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田の尻集落会が受賞 元気なふるさと秋田づくり顕彰事業表彰

太田支所では、ここ太田で頑張っている人や団体を応援したい、広く知ってもらいたいと常々思っています。そんな太田支所の想いを形にできるのが、仙北地域振興局の「元気なふるさと秋田づくり」顕彰事業表彰です。この事業は、その名のとおり「元気なふるさと秋田」を創るべく、自立的・主体的な活動を行っている団体・個人を表彰するもので、表彰を通して地域づくり活動の活性化を図ること、そして多くの県民への普及・啓発を図ることを目的に行われています。
太田支所では、毎年この表彰対象に地域の団体を推薦しています。活動を評価してもらうこと、広く知ってもらうことで、日ごろの感謝を伝えたいという思いからです。
今年は、集落活動が活発な「田の尻集落会」を推薦させていただき、みごと表彰対象となられました。

「田の尻集落会」は、活動内容が秋田県のインターネットサイト「あきた元気ムラ!」で紹介されたことがあるほどで、まさしく地域の元気を創っている集落会です。春の集落花だんづくりから始まり、夏は若者会主催の焼肉会、秋の稲刈り前にはグラウンド・ゴルフ大会とお花見会、冬は小正月行事の開催と、一年中元気に活動されています。
今回は①集落花だんづくりによる世代間交流②小正月行事の継承による地域の魅力発信③「共助」による除雪作業などの活動が評価されました。

 集落花だん前でお花見会


 子どもから大人まで参加する小正月行事


表彰式では水谷仁光会長が「私たちは全38世帯の小さな集落ですが、みんなから少しずつ力をかしてもらって活動している。気負わず、やれるだけのことをやるをモットーに取り組んでいる。活動の中で声を掛け合い、元気を交換して情報を交換して、参加した人が楽しむようにしている」とスピーチしてくださいました。一年中、活動を続ける秘訣が、『みんなから少しずつ力をかりること』というのが、まさに納得でき、とても印象的でした。

そして「活動の中で人材育成にも取り組み、役員の若返りをはかった。そのことにより、ちょっとした気づきが出てきて次につながっている。若い人の気づきを活かしボケないで学んでいきたい。参加者自身が楽しむ活動をこれからも続けていきたい」とも語ってくださいました。この人材育成というのも、「田の尻集落会」の元気さの秘訣だと思います。活動の楽しさがあるからこそ、次の世代にもつながっているのだと思います。
また「集落の子ども会には5・6人しか子どもがいないが、行事となると近隣集落の子ども達が集い20人以上にもなる」というエピソードもあり、「田の尻集落会」の活動が、近隣集落へと波及しており、太田地域の集落活動の牽引役となっていることも感じます。
「自分たちが楽しんでいるだけ」と水谷会長は謙遜しますが、太田支所ではこのような活動こそ、評価されて広く知ってもらいたいと思っていたため、この度の表彰はひときわありがたく感じています。

「田の尻集落会」の皆さん、この度は受賞おめでとうございます。私たち太田支所では、それこそ「少しの力」にしかならないかもしれませんが、活動を応援していきたいと思います。これからも元気な集落活動を期待しています!

Posted under: 太田地域

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