ふるさとこんにちは

秋田県大仙市公式ブログ

Home » 2021 » 5月 » 26

大綱交流館体験プログラム「刈和野大綱米プロジェクト」田植え作業が行われました!

毎年2月10日に行われている国指定重要無形民俗文化財「刈和野の大綱引き」は、現在までその形を変えることなく引き継がれてきた伝統行事です。
しかし、後継者育成、大綱の原材料確保などの課題も多く、将来に繋がる地域の人づくりや稲わらの安定的な確保が必要となっています。

このような背景から、今年度より「刈和野大綱米プロジェクト」がスタートします!
このプロジェクトは農業体験を通じて幼保小中高校が一丸となり、地域の活性化を図ることを目的として行われます。

5月21日(金)、あいにくの雨模様となりましたが、北野目字三条川原の田んぼ(刈和野大綱ファームのほ場)を会場に、田植え作業が行われました!

午前中は西仙北小学校の5年生50人、西仙北中学校の3年生43人が参加しました。
また、西仙あおぞらこども園の園児18人・みつば保育園の園児43人も応援にかけつけました。

はじめに、大綱ファームの高橋さんの説明を真剣に聞く子どもたち。

その後、田んぼに移動し、田植えをスタートしました!
刈和野大綱ファーム、刈和野大綱引保存会の皆さんのサポートのもと、子どもたちは苗をひとつひとつ植えていきました。
子どもたちの元気なパワーのおかげか、途中から雨もやみました。

「GoGo!!綱が~る」のお恭さんも子どもたちと一緒にがんばっていました!
Go Go!!綱が~るの詳細はこちら

園児たちはこの日のためにペットボトル等で自作した応援グッズを手に、「ガンバレー!ガンバレー!」と元気な声で応援していました。
はじめは、雨が降っていたためテント内で応援していましたが、雨が止んでからは田んぼのすぐ横でお兄さんお姉さんたちに声援を送っていました。

午後は、西仙北高校の全校生徒75人が田植え作業を頑張りました。
作業も手早く進めていて流石でした!

この日は順調に田植えを終えることができました。稲の成長が楽しみです!

今後の予定として、秋には稲刈り・はさがけ作業が行われます。
収穫した稲わらは、刈和野の大綱引きの大綱製作の材料や小学生のグミ編み体験で使用されます。また、お米は学校の授業等で使用される予定です。

大沢郷地域おこし組合『レンコン掘り・作付け』が行われました!

西仙北地域の大沢郷地区では、市民団体「大沢郷地域おこし組合」が地域づくり活動をしています。大沢郷地域おこし組合は、雄清水を守る会、亀田街道を守る会、大沢郷地区集落会長会、農業法人宿ファームの人々で構成されています。

現在、大沢郷地域おこし組合では、「雄清水・雌清水※」の湧水を活用し、ワサビとレンコンを栽培し、特産品化を目指しています。
 
※「雄清水・雌清水」とは、1年を通して12℃前後で、毎分500ℓ自噴する涸れることのない延命の水として知られており、多くの人が湧水を汲みに訪れています。この湧水を高熱のときに飲んだら熱が下がったということで、水神様が宿っている湧き水であると古くから言い伝えられてきました。地元の酒友会の「大綱の響(つなのひびき)」には「雄清水・雌清水」が使用され、モンドセレクション1997で金賞を受賞しました。

5月上旬、地域住民が協力して、種となるレンコンを掘る作業が行われました。
先に、機械で泥中のレンコンを掘り起こした後、レンコンを引き抜く作業を行いました。
レンコン畑は、底が深く、一度畑に入ると膝まで浸かり、足場が安定しない状態なので作業は一苦労ですが、1日がかりで頑張りました。

そして、別日に、掘り起こしたレンコンの作付け作業が行われました。作付けは、レンコンを2メートル程度の間隔で植えることができるように、先にロープを張ってから、レンコンをボートに乗せて田んぼに入り、1本1本植えていきました。

今後、気温が暖かくなり、レンコンがどんどん成長していくことが楽しみです。また、8月頃にはきれいな花を見ることができるのも楽しみです。
 
大沢郷地域おこし組合では、地域活動を紹介したHPを公開していますので、是非ご覧ください。
リンクはこちら→大沢郷地域おこし組合

湧水の横には、無人直売所があり、季節の野菜、苗などが販売されています。
作業している間も、水を汲みに来る方や野菜等を購入しに来る方で賑わっていました。日によって販売されているものが違いますので、雄清水、雌清水にお立ち寄りの際は是非こちらも見てください。