5月1日から8日まで、大台スキー場で「太田黄桜まつり」が開催されました。
太田黄桜まつり実行委員会(髙橋 広之実行委員長)の主催によるもので、今年で9回目となります。
黄桜とは淡黄色の花をつける「ウコンザクラ」という品種で、例年ソメイヨシノなどよりも遅い5月上旬に見ごろを迎えます。新型コロナウイルスの影響で一昨年、昨年と中止になってしまい3年ぶりの開催となりましたが、飲食等の出店は中止し、新たな魅力を発信するイベントとして5月5日(木・祝)に「Kizakura Hike&Coffee」が行われました。
このイベントは、黄桜や大台スキー場からの眺めといった大自然の魅力とおいしいコーヒーを、「ハイキング」を通じて楽しんでもらいたいという目的で初めて企画したものです。
定員20名の完全予約制ですが、新聞にも取り上げてもらったということもあり、市内外からの参加によりすぐに定員に達する申し込みがありました。
当日は黄桜も満開を迎え、天候にも恵まれる最高のコンディション。
5月としては暑く感じるほどの陽気の中、黄桜のトンネルの下を歩き出します。
黄桜を堪能した後は、大台スキー場の遊歩道を頂上に向かって登ります。
急な坂道が続きますが、登るにつれて次第に眼下には仙北平野の雄大な景色が広がってきます。
そして登ること約45分。ついに展望駐車場に到着しました!
こちらではFOGcoffee(大曲大町)さんのテントが設営されており、今日のために特別に焙煎・ブレンドされたコーヒー「黄桜ブレンド」が振舞われました。
黄桜をイメージした爽やかですっきりした味わい。
仙北平野を見渡しながら飲む本格ドリップコーヒーはまさに格別です。
コーヒーと一緒に地元のパン屋「ヴァンヴェール」さんのパンを食べながら、参加者の皆さんは思い思いのひとときを過ごしました。
休憩中に書いていただいたアンケートでは、「黄桜を間近に見ることができて心豊かな気持ちになりました」「思っていたより登りがきつくて大変でしたが、頂上は気持ちよくて疲れを忘れました」「頂上で景色を見ながらいただくコーヒーやパンは最高でした」「このようなイベントがあればまた参加したいです」など、大満足な意見をたくさん聞くことができました。
この日の様子は動画でも見ることができますので、ぜひご覧ください。(市公式YouTubeチャンネル)
午後からは大曲農業高校太田分校の野菜や花の苗を販売する出店や、太田支所職員による観光案内ブースもありました。
飲食の出店はありませんでしたが、それでも黄桜を見学する方や、出店に並ぶ方が大勢訪れ、賑わいを見せていました。
また、今回は初の試みとして、黄桜まつり期間中の夜間に黄桜のライトアップを試験的に実施しました。
夜に見る黄桜も、普段と違って幻想的な雰囲気で素敵ですね。