。

 当日は午後2時から、会場の2か所にテントを設置して、地域の皆様から正月のしめ飾りやお守りなどをお預かりしました。今回は新型コロナウイルスの対策ということもあり、ドライブスルー形式としました。

 あたりが暗くなってくると、会場前の道路沿いにはろうそくがともされ、お客さんの姿はありませんが、雰囲気だけでもお祭りの気分です。

 そして午後6時過ぎ、神事に引き続き、天筆焼きが行われました。天筆は、地域の子どもたちが願いごとを書いた5色の短冊を貼り合わせたものです。
 例年より少し小さめの、高さ約6メートルのかまくら(稲わらの塔)に火がつけられると、勢いよく燃え上がりました。
 今年の皆さんのいちばんの願いは、なんといっても新型コロナウイルス感染症の収束。今年度は、連日のようにコロナ関連のニュースが報道され、コロナのことを忘れる日はありませんでした。たくさんのお祭りやイベントなどが中止や延期になり、日常の様々な楽しみも制限されてしまった日々だったと思います。

 一日も早く元の日常が戻ってくるように、願いがこめられた天筆が、空に向かうように燃えていきました。きっと、天に届いたことでしょう。

 最後はサプライズ花火でのフィナーレとなりました。

 雪不足で苦労した昨年に引き続き、コロナ禍の今年と、太田でもいつもとちがう冬が続きます。「火まつり」がない冬は、どこか寂しいものがあります。
 来年こそは、記念すべき第40回目の「太田の火まつり」が盛大に開催されるよう、願いたいと思います。

Posted under: 太田地域

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