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今年も開催しました 「太田分校レストラン」

今年も中里温泉レストランを会場に「太田分校レストラン」を開催しました!

「太田分校レストラン」は昨年度まで3年間、市の「地域の魅力再発見事業」の一環として行われていました。この事業による取り組みは終了してしまいましたが、地域の方々からもぜひ続けてもらいたいという声が多くありましたので、今年度は中里温泉と大曲農業高校太田分校の共催で行われました。

今年度の開催日は10月26日(火)と11月30日(火)の2回。
太田分校の生徒が考案したメニューを、中里温泉レストランで調理をして提供します。昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染防止対策として、テイクアウトのお弁当での提供となりました。価格は1個850円です。

昨年度までは先着順での予約となっていたため、毎回予約開始後数十分で予定数に達してしまっていましたが、今年度はより多くの方に食べてもらいたいと、抽選により当選者を決定しました。

メニューは、情報教養コースの3年生4名が2組に分かれて、それぞれ栄養バランスや地元産食材の活用にこだわって考案しました。
1回目のメニューは「豚ロースとリンゴのグリル」「銀鮭の米味噌焼き」など9品に、デザートの「ブルーベリーソース入り白玉」。
メニューを考案したのは、平岡翔太さんと細川柚衣さんです。

2回目のメニューは「豚ひき肉の松風」「鱈のマヨネーズ焼き」など9品に、デザートの「リンゴとさつまいものレモンの甘煮」。
こちらは藤井夢来さんと吉村彩名さんが考案したメニューです。

そしてご飯は太田分校の特別栽培米。
全校生徒が心を込めて栽培した、完全無農薬・無化学肥料のお米です。「あきたこまち」本来の味や粘りなどが存分に味わえると評判の一品です。
その他、味噌や卵、リンゴ、ブルーベリージャムは大曲農業高校本校産のものを使用しています。

メニューは生徒たちがそれぞれ考案し、それをもとにして中里温泉レストランの料理長・星宮さんが味付けや調理方法についてアドバイスをする形で決定しました。

そして当日。
オープンに向けて、朝から準備が進められました。生徒たちは調理補助や接客の手順の確認などを行います。
お弁当の包み紙や箸袋、おまけの小物も2年情報教養コース7名の協力を得ながら生徒たちが手作りしました!

11時30分、オープンの時間になると、お客さんが続々と来店。
毎年来ているという女性は、「昨年も食べておいしかったので予約をした。抽選だったので当たると思わなかった」とうれしそうです。

1回目は、2名が欠席したためあわただしい思いをしましたが、何とか大きなミスなく終えることができました。

生徒の皆さんに感想を聞いてみると、「自分たちが考えたメニューが形になり、こんなにたくさんの人に食べていただけたのでうれしかった。作業は初めてのことばかりだったが、メニューの考案は楽しかった。お客様に喜んでいただきたいと思い、箸袋やおまけを手作りしたが慣れていないので難しかった。当日の販売については、特に1回目は2人だけで大変だったが、何とか無事に終えることができた」と平岡さん。

地域を活性化するために、太田分校と市がタイアップして何かできないか、ということから始まった「太田分校レストラン」も今年で4年目となりました。
ここまで続けることができたのも、太田分校が地域の皆さんから愛されている証拠ですね。
これからも、太田分校生の活躍にご注目ください!

Posted under: 太田地域

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