5月22日(月)晴天のもと、田植え作業が行われました。
毎年2月10日に行われている国指定重要無形民俗文化財「刈和野の大綱引き」。これまでその形を変えることなく引き継がれてきた伝統行事です。
しかし、後継者育成、大綱の原材料確保などの課題も多く、将来に繋がる地域の人づくりや稲わらの安定的な確保が必要となっています。
このような背景から、令和3年度に立ち上げた「刈和野大綱米プロジェクト」。
このプロジェクトは農業体験を通じて地元の幼保小中高校が一丸となり、地域の活性化を図ることを目的として行われます。
田植え作業開始!!!
北野目字三条川原の田んぼ(刈和野大綱ファームほ場)を会場に、午前中は、西仙あおぞらこども園の園児が21人、みつば保育園の園児が18人。西仙北小学校の5年生43人、西仙北中学校の3年生46人が参加し、田植え作業を体験しました。
⬆小学生による田植えの様子
刈和野大綱ファーム、刈和野大綱引保存会、秋田おばこ農協西仙北営農センターの皆さんのサポートのもと、順調に田植えが進んでいきました。
皆さん、泥の感触を楽しみながら作業はしっかりと進めていました!
午後は、西仙北高校の全校生徒54人が参加し、田植え作業を体験しました。
はじめは泥の感触に悲鳴を上げていた生徒はいたものの、なれた手付きで着々と作業を進めていきました。
田植え作業をしている生徒に対して苗をパスしている生徒のコントロールはとても一流なものでした。
今後は秋に稲刈り、はさがけ作業が行われます。
収穫した稲わらは「刈和野の大綱引き」の大綱製作に使用されます。また、お米は学校の授業等で使用される予定です。