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3年ぶりの通常開催! 第41回太田の火まつり

2月4日(土)、第41回「太田の火まつり」が開催されました。
昨年は新型コロナウイルスの影響により、規模を縮小して開催しましたが、通常開催は3年ぶりとなります。

3年前の2020年は、とても雪が少ない冬でした。かろうじて必要な雪は確保しましたが、それ以外には雪がほとんどない状態で開催されたことが記憶に残っている方もいると思います。
その年以来の通常開催ということになります。

その間も、新型コロナウイルスの収束祈願と伝統行事の継承を目的に「天筆焼き」は行っていましたが、イベント内容のほとんどが3年ぶりということで、実行委員会の皆さんで各種団体との打ち合わせや開催内容の検討など、工夫して準備を進めてきました。

そして当日。
開場となる午後5時から、大仙市商工会女性部の皆さんによる甘酒の振る舞いが行われました。
雪がちらつく中、温かい甘酒に続々とお客さんが集まり始めます。

ふれあい館では、まつりの安全や皆さんの無事を願い、神事が行われました。

そしてあたりがすっかり暗くなった午後5時45分、いよいよ開会が宣言されます。
会場内には屋台が立ち並び、多くの人がおいしそうな食べ物やくじびき、射的を楽しむ姿が見られました。

まずは「雪中田植え」が行われました。
雪中田植えは、水田に見立てた雪上に、束ねた稲わらと大豆の殻を植えるようにして立て、その年の豊作を祈願するものです。
植えるのは、早乙女姿の田の尻集落の皆さんです。
集落代表の水谷さんの司会とともに、息の合った動きを披露してくれました。

続いては「東今泉八幡太鼓」の皆さんによる演奏です。
東今泉八幡太鼓は昭和55年に結成された太鼓演奏グループで、小学生から大人まで幅広い年代のメンバーが活躍しています。
集落に古くから伝わる「東今泉神楽」をもとに復興させたという、迫力のある演奏に皆さん聞き入っていました。

そして「紙風船上げ」。
地域の学校や集落、各種団体などで作られた31個の紙風船が、次々と夜空に舞い上がっていきました。
久しぶりの紙風船上げということもあり、今年の干支のうさぎや、人気のキャラクターなどが描かれた力作が揃いました。

その中でも、デザインや美しさが特に優れていると評価された最優秀賞は、上下斉内集落に贈られました。上下斉内集落の皆さん、おめでとうございます!そしていよいよ、「天筆焼き」が行われます。
稲わらで作られた塔(カマクラ)に火をつけ、燃え上がる炎に願い事が書かれた5色の短冊を貼り合わせた「天筆」をかざします。それが高く燃え上がると願い事がかなうとされています。
大迫力の火柱を、集まった大勢の人々が見守りました。

そしてこの日最後のイベントとなるのが「冬花火」です。
今年は協賛花火と、大曲の花火実行委員会、秋田県、そして大仙市の提供花火という盛りだくさんな約800発の花火がフィナーレを飾りました。3年ぶりの通常開催となった今年の「太田の火まつり」。
実行委員会や関係者の皆さん、そして住民の皆さんからは、開催にかける熱い想いを感じました。
やはり太田の冬には火まつりが欠かせないな、と思った方も多いのではないでしょうか?

久しぶりにもかかわらず、会場には約2,000人の来場者が訪れ、大盛況に終えることができました。
関係者の皆さん、そして会場にお越しいただいた皆さん、本当にありがとうございました!

Posted under: 太田地域

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