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駒場神社 酉歳御開帳祭

4月16日、太田地域駒場の駒場神社で、酉歳御開帳祭が行われました。これは、12年に一度、酉歳の一日だけ御神体を御開帳する祭儀です。始まりの由来や時期は不明のようですが、現在94歳になる黒田正元宮司が幼少の頃には既に行われていたそうで、長い歴史をもつ祭儀として受け継がれています。

駒場神社は通称「羽黒さん」と呼ばれ、駒場地域の総鎮守として、農耕・安産・子育てに篤い信仰を集めています。かつては、この酉歳御開帳祭には、雄勝・平鹿地方からも多数の崇敬者が訪れ、神社の前に市ができたほどと伝えられています。

御開帳祭にあたっては、氏子の皆さんを中心に「酉歳御開帳祭齋行委員会」が組織されました。当日は、駒場神社の黒田正明禰宜をはじめとし、近隣の禰宜・宮司が8名も揃い、神事を執り行いました。氏子の方々や、来賓の皆さん、そして地域住民など60名ほどが、12年に一度しかない瞬間に立ち会おうと、駒場神社を訪れました。IMG_8178

午後2時に神事が始まり、社殿の奥で神職による舞や祝詞奏上などが滞りなく行われ、12年ぶりに御神体が御開帳されました。本殿の奥まった場所に鎮座する御神体は、一般の参加者からは見えづらく、そこがまたありがたく興味をそそられます。聞くところによると、あまり大きくない観音様で、額に宝石があしらわれているのが特徴だとか。当日は、西風が強く、強風が吹き付ける中でしたが、もしかして観音様も12年分の風を感じたかったのかもしれないなと、見えない御神体に想いを巡らせます。

神事の様子。IMG_8190 IMG_8206

外では強風にもかかわらず拝観の方が神事の様子を見守っていました。IMG_9591

 

齋行委員会の佐々木忠博委員長は、あいさつの中で、御開帳祭について「式年の祭儀を厳粛かつ古式ゆかしく齋行できますことは、地域の誇りであり次世代にも引き継いでもらうべきもの」と記してあります。御開帳のあの場にいれば、「まさしく、そのとおり!」と納得できます。太田支所でも、この「酉歳御開帳祭」の開催について広く伝え、古式ゆかしく受け継いでいることを地域の誇りとして伝えていかなければと、気を引き締めたところです。

 

齋行委員会の皆さん、おつかれさまでした。今回、「このようなことがあるよ」と情報提供してくださった髙橋さん、ありがとうございました。

太田支所の広報担当では、地域の皆さんからの地元ならではの情報提供をお待ちしています。これからも、地域の皆さんとともに、太田の元気な姿・頑張る姿をどんどん発信していきたいと思います。

H29「おおた花の会」総会

4月16日(日)13時から、太田生活改善センターにて、「おおた花の会」平成29年度定期総会・表彰式・研修会が開催され、来賓、関係者を含む約30名が参加しました。
おおた花の会は平成9年、花や自然愛護精神の涵養による、心の通う地域社会づくりを目指して設立されました。
設立20周年を迎えた昨年は、8月28日に太田中学校を会場に記念式典が行われ、大きな節目をお祝いしたところです。

定期総会では、会長あいさつの後、来賓よりごあいさついただきました。
大仙市太田支所の煤賀支所長は「いつも地域を彩っていただき感謝する。太田を訪れてくれた皆さんに、花が素晴らしいと褒めてもらえる。おおたコミュニティプラザもオープンしたことで、そちらも活動の場としてご活用いただければありがたい。」
太田中学校の三浦教頭先生は「いつも中学生のためにお力添えをいただき感謝するとともに、花を介して地域を愛する心を養う皆さんの活動には敬意を表する。中学校では今年も、花の持つ力で大槌学園と交流を図っていきたい。」
また、花いっぱい運動の顧問を務める髙橋幸晴氏は「花いっぱい運動は昭和39年にスイセンを植えたのを始まりとし、以後、花の会はその活動を受け継いできた。 住みよい地域という条件のうちには『美しい環境』というのも含まれると思う。若者の地域外転出が進む今、花を通じた地域の魅力 づくりは少子高齢化を抑制する一手段ともなり得る。本年もご活躍を期待する。」
と述べ、会員への感謝と激励に変えました。

★DSC_1050 (2)★DSC_1051 (2)★DSC_1053 (2) 続いて、総会では平成28年度事業・収支決算と、平成29年度事業・収支予算が承認されました。
平成29年度事業は、実技研修、スイセンロード拡大、花いっぱいコンクールの実施といった例年行われる事業のほか、9月に開催されるねんりんピックの大仙市会場に設置される「歓迎プランター」も製作するとのことで、太田地域を始め大仙市のイメージアップに尽力いただくこととなるようです。
また、役員改選では平成9年の当会設立以来、会長を務めていただいた小松國男さんが顧問へと昇格し、新会長に煤賀康典さん(太田町三本扇)が就任することとなりました。
当日、煤賀新会長はあいにくの欠席でしたが、後日、就任にあたり「花の会がこれまで積み重ねてきた歴史と実績を重く受け止め、花のまち太田をより一層推進して行けるよう、活動していきたい」とコメントをいただきました。

定期総会終了後は、平成28年度「太田地域花いっぱいコンクール」の表彰式が行われました。
表彰式では家庭の部と団体の部の2部門の表彰が行われ、グランプリ賞と特別優秀賞受賞者へ、 藤澤寿史公民館長より表彰状とパネルが授与されました。

■家庭の部 受賞者★DSC_1086

グランプリ賞:後藤圭子(南小神成)
特別優秀賞 :藤原サチ(金井伝)、高貝ヨシヱ(北小神成)、伊藤ヤエ子(横沢東)、
佐々木ミネ子(横沢東)、石崎千代子(今宿)、佐々木昌子(赤坂)、
佐々木笑子(赤坂)、佐々木昭子(赤坂)、髙橋志孝(柳持)、小松冷子(下南)
計11名

■団体の部 受賞者★DSC_1143

グランプリ賞:太田中学校
特別優秀賞:太田東小学校、太田南小学校、太田北小学校、
おおたわんぱくランドのびのび園、東今泉フラワー会、
南小神成花の会、田ノ尻集落花だん、小曽野道路花壇、
大町ふれあい花だん、横沢東婦人会、今宿花の会、駒場新生会、
荒屋敷花だん、 柳持花の会、上南地域花だん、下南地域花だん、
髙橋親子花だん                      計 18 団体

 

表彰式終了後は研修会(文化講演会)として、高畑万歳保存会(大仙市高畑)の皆さんを講師にお招きし、「大峰万歳」、「扇万歳」という演目を鑑賞。★DSC_1205テンポよく掛け合わせられる言葉の掛け合いを皆懐かしそうに楽しんでいました。

 

今春も、太田地域沿道の随所にスイセンが咲き始め、道行く人の目を惹いています。
★DSC_1229★DSC_1218 これも、おおた花の会が中心となり、20年近くにわたって継続している事業の成果です。

今年度は、4月下旬は国際花火シンポジウム、9月10日~11日はねんりんピック2017あきた大会の招致など、地域内外から多くの方の来訪が見込まれることから、花の会の皆さんによる活動が特に期待されているところです。
皆さん、お仕事や農作業等お忙しい傍らでの活動となりますが、今年度もよろしくお願いいたします。

★DSC_1226

 

 

 

 

 

 

 

太田体育館で県空手道選手権大会開催

4月16日、第48回秋田県空手道選手権大会が太田体育館を会場に開催されました。IMG_9498

空手は、礼に始まり礼に終わる日本古来の武道で、礼儀を重んじる厳格なスポーツとして世界各地に広まっています。

この大会は、東北大会と全国大会の予選も兼ねており、空手を習い始めて間もない小学1年生から中学生、高校生、大学生、そして一般と県内各地から約150人の選手が集まりました。IMG_9502

 

「形(かた)」の競技です。

形は、さまざまな敵との戦いを想定し、決められた技(受け、突き、蹴りなど)を決められた順番で繰り出します。

どの形も自然体(手足の力を抜き肩幅で足を開いた状態の立ち姿勢)から始まり、「用意、はじめ」の合図で四方八方から迫り来る敵を想定して縦横無尽に立ち回り、最後は開始位置に戻って、自然体で終わります。

正確な技を正しい順番で行い、技の意味を理解し、力の強弱、体の伸縮、技の緩急などが審査のポイントとなり、採点されます。IMG_9503IMG_9529IMG_9540IMG_9535

 

 

「組手(くみて)」の競技です。

2名の選手が所定の試合時間内でお互いに技を自由に出し合い、優劣を競います。

繰り出した技は、相手の体に当たる寸前で止めなければなりません。組手の試合では、相手の間合いを読み、一瞬のすきを突き、相手が動くより先に攻撃技を決めるか、あるいは相手に攻撃を出させ、その攻撃をかわした後、すかさず技を決めるか、いずれにしても冷静な洞察力で、相手に対し最も有効な攻撃を瞬時に見つけ、それを繰り出せる能力を身につけているかが勝敗の決め手となります。IMG_9563IMG_9580IMG_9569

 

太田地域では、太田町三本扇の戸澤秀保さんが40年近くにわたって地域の子どもたちに空手を指導してきており、子ども時代から空手を続けてきた方がたが現在は指導者として、あるいは審判員として活躍しています。

礼に始まり礼に終わるとは、何事も礼儀が大切であるという意味のほかに、敗者に対して侮辱な態度を取ってはならないという意味です。

「空手道」の神聖な雰囲気は、この「礼儀」があってこそ。会場に掲げられた「心・技・体」の文字が、「儀」から生まれる「技」を連想させます。白い道着に身を包み、凛々しい表情で取り組む姿に、私たちが忘れてはならない美しいスポーツマンシップを感じました。

体育館いっぱいにひろがった凛とした空気感を伝えたく、ブログにアップさせてもらいました。太田地域には「太田秀心館空手道スポーツ少年団(戸澤秀保団長)」があり、小学校1年生から入団できます。スポ少入団をご検討中の皆さん、選択肢に「空手」も加えてみてはいかがでしょうか。

防災マップ作成の勉強会が開催されました!

太田支所市民サービス課の佐藤史也です!3回目の投稿です、よろしくお願いします!

タイトルの件ですが、3月27日(月)に太田文化プラザにて、太田地区南部コミュニティ防災マップ作成勉強会が開催されました。

防災マップとは、地域の避難所や避難経路、公的な建物や危険な個所等を地図に記入していき、作成するものです。

今回、太田地区南部コミュニティ委員会(三本扇・横沢・大町・中里・駒場の5地域で構成)の安全・安心生活部が主催となり、開催されました。

勉強会の講師は、大仙市総合防災課の郡山茂樹防災危機管理監と大仙市総合防災課の武田晃主査です。

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スクリーンやホワイトボードを使って、まずは防災に対する心構えの説明です。

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皆さん、熱心に耳を傾けていますね。

実際に、防災マップを作成してみました。

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皆さん、郡山管理監の説明を聞きながら、一生懸命作成しています。防災マップを作ることで、地域固有の地理特性や災害特性、防災資源、そして防災上の課題等が明らかになりました。

そして完成しました↓(写真は大町地域の図面)

完成した図面は各地域で持ち帰り、地域の集会でより詳細な図面を作成して、会館への掲示や、A4サイズの図面にして配付したりするみたいです。

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太田地域は、平成26年度に太田地域自主防災組織連絡協議会を結成し、平成27年度は太田地域で総合防災訓練が開催され、平成28年度は宝くじ助成を活用して全自主防災組織に発電機を配備する等、防災意識の熱が高い地域だと感じます。

この熱が大仙市全体に波及して、地域防災力向上に繋がればと思いました。

 

 

 

「おおたコミュニティプラザ」オープン!

太田保健センターがこの4月から「おおたコミュニティプラザ」として生まれ変わることになり、4月3日にオープニングセレモニー(開所式)を行いました。

コミュニティープラザ開所式

開所式では、煤賀太田支所長が「おおたコミュニティプラザは、これまでの検診に加えて地域コミュニティ活動(地域づくり活動)や太田の夏まつりなどのイベント、生涯学習活動の場としてみなさんに広く利用していただくことになった。太田地域のコミュニティ活動の場として地域のみなさんから愛され、たくさんの方がたから利用していただきたい」とあいさつ。

金谷道男市議会議員は「オープンの日がこのように良い天気になり、天気もこの施設の新たな出発を祝ってくれているようだ。急激な人口減少が進む中で、これからは今ある公共施設をどう維持し、活用していくかが大きな課題の一つでもある。おおたコミュニティプラザは、休日や夜間の管理を地元町内会にお願いするなど、管理方法の効率化も含めて他地域のモデルとなる。地域のみなさんから大いに利用していただき、この施設を活かして欲しい」と祝辞がありました。

コミュニティプラザ開設あいさつ②

コミュニティプラザ開設テープカット

この施設は、平成6年に保健センターとして建てられた鉄筋コンクリート一部2階建てで、以前は保健師などの職員が常駐して健(検)診や健康づくり事業を行ってきました。合併後の平成23年度に、中仙支所内へ市東部地区の保健センター機能を集約したことにより職員が不在となってからも、健(検)診会場として、あるいは料理教室などの公民館事業の会場として利用されてきましたが、年間利用日数が100日程度にとどまっていました。
このため、比較的新しく、ある程度の広さもあることから、この施設を有効活用する方策はないか地域の方がたと共に検討を重ねてきました。

昨年度、太田公民館事務室が入っていた生活改善センターの老朽化に伴い、公民館機能を太田支所内に移転して生活改善センターを一部解体したこともあり、「一般に開放して地域のコミュニティ活動の場として活用する」という結論に達し、今回のおおたコミュニティプラザとしてのオープンに至りました。

これまで施設の西側の一室に入っていた市社会福祉協議会太田支所にはコミュニティプラザの事務室に移動していただき、平日の日中の施設管理をお願いし、休日や夜間の管理は地元集落の大町会に引き受けていただきました。

【社会福祉協議会太田支所事務室】
社協事務局 観覧

既存の施設を効率良く活用し、管理も地元集落会の協力をいただくなど、このコミュニティプラザは公共施設の見直しを行っている大仙市において、先進的なモデルとなるものです。

各種健(検)診や健康相談などは、これまでどおりこの施設で行います。
変わったことは、「地域のコミュニティづくりの場」としての機能が追加された点です。

「さっそくスポーツ少年団の会合に利用させてもらいたい」「太田南部地区コミュニティの会議は、この施設を主にして開きたい」「駐車場で朝市などを開きたい」と、開所式に来てくださった方がたが話していました。

おおたコミュニティプラザは、1階に集会室、和室、調理室、2階にも和室1室があります。駐車場も比較的広く、各種会合や行事、地域のイベントの場などとして地域のみなさんから気軽に利用していただきたいと思います。

【1階 集会室】集会室観覧
【1階 調理室】調理室観覧

【2階 和室】
和室観覧
施設の利用は、原則として3日前まで太田支所地域活性化推進室(TEL 0187-88-1112)へ申し込みしてください。使用料が定められていますが、地域コミュニティ活動などのために利用する場合は減免となります。

みなさんのご利用をお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

新任隊員辞令交付式(太田地域交通指導隊)

3月21日、太田支所において、交通指導隊新任隊員の辞令交付式がとりおこなわれました。

新任隊員として辞令交付を受けるのは太田町小曽野の小松宏幸(ひろゆき)さん。
前任者の退任に伴い、その後任として任命されました。
太田地域の交通指導隊員の中では、現時点での最年少隊員ということで、期待の若手として注目されています。

辞令交付式では市長に代わって、安達太田支所長より辞令が交付され
「ご難儀お掛けするが、地域の安全安心のために頑張ってもらいたい。
最年少で期待の若手ということで、先輩の皆さんにご指導をいただきながら職務を全うしてほしい。」
とあいさつがありました。
IMG_8106その後、大仙市交通指導隊長の小松晃さん(太田町東今泉)からも
「指導隊員ということで、常に地域から見られているということを念頭に、自分で車を運転する時なども留意してもらいたい。また、交通指導隊員が参加する色々な事業等に積極的に参加してもらいながら、業務についていろいろ覚えていってほしい。」
と激励を兼ねてあいさつがありました。
IMG_8111現在、大仙市の交通指導隊員数は90名、そのうち太田地域には12名の指導隊員(うち4名は女性隊員)の皆さんがいます。
その活動は、各地域ごとの事業計画にそって行われ、早朝の交通安全呼びかけ運動や、交通安全運動期間中に行われる啓発推進活動が主となっています。

小松宏幸さんにとって、4月6日から行われる春の交通安全運動の巡回業務が初の業務になる予定です。
任命にあたり、「町内の子どもやお年寄りの交通安全を見守り、事故の無い地域にしていきたい」と抱負を語る宏幸さん。
指導隊員の任を引き受けていただくにあたり、前任の方の推薦とはいえ、その決断は大きなものであったと思います。
お引き受けくださり、本当にありがとうございました。
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雪が解け路面状況が良くなってきた今日この頃、気持ちよさについついスピードを出してしまう車も多いはず。
そんな中、交通指導隊による活動は交通事故防止の大きな一役を担っています。
隊員の皆様にはご難儀をお掛けしますが、地域の安全安心のためによろしくお願いします。

小さな春、見つけた♪

太田地域でも、雪解けがだいぶ進んでいます。

今シーズンの雪の降り方、例年と違いましたよね。1月の半ばまで、雪が降った後に雨や晴れを繰り返し、根雪となりませんでした。1月中旬にドカッと降った雪により、やっと本格的な根雪となり、大台スキー場オープンも予定より3週間も遅れることとなりました。その後、大台スキー場の営業は3月12日の最終日まで、コンディション良く続けられました。

実は、降雪量でいうと、今シーズンの方が昨シーズンより多かったようです。
太田地域では、昨シーズンで累積の降雪量として447㎝だったのに対し、3月17日現在で今シーズンは523㎝。雪の深さを表す積雪深で昨シーズンの3月17日には0㎝だったのに対し、今シーズンはまだ45㎝も残っています。

昨年3月10日。太田庁舎のまわりはこんな感じでしたが
   ↓
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今年は、3月17日現在でこんな感じです。雪囲いの上の積雪がまだあります。
   ↓
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3月になってから44cmの降雪があったことも影響しているようです。3月に入ってからの降雪量では、大仙市内でも太田地域は中仙地域に次ぎ2番目に多い量となっています。

地域別に見てみると、今シーズンは大曲地域の降雪量が最も多く、太田地域と比べると30㎝ほど多く降りました。確かに、通勤時やお出かけの時も、「大曲の方が雪多いな」と思うことが頻繁にありました。

大仙市内のどこの地域も、30㎝~60㎝ほど雪が残っているようですが、雪の切れ間から小さな春を見つけました。

太田庁舎の東側、ここは毎年ふきのとうの芽吹きが早いのですが、早速群生していました。IMG_8079IMG_8084
雪と隣合せにたくましく芽吹く姿は、やはり雪に負けない秋田県民の姿に重なりますね。

 

そして、庁舎の前の道路脇にはスイセンの芽が背丈を揃えて並んでいます。IMG_8087
スイセンの黄色の花が並ぶのが待ち遠しいですね。

 

太田で見つけた小さな春。小さな芽吹きも新生活に向かう私たちも、同じように明るく暖かい春を待ちわびています。春よ来い、早く来い♪

太田の星☆ ひびき&ひだか編

一生懸命にスポーツに打ち込む姿を見て、感動や元気をもらったりすることありますよね。
そこで「ふるさとこんにちは」では、スポーツで活躍する太田の若者を紹介したいと思います。
題して「太田の星☆」スポーツで輝く姿と、スポ根アニメ「巨人の星」を意識してみました。
記念すべき、第1回で紹介するのは、秋田工業高校を卒業したばかりの髙橋響(ひびき)さん(18歳・新田出身)と大曲工業高校を卒業したばかりの髙橋陽喬(ひだか)さん(18歳・小神成出身)です。
2人は太田中学校野球部でチームメイトとして3年間を共に過ごした親友同士です。

インタビューしたいと連絡を入れると、それぞれ進学と就職を控え忙しい中にもかかわらず、2人とも快く太田支所まで足を運んでくださいました。
応接室に2人が揃うと、制服姿の響さんをみて、陽喬さんは「この格好でいいですか?制服のブレザー、後輩にあげちゃってないんすよ」とそわそわとし始めます。「なんもですよ。お話聞くだけですから。最後に写真撮らせてね」と伝えると落ち着く陽喬さん。
素直でハツラツとした2人の18歳に独占インタビューさせてもらいました。

 

響さんは、秋田工業高校で陸上部に所属し、個人種目でそして駅伝チームの一員として数々の栄光を残しました。
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Q.主な成績を教えてください
A.3年生時の主な個人種目の成績としては
県大会  3,000m障害 1位 / 5,000m 3位 / 1,500m 6位
東北大会 3,000m障害 5位
インターハイ 3,000m障害 決勝進出
駅伝チームとしては
県大会 優勝
全国大会 21位 です。
Q.1月に行われた都道府県対抗駅伝でも走りましたよね?
A.スタートを走りました。
Q.緊張しました?どんな気持ちでしたか?
A.3年間でだいぶ試合には慣れたので。場所とりを大切に走りました。
Q.中学校では野球部だったのに、陸上をやろうと思ったのは?
A.中学2年の時に、もっと上のレベルで戦いたいと思い、
ちょうど駅伝とも出会い、高校では陸上をやろうと決心しました。
Q.陸上の魅力は?
A.しっかり練習すると、力になって返ってくる。その充実感が陸上の魅力ですね。
チームで戦う場合も、チームメイトの遅れを挽回した時の達成感や勝利を分かち合えるところも魅力です。
Q.一番印象に残るレースは?
A.駅伝チームで走った県大会と全国大会です。
監督が最後の年でしたので、花を咲かせたいと思って走りました。
県予選からチームキャプテンをし、不安から思った走りができないことがあり、つらい時期もありました。
Q.今後は?
A.大学に進学して、陸上を続けます。

中学2年生で願ったとおり全国レベルで戦える選手となってしまうとは、優しそうな表情の下にきっと強い信念とたくさんの努力があったことだろうと推察されます。
今後は駅伝で有名な大学へ進学するそうです。テレビや新聞で名前を拝見できるかもしれない注目株です。

 

陽喬さんは、大曲工業高校の野球部に所属し、キャプテンとしてチームをまとめあげ甲子園出場を果たしました。IMG_8072

Q.主な成績を教えてください
A.3年生の時で
春季大会 全県3位
東北大会出場
甲子園秋田県予選  優勝
甲子園出場  ですかね。
Q.キャプテンだったんだよね?
A.あぁ、はい。
Q.監督の推薦で決まるの?
A.いや。自分から。コーチに勧められ、自分で監督に言いに行きました。
Q.おぉ~。すばらしい。野球部って多いよね?
A.各学年、20人ぐらいいます。
Q.それをまとめて、結果を出すってすごいね!
A.まとめたという自覚はないですね。
本当は厳しい言葉をかけなきゃいけない時も、最初のうちはできなかったです。
新チームになり勝てると思っていた県南予選を2回戦で負けてしまった。
その時から、甲子園に近づこうとチームが一つになり成長できました。
Q.60人もいれば、チームメイトだけど、ライバルだよね?
A.一人ひとりがレギュラーは譲れないという気持ちを持っているチームです。
インフルエンザで部員の10人以上が休んだ状態で大会に臨んだこともありますが、
自分のポジションは譲れないという気持ちがあるので、気力で発熱も寄せ付けずレギュラーで休んだのは1人だけでした。
Q.ポジションは?
A.高校ではずっとセカンドだったのが、夏前にショートに変更しました。
Q.もっとも印象深い試合は?
A.県予選決勝と甲子園での試合ですかね。
Q.今後は?
A.千葉県内の企業に就職します。軟式野球部があるので、野球は続けたいです。

陽喬さんは、日本学生野球協会の2016年度優秀選手に選ばれました。大曲工業高校から選ばれたのは、初めてのことだそうです。優秀選手に選ばれるためには、野球の成績だけでなく、学校生活や学業成績なども考慮されます。陽喬さんは、文武両道を実践し、その姿を見せることでチームを引っ張っていたのだろうと思います。後輩に制服をあげちゃうところも、チームメイトに頼られ慕われた証拠だなと思わずにいられません。

残念ながら、2人とも、今春、太田から羽ばたきます。IMG_8076

スポーツで輝く2人の「太田の星☆」、どこにいてもきっと輝いてくれることと思います。
欲を言えば、一回りも二回りも成長して太田にまた帰ってきてくれると嬉しいのですが。
いつだって、ふるさと太田では2人を応援しています!
がんばれ、ひびき&ひだか!

雪原の向こうに鳥海山を望む

2月28日(火)、太田地域は朝からお天気が良く、一日中雲の少ないカラリと晴れた日でした。こんな日はきっと鳥海山がきれいに見えるはずと見上げた鳥海山は、期待以上にきれいでした。雪原の向こうに、いつもは見えない下の方までくっきりと、美しく見えました。IMG_7998

秋田県内の各地でも「ここから見た鳥海山が一番!」と言われるスポットがたくさんあるようですが、太田に暮らす私たちにとっては、やはり太田から望んだ鳥海山の美しさが格別です。太田地域は東をみれば奥羽山脈があり、連なる山々の美しい自然美をいつも間近にみることができます。一方で西をみると田園風景の向こうに一人気高く孤高の美しさを放つ鳥海山、その対照的なところにも心惹かれるものがあるような気がします。

鳥海山がきれいに見える日は、思わず秋田県民歌の「♪秀麗無比なる鳥海山よ~」というフレーズを口ずさんでしまいます。

 

秋田県民歌が制定されたのは昭和5年。
制定にあたり、秋田県では歌詞の募集を行いました。県内の小学校教員を中心に41名から応募があり、選考の結果、横沢村の倉田政嗣の作品が三等二席に、そして横沢村国見の鈴木正之の作品が佳作に選ばれ、東京音楽学校へ送られています。文学を通じた友人関係であった二人は、どちらからともなく誘い合い応募したといいます。入選した5編の作品のうち、2編が太田の方の作品ということは、大変誇らしいことです。

東京音楽学校へ送られた5作品のうち、倉田政嗣の作品が選ばれ、高野辰之の修正と成田為三の作曲により、秋田県民歌は作り上げられました。

倉田政嗣が応募した作品では
「秀麗無比なる鳥海山よ」の部分は  『秀麗氣高き鳥海の嶺』 となっています。

鈴木正之が応募した作品でももちろん
『霞に青き鳥海を』と鳥海山を詠みこんでいます。

どちらの応募作品でも、詞の一番初めにに鳥海山を挙げていることから、鳥海山への強い想いが感じられます。

先人の想いがこもった「秋田県民歌」を大事に歌い継いでいきたいものです。

 

そして、2月28日は一日中、鳥海山をみることができた実にラッキーな一日でした。
夕焼け空にシルエット状にみえる鳥海山もステキ!と思っていると、なんと大曲方面に花火が上がる瞬間をとらえることができました。IMG_8027

太田の雪原の向こうに花火と鳥海山。まさに「♪詩の国あきた~」 ですね☆

滑り納めは、大台スキー場へ♪

いよいよ暦も3月に入りました。
気温の緩む日も次第に増え、冬もいよいよ終盤を感じる今日この頃です。

そんな中、大台スキー場では2月15日から毎日ナイター営業を行い、昼夜にわたってお客様のご利用をお待ちしているところです。
★IMG_8008長さ約1.4kmと、秋田県一の走行距離を誇るこのナイターコース。
ふもとから臨むナイターの光はきらきらと美しく輝き、往来する人々を七色が彩るゲレンデへと誘(いざな)っているようです。
★IMG_5943
今年度の営業は3月12日(日)まで、ナイター営業は11日(土)が最終日です。
期間内の営業時間は、平日 12:00~21:00、土・日 9:00~21:00 (※いずれも16:00~17:00はゲレンデ整備のため休止)
となっておりますので、 この冬まだまだ滑り足りない、仕事帰りにひと滑りしたいという皆様は、ぜひ大台スキー場へ足をお運びください♪

 

 

「元気なふるさと秋田づくり」顕彰事業 太田地域から2団体が受賞

2月27日(月)、仙北地域振興局で「元気なふるさと秋田づくり」顕彰事業表彰式が行われました。

「元気なふるさと秋田づくり」顕彰事業は、自立的・主体的な活動を行っている団体・個人を表彰し、地域づくり活動の活性化を図ることを目的とし、平成19年度から実施されており、これまで49団体・1個人が表彰を受けています。今年度は全部で6団体が受賞し、そのうち太田地域では「太田北小学校児童会」と「太田一杯の味噌汁プロジェクト」の2団体が表彰を受けました。

「太田北小学校児童会」は、10年前から全児童で演じる「全校音楽劇」に取り組んでいます。IMG_6190IMG_6066IMG_6125

児童全員が一人一役を担い責任を持って取り組むことにより、表現力・仲間意識・信頼関係が育まれています。脚本・演出などはプロの方の協力を得ており、衣装や大道具は保護者と一緒に作成します。劇中の生演奏は地元有志のミュージカルバンドが行います。児童の皆さんは、地域の大人の支えを感じ、感謝しながら演じることから、保護者のみならず地域全体の住民が公演を楽しみに待っています。毎年、公演日・前日の公開リハーサルともに500人近い来場者が訪れる、太田の一大イベントとなっています。地域全体で子どもを見守り・育てるという気運を醸成している点も評価され、このたび受賞となりました。IMG_7967

表彰式には今野天美校長先生と児童会から6年生の髙橋翔さんと小松楓さんが出席しました。活動の内容を発表し、「この音楽劇は北小の宝・国見の宝となっています」とスピーチしてくれました。IMG_7957

 

「太田一杯の味噌汁プロジェクト」は、食育を通じて、子ども達に「食べることの大切さ」「太田町の魅力」「生きていく力」を伝えることを目的とし活動しています。IMG_1244IMG_1382IMG_1518

親子での味噌作りに取り組み、仕上がった味噌できゅうり味噌パーティや味噌汁会を開催しています。また、太田地域でのイベントでも味噌汁販売を行っているほか、味噌ボールづくりのワークショップなども開催しています。

地域との交流をはかりながら食育の普及に取り組んでいることが評価され、受賞となりました。IMG_7971

代表の田口名緒さんは、「味噌に係わる麹屋さんや豆を作る農家の方、太田分校さん、野菜ソムリエの方が協力してくれる姿から太田地域の良さを伝えたい。そして味噌を作ることの手間を一緒に体験し、生きていく力を子ども達に身に付けてもらいたい。活動にゴールはなく、いずれ芽が出ることを信じ種をまき続けたい」という思いを語ってくれました。IMG_7961

 

受賞された2団体の皆さん、おめでとうございます。

どちらの団体の活動も、地域の子ども達の健やかな成長を願う活動と感じました。地域の子どもが元気だと、大人も元気になれます。今回の受章を励みに、今後も「元気なふるさと秋田づくり」の模範となって太田をけん引してもらえたらと思います。これからの活動も楽しみにしています!

第36回太田の火まつり

2月18日(土)、太田地域の奥羽山荘西側広場において、第36回太田の火まつりが開催されました。
太田の火まつりは、雪中田植え・天筆焼き・紙風船上げなど太田地域に伝わる小正月行事の伝承を目的として、それらを一堂に行う、太田地域の冬の一大イベントとなっています。

開催に向けて、昨年11月から実行委員会を立ち上げ、何度も集まり協議を重ねながら、協賛金集めや当日の動きなど、開催に向けて着々と準備が進められました。
また、当日使われる紙風船や天筆の製作も、地元有志や地域の園児、小・中学生、高校生の皆さんの手により進められ、各方面で多くの人が携わり、「太田の火まつり」が作り上げられていきました。

昨年は、2月であるにも関わらず風雨という悪天候に見舞われ、紙風船上げを断念せざるを得なかったことから、多くの方が「今年は上げたい」という思いで当日を迎えたことと思います。
今年の天気予報でも、前日まで気温が緩み季節外れの雨天が続いたうえ、天気予報は風雪の予報と不安をあおるものでしたが、皆の想いが通じたのか、降雪はあったものの風は穏やかで、近年稀に見る好条件のもと順調かつ盛大に開催することができ、関係者を始め地域内外から多くの方々に足をお運びいただくことができました。

以下、今年の開催模様とその舞台裏を写真付きでご紹介します。

火まつりが始まる少し前。
ふれあい交流館では、集められた紙風船がずらっと並べられ、審査員による審査が行われます。
今回集まった紙風船は計44個で、どれも手の込んだ力作ばかり。
この中から最優秀賞1個、優秀賞2個、真木雪花賞1個、敢闘賞10個の計14個が審査員により選ばれます。
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17:00
辺りが暗くなってくるころ、火まつり開催に先立って、ご来賓の皆様を集めての神事がとりおこなわれました。
雪がちらつく中、厳粛な空気が漂います。
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17:30
ほぼ定刻通りに鷹觜実行委員長が開会宣言を行い、第36回太田の火まつりが幕を開けました。
開会宣言の後は、おおたわんぱくランドの皆さんが絵付けした紙風船が上げられ、ゆっくりと舞い上がる様は、オープニングを静かに盛り上げました。
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続いての福分けでは来賓の皆様より子供たちにお菓子が配られました。
また、一方では餅つき体験も行われ、ついたお餅はその場にいた皆様に振る舞われました。
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18:30
雪中田植えを披露して下さるのは、田ノ尻部落の皆さん。
雪中田植えは、「たっこたっこ」または「正月田」とも呼ばれる伝統行事で、水田に見立てた雪の田に、束ねた稲わらと大豆の殻を植えるようにして立て、その年の作占いと豊作祈願をするものです。
司会の説明に合わせ、早乙女の皆さんが作業を進めて行く様を、大勢の観客が見守っていました。
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18:50
雪が少し強まる中、東今泉八幡太鼓の演奏が始まりました。
天筆に用いるカマクラ(藁でできた塔)を両袖に抱えたような雪原のステージに、降り掛かる雪をも溶かさんばかりの迫力ある演奏が披露され、人々は足を止めて太鼓と三味線の音色に聞き入っていました。
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19:10
紙風船上げが始まりました。
随時、 ふれあい交流館から紙風船が運ばれ、ガスバーナーで紙風船に空気を送り込み膨らませた後、最後に火玉をつけて一つ一つ夜空に上げていきます。
雪は降り続きましたが風は穏やかで、次々と後を追うように上がっていく紙風船は何とも幻想的なものでした。

この紙風船上げを担当していただいたのは、実行委員を始め、紙風船上げボランティアに志願して頂いた皆さん、さらには当日飛び入りで手伝っていただいた方もおり、44個もの紙風船を上げるという大役を協力してこなしてくださいました。
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20:00
冬花火の第一部が始まりました。
第一部は大会協賛企業及び大仙市の提供によるもので、紙風船が上がった後の夜空を大輪の花が彩りました。
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20:15
いよいよカマクラに火をつけ、天筆焼きが始まります。
前日から会場に立ち、雨にさらされていたにもかかわらず、2つのカマクラは勢いよく燃え上がり、周囲を熱気に包みます。
そして、カマクラの周囲に立てられていた天筆が、係員の手によって燃え上がる炎で焚き上げられていきます。
IMG_1538 この天筆焼きで使われる天筆は、地元幼稚園児や小中学生によって書かれたもので、地元消防団員の皆さんによる安全帯が敷かれる中、観客はその背後から子供たちの願いが天高く舞う様子を見守っていました。

20:30
天筆の煙が落ち着いてきたのを見はからって、冬花火の第2部が行われ、火まつりはフィナーレを迎えます。
第2部は第91回全国花火競技大会実行委員からの提供で、イベント終盤にもかかわらず、多くの観客を魅了してしました。
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当日、会場には大仙市コミュニティーFM「FMはなび」の皆さんの姿もあり、この開催の様子を3時間という大枠で生中継してくださいました。
あいにく会場には来られなかったものの、ラジオでお楽しみいただいた方も多いのではないでしょうか。 ★IMG_9346
こうして、盛大に幕を閉じた第36回太田の火まつり。
当日は足元の悪い中、たくさんの方々にご来場いただきありがとうございました。
そして、3カ月前から準備を進めてきた実行委員の皆さん、寒い中従事して下さった地元駐在所・交通指導隊員・消防署・消防団の皆さん、本当にお疲れ様でした。
★IMG_9349地域の多くの方々が関わって、作り上げられている太田の火まつり。
そこには毎年、いろんなドラマが生まれます。
年々勢いを増している火まつり、来年も盛大に開催されますように♪

 

高校2年生を対象とした「企業説明会」開催

2月15日(水)、仙北ふれあい文化センターで、仙北地域雇用促進連絡協議会の主催により、高校2年生を対象とした「企業説明会」が開催されました。

高校2年生を対象とした「企業説明会」は今回が初開催で、2年生のうちから生まれ育った地元の企業を知ってもらいたい、地元企業の特徴や求める人材について、また先輩の入社動機や入社後の感想を知り、早い時期から情報収集してもらいたいという狙いから開催されました。

説明をする企業側は、業種のバランスよく、大仙市・仙北市・美郷町内の34社が参加し、企業ごとにブースを作りました。説明を聞く側の高校生は、大仙市内・仙北市内・美郷町内の高校に通う2年生約400人が集まりました。IMG_7507

 

企業ブースで高校生が説明を聞けるのは3回。1回ごとに25分を制限時間とし、高校生が自分の興味のある企業ブースに集まり、担当者の説明に耳を傾けます。企業の皆さんは、パンフレットや製品・商品を準備し、中にはパソコンやディスプレイ・プロジェクターを準備した企業もあり、映像を交え短い時間でも企業の特色がわかる説明をされていました。高校生の皆さんは、説明に大きく頷いたり、メモをとったりと真剣そのものでした。IMG_7502IMG_7552IMG_7547

高校生からは「身に付けておいた方がよい資格はありますか?」「いろいろな部署がありますが、どのように配属されますか?」「研修はどんなものがありますか?」といった質問がありました。企業の担当者からは「自動車の運転免許があればいいですね」「試験の時に、希望職種を記入する欄があります」「社会人のマナー研修などがあります」と返答がありました。

 

25分間の説明タイムが終わると、次の説明タイムまで入社1・2年目の先輩のスピーチがありました。製造業、サービス業、建設業など職種を違えて選ばれた6人が、ステージ上で仕事内容や仕事に対する思い・高校生に向けたメッセージなどをスピーチしました。スピーチの中には「困難な仕事を与えられ、周りと比べて『どうして私だけ』と思うこともあった。一人で悩まずに先輩や上司に相談し、優先順位をつけてこなせるようになった。困難なことほどこなせたときの達成感は強い」「最初は足手まといになるのではと心配だったが、先輩たちは十分わかっていて『こうした方がいい』という的確なアドバイスがあった。心配することは何もありません」「ケガをしないこと、体調管理を怠らないことが大事。自分の時間を作ることが難しくなることがある。高校生活でやれることをやって自信を持って就職に向かってほしい」など就職に向かうヒントがたくさんありました。たくさんの高校生、異業種の方がいる中で、どの方も自信を持ってスピーチされている姿が、とても頼もしくうつりました。IMG_7516

 

太田地域からは大曲農業高校太田分校の2年生13人が参加しました。そして、企業の担当者の中には、太田分校の卒業生の先輩が2人いました。昨年の生徒会長だった門脇丈さんは、秋田おばこ農業協同組合の担当者として参加しており、ブースを訪れた高校生に「一番のやりがいは、農家の方とのかかわりの中で、『ありがど』と感謝の気持ちを伝えられた時です。日常でも誰かに感謝されることは難しいと思います。仕事の中で感謝の気持ちを伝えられると、やりがいを感じますね」と自信に満ちた表情で話していました。IMG_7582

 

太田分校の2年生の皆さんに帰り道お話を伺うと、「ためになった」という方は13人中13人。「地元での就職を希望する」という方は半分ほど。「気になった企業は?」と質問すると「斉藤光学さん」と答えてくれた方がいました。「会話が弾み、親しみやすかった」と率直な意見が。まだまだ選択の幅が広い高校2年生の皆さんにとって、就職に向かう入り口として親しみやすさは大事かもしれません。建設業のブースにたくさんの女子高生がいましたが、やはり「高校の先輩がいるので話を聞きたくて」とのこと。この「企業説明会」の良さは、親しみやすさという点も大いにあったような気がします。

 

今回の説明会では、頑張る地元企業がたくさんあることを知り、地元で生まれ育った若者たちが活躍している様子や、先輩の姿を見て高校生たちが就職への糸口を探そうとする姿に、明るい未来を感じました。

取材中一番感じたことは、「地元愛」でした。

参加された皆さんの姿を見て、地元への愛着を忘れないようにしたいと、強く感じました。

参加された皆さん、おつかれさまでした。

熱く語る企業の皆さんと、真剣な表情の高校生の皆さん、どちらも素敵でしたよ☆

土を護る者は滅びず ~太田の農地を護る『ほ場整備事業』スタート~

土に立つ者は倒れず
土に活きる者は飢えず
土を護る者は滅びず

これは、明治時代の農学者・横井時敬(よこいときよし)氏の言葉です。

農業は国の大本(おおもと)であり、
私たちは、先人が創造(たがや)した大地の上で生きている。
時代は変わっても、人が土を耕して食糧を得るという営みは、
未来永劫変わらなく続いていく。

農業を基幹産業とする大仙市では、常に心にとめておきたい言葉です。

 

農地を守る取り組みとして、太田地域の横沢地区・三本扇地区を事業範囲とした大規模なほ場整備事業がスタートします。
この事業の受益面積は約500ha、受益者約300人で、太田地域内ではもちろん大仙市内でも最大規模となります。
このほ場整備事業にあたり、平成28年11月22日には「太田南部地区基盤整備推進協議会(髙貝久遠会長)」が設立され、平成32年度採択に向けた準備を始めています。

IMG_0107設立総会時の様子。会長には秋田県田沢疏水土地改良区理事長の髙貝久遠氏が選任されました。

 

2月14日(火)には、太田文化プラザで、「太田南部地区ほ場整備説明会」が行われました。
受益者となる農家の皆さんや、県・土地改良区などの関係機関の方々、合わせて約100人が参加し、事業内容と事業の流れなどの説明がされました。
開始に先立ち、推進協議会の髙貝会長からは「米の値が上がらないことや、減反政策にも後継者不足などがあり、農家収入が上向きにならない。課題の解決のために、コスト削減・効率化のためにも農地の大規格化は必要である。子や孫に農地を継承していくために、活力ある農村づくりとなるこの事業にご理解ご協力をお願いしたい。太田町が再生・創生していくことを目指したい」と力強く挨拶がありました。IMG_0102

その後、協議会事務局から事業推進のスケジュール、土地改良区への編入について、県仙北地域振興局より、農地集積加速基盤整備事業について説明がありました。農家の皆さんからは「暗渠排水の不具合時の対応や土質の改善等は行ってもらえるのか?」「面工事等の事業期間は何年かかるのか?」「営農構想作成の際は、県の指導等も得られるのか?」など具体的な質問がありました。IMG_0119

 

5年ごとに行われる統計調査である農林業センサスによると、秋田県の農業就業人口は30年間で半分以下に減少しています。さらに、就業人口に対する65歳以上の割合は、20.9%から63.9%と3倍以上にもなっています。後継者不足は統計調査上でも顕著に表れています。農業の担い手を増やすには、収益性の高い農業への転換が求められます。今回の太田南部地区ほ場整備もその一手となることでしょう。活力ある農村をめざし、『土を護る者は滅びず』を合言葉に、地域全体でこの規模も期待も大きいほ場整備に向かっていきましょう!

太田の火まつり coming soon part4 ~太田の紙風船海を渡る~

太田の火まつり本番を翌週に控えた2月11日。
大仙市から遠く離れた、台湾の新北(しんぺい)市で開催された平渓天燈祭(ピンシーテントウサイ)において、太田の火まつりの紙風船が異国の空高く舞い上がりました。
平渓天燈祭はランタンフェスティバルとも呼ばれ、旧正月15日の元宵節(げんしょうせつ:日本でいう小正月)に台湾新北市で開催される伝統行事です。
1,200個ものチャイニーズランタン(天燈と呼ばれるミニ紙風船)を夜空に上げる幻想的な祭りとして、その著名度は世界的なものとなっています。

この平渓天燈祭と大仙市太田地域で行われる「太田の火まつり」が、小正月行事を由来とした紙風船を上げる行事であることを縁の一つとして、大仙市と太田の火まつりのPRを目的に、大仙市観光物産協会の提案により平成27年度から交流事業が開始されています。
2回目の交流事業となる今回、訪問団として現地へ赴いたのは、大仙市観光物産協会から2名、大曲青年会議所から5名、市役所観光担当職員1名、そして太田の火まつり実行委員会から2名の総員10名。
☆IMG_6759 2月9日から12日までの3泊4日の行程で、9日は空路陸路を使っての移動、10日は現地で各方面への表敬訪問やあいさつ回りと、11日の天燈祭本番までのスケジュールはタイトなものでした。
当日上げる紙風船は、事前に絵付し貼り合わせたものを折りたたんで、手荷物として台湾に運搬。そして現地では仕上げ部分の最終段階を行い、紙風船上げ本番に臨みました。IMG_6762 リハーサル時はおぼつかなかった天気も、本番では好天に恵まれ、舞い上がった紙風船は、周囲で上がった小ぶりな天燈とともに、新北市の夜空に光となって吸い込まれていきました。 ②キャプチャ5キャプチャ6 この、「大仙市・太田の火まつり」と書かれた紙風船が天高く舞っていく様子は、県内の報道機関で取りあげられたのみでなく、台湾のニュース番組でも放送されました。

太田の火まつり実行委員会の代表として参加した鷹觜信行実行委員長(太田町三本扇)と髙橋広之副委員長(太田町惣行)の2氏は、
「今回は2回目の訪問ということで、前回訪問した時よりも余裕を持ってスムーズに進めることができた。平渓天燈祭との交流事業を通じて得たものを太田の火まつりにも還元していけるよう、今後、実行委員として考えを巡らせていきたい。」
と振り返り、火まつりに向けての抱負を語っていました。

 

さて、今週土曜日に迫った第36回太田の火まつり。
太田地域の小正月行事の継承・伝承を目的として、紙風船上げ、天筆焼き、雪中田植え、東今泉八幡太鼓といった小正月行事が一堂に行われます。

現時点の天気予報では、週末に近づくにつれ下り坂の様子。
ですが、たとえ悪天候でも、状況により一部屋内会場で対応し、強風等で紙風船が上げられない場合は、同会場にあるふれあい交流館内で、紙風船上げのデモンストレーション等を行うなど、ほぼイベント日程どおりの開催を予定しております。

今回用意している紙風船は約40個、地域の幼稚園児や地元有志の皆さんによる力作ばかりとなっております。
当日は是非会場へお越しいただき、多種多様な紙風船をお楽しみください。

消防職員意見発表秋田県大会で最優秀賞を受賞!!!

太田支所市民サービス課の消防・防災担当の佐藤史也です!2回目の投稿大変緊張しております!前回の初投稿時には、たくさんの方に読んでいただき、更にたくさんの反響をいただいて、大変嬉しく思っております。

タイトルの件ですが、2月10日(金)に秋田市のホテルにて第40回消防職員意見発表秋田県大会が開催されました。当日は県内12の消防本部から12人の方が意見発表を行いました。大曲仙北広域市町村圏組合消防本部からは大曲消防署東分署の茂木雄大さんが意見発表を行い、見事、最優秀賞に選ばれました。茂木さんは旧仙北町の高梨出身で、まだ22歳!という若さです。私は29歳にもなりますが、とても茂木さんのように堂々と大勢の前で意見発表などできません(汗)

茂木さんの発表テーマは『燃焼実験を活用した避難訓練』。燃焼実験の映像を作成して、訓練の行動に入る前に、実験映像を避難訓練の参加者へ見せることによって、訓練への意識向上に繋がるとし、「避難訓練の形骸化を改善することができる」と訴えました。

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(画像の一番左の方が茂木さんです)

実は、大曲仙北広域市町村圏組合では、消防職員意見発表秋田県大会で5年連続最優秀賞を受賞していることもあり、茂木さんには6年連続のプレッシャーが重く圧し掛かっていたかと思います。しかし、私は「もしかしたら茂木さんが最優秀賞を掴むのではないか」と心の中で思っていたのです。それは何故かと言いますと、茂木さんの意見発表の様子を何度か見ていたからなのです。大曲消防署東分署は旧太田町に存在し、茂木さんの意見発表練習場所は主に太田文化プラザ(太田支所の隣の建物)でした。

(以下、練習風景)

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茂木さんを指導する方は、平成26年に消防職員意見発表全国大会で最優秀賞を受賞した新田理沙さん(角館消防署)の指導員や、平成27年に東北支部消防職員意見発表会で優秀賞を受賞した石郷岡美幸さん(角館消防署)の指導員、意見発表の指導に定評のある市内中学校の先生など、とても豪華な顔ぶれです。

指導員の方々から熱の入った指導を受け、茂木さんの意見発表はどんどん良くなっていきました。茂木さんは自主練習もたくさんされていたようで、最終練習日である9日(木)に指導員の方から「雄大、おめ毎日練習してらったが?」「最初のどぎより格段に上手ぐなってるど!」とお褒めを受けていました。

もちろん、県内他の代表者の方々も素晴らしい指導員の元、長い期間にわたって練習を行ってきたかと存じますが、2週間弱にわたる練習(大曲仙北管内の予選会を含めれば、もっとたくさん)の成果を遺憾なく発揮された茂木さんに軍配が上がったのではないかと思いました。

茂木さんは4月26日(水)に新潟県で行われる東北支部消防職員意見発表会に、秋田県代表として出場します。ご健闘をお祈りします!

ちなみに、タイトルの写真ですが、左の方が茂木雄大さんです。右の方が茂木さんの上司である佐藤明志副分署長です。お二人とも2部(美郷町千畑地域)担当です。写真は太田支所にて撮影。

太田の火まつり coming soon… part3 ~願いごと五色にたなびく~

2月18日(土)、奥羽山荘西側広場において、第36回太田の火まつりが開催されます。
開催に向けての準備もいよいよ大詰めを迎え、支所の市民ホールも、より一層火まつりムードになってきました。
IMG_7416太田地域の小正月行事を一堂に集め行われる太田の火まつり。
当日はスケジュールに沿って、雪中田植え、東今泉八幡太鼓の演奏、紙風船上げ、天筆焼き、冬花火といった各種イベントが開催されます。
見どころの一つ「天筆焼き」は、稲わらで作った高さ10メートルの塔に火をつけ、その炎で五穀豊穣や天下泰平などの願いが書かれた天筆を燃やし、願い事の成就を祈るもので、このまつりが「火まつり」と呼ばれる所以の一つとなっています。

この天筆焼きで使われる天筆は、緑・黄・赤・白・青(み・ぎ・あ・し・あお)の順に細長く貼り足した五色の短冊に「天筆和合楽、地福円満楽」などの願い事を書いたものです。
火まつりでは例年、地域の小中学生や幼稚園児の皆さんに願い事を書き入れてもらっており、 現在、集められた天筆は順次、支所の市民ホールに飾られています。
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お願いには、
「かっこいいいちねんせいになれますように」
「おおきくなったらけーきやさんになりたい」
「ぷろやきゅうせんしゅになりたい」といった可愛らしいものから
お兄さんお姉さんになると、
「中学で部活と勉強を両立できるよう頑張る」
「テストで100点がとれますように」
さらには「日本がもっとよくなりますように」
のような頼もしいものまで様々です。
IMG_7426 IMG_7427火まつり当日は、たくさんの天筆が雪原の会場に色を添え、燃え盛るかまくらで焚き上げられます。
是非会場に足をお運びいただき、子供たちの願いが、天高く舞う様子をご覧ください。

▼天筆焼きの様子
23火まつり(天筆)■天筆焼きの由来■
かつての天筆焼きは、ほとんどの集落で行われていた小正月行事で、地域によっては「かまくら」とも呼ばれていました。
小正月を前に、地域の若者たちが近くの野や山から伐ってきた木を雪の田んぼに立て、行事当日の朝、子供たちが家々から集めてきた稲ワラを木に巻きつけて稲ワラの塔(かまくら)を作ります。
夜になると地域の人たちがそこに集まり、ワラを松明のように仕立てて火をつけ、その火をワラの塔につけようとする側、つけさせまいと塔を守る側に分かれて攻防が始まります。
徐々に塔に火が移る頃になると、竹の棒の先に天筆をかざし、火力で天筆が高く燃え上がると願い事がかなうとされ、その火柱に皆が手を合わせました。

太田町新田で念仏講

太田地域の新田地区では、毎年2月の上旬に老人クラブの皆さんが集まり、念仏講を行っています。
今年は、2月7日(火)に新田生活改善センターで行われました。

例年なら、近くの若木様を祀ったお堂(通称:ちょうろう様)の前で、吹雪の日でも外で行われていたようですが、風があまりに強かったため今年はセンターの中で行われました。ちょうろう様は、天然痘が流行した時代、この地区に天然痘が入ってこないように願って祀られたそうです。小正月のこの時期に、健康を願い古くから行われていたことが推察されます。

今回、念仏講に集まったのは15人。新田地区の老人クラブの皆さんは、「この時期はこれ。夏はグラウンド・ゴルフ。みんなで集まるのが楽しい」と、念仏講を冬の楽しみにしているようです。

長さ10mほどある大きな数珠を皆で持ち「南無阿弥陀仏」と唱えながら、回します。中央に鐘を鳴らしながら音頭をとる方が一人入ります。IMG_3422

ここ数年、この役を務めているのは髙橋イトさん(81歳)。皆さんに大ベテランと言われるイトさんは、「本当だばおらも珠さいっぱい触りでんだども」と愛嬌たっぷりに話します。イトさんが「南無阿弥陀仏」と先導し、そのあとに全員で「南無阿弥陀仏」と声を揃え唱えます。大きな数珠には、等間隔に大きな珠が3つあり、それが回ってくると、ありがたさを思い少し持ち上げます。IMG_3430

念仏は何度も繰り返され、そのうちすっと隙間を作ってくださり、取材に訪れた私を「かだれ」と誘ってくださいました。遠慮なく、早速かだらせてもらいました。数珠の木製の珠はつやつやと手触りがよく、声を揃え念仏を唱えると、一体感から心穏やかになります。これは、やはりありがたさが沁みます。毎年楽しみに集まることも納得です。IMG_3445

休憩中に話を伺うと、新田地区では、昔は人が亡くなると、その家を訪れ念仏講を行っていたそうです。隣近所の方が集まり、念仏を唱え数珠を回すことで悲しいことを良いことに変えようという思いがあったようです。数珠の大きな珠がちょうど止まった方には、いいことが起こると言われたそうです。

現在使用している数珠には「昭和28年」と表記がありました。それ以前に使用していたものが火事で焼失したため、この年に新しくしたということです。以来、この地区の健康と安泰を願い多くの方の手で回されてきたのだろうと思うと、ありがたみが増します。

今回集まった15人の最年長は85歳。念仏を唱える間ずっと立っていても疲れ知らず。見渡せば、15人とも元気そのもの!毎年、この念仏講により健康の恩恵を受けているのだろうと思わずにいられません。

太田地域では、新田地区のほかにも、時期は違いますが、斉内地区や小曽野地区でも人形道祖神(通称:おにょさま)の前で、念仏講が行われています。秋田県内では山内地域の百万遍念仏講が有名ですが、実は小曽野地区の念仏講の映像が、宮城県多賀城市の「東北歴史博物館」の映像展示室で映し出されており、太田の念仏講も知名度では負けていません。

新田の老人クラブの皆さんは「若い人だば仕事あるべ。おらだがやれねぐなれば、誰もやらねぐなるがもな」と遠慮がちですが、きっと若い世代の参加と継承を待っているはずです。地域の大先輩である高齢者の話を聞けば、まだまだ知らない地域の伝統があるかもしれません。耳を傾け、足を運んでみると、きっと大先輩たちはいつだって優しく「かだれ」と言ってくれると思いますよ。

まだまだ知らない太田があるかも知れない!皆さんもいろいろな地域行事にかだってみてください。そして太田支所への情報提供、お待ちしています♪

雪まる隊太田地域 一斉活動

2月5日(日)、太田地域の雪まる隊の一斉活動が実施されました。
「雪まる隊」は団体や個人の方がボランティア登録し、高齢者や障害者等の自立で除雪できない世帯の除雪を実施するボランティア団体です。
この日は、今年度の初出動日となりました。
8時30分に、太田保健センター前に41人のボランティアが参集しました。IMG_1697

今回参加してくださったのは、ライオンズクラブのメンバーや、民生委員の方、東今泉青年会の方、下堰部落会の皆さん、建設技能組合の皆さん、太田支所職員などです。

開始前に、大仙市雪まる隊の大信田孝文会長が「今年は降雪も少ないため、9軒という少ない数の要請となったが、9軒それぞれの家の状況に応じた除雪が求められているので、要望にあう除雪をお願いしたい。雪まる隊は11年目となるが、皆さんの協力は大変ありがたい。今後も継続して続けていきたい」と挨拶。IMG_1693

その後、41人のボランティアが6グループに分かれ、スコップやスノーダンプを持ち、除雪要請のあった9軒それぞれに向かいました。

 

積雪はそれほど深くないものの、やはりその家々ごとに要望は様々で、家の後ろのガスボンベまで回れるようにしてもらいたい、コンポストまで道をつけてもらいたい、屋根から落ちた雪が窓にあたっているので寄せてもらいたいなど、状況に応じた除雪をしていきました。IMG_1712IMG_1752

IMG_1783下堰部落会の方々は、割り当ての世帯の雪寄せが終わってから「地元だから」と同じ集落の方の家にまで駆けつけてくれました。「こっちもやろうが?」と、気心知れた間柄から積極的に軒下の雪を寄せていました。
除雪をお願いした方からは「なんと、いがった」「ありがでぇ」「なんぎかげだ」と感謝の言葉がたくさん聞かれました。
参加された皆さん、ありがとうございました。

大仙市では、平成27年度より福祉の視点と、地域づくりの視点から、新しい2つの雪対策事業を展開し雪に負けないまちづくりを目指しています。
高齢者等世帯の除雪費用が割引となる利用券の交付や、自治会等の集落単位での助け合い除雪への助成を行っています。大仙雪まる隊は、それ以前から、ボランティア精神のもとに地域の除雪弱者の味方として活動してきました。大仙市の政策としての雪対策とともに、今後も強い味方となり雪に負けないまちづくりを支えてくれることと思います。これからの活動も期待しています!

太田の火まつり coming soon Part2 ~紙風船づくり~

「太田の火まつり」の開催が、近づいてきました。今週の降雪も火まつり開催にちょうどよい雪をもたらしてくれているように思います。
2月18日(土)の開催に向け雪の準備も順調、そして各町内会や子ども会、学校・園などでは当日上げる紙風船の作製に精を出しています。

「太田の火まつり」は、小正月行事の伝承という目的から始まったイベントです。天筆焼き・紙風船上げ・雪中田植えなど太田地域に古くから伝わる小正月行事を集め開催されますが、当日のイベント参加のみならず、準備の様子や風景にこそ受け継いでいくべきものが詰まっています。一つ一つの行事の意味合いを調べたり、行事に使用する天筆・紙風船などの作製を地域の大人と子どもが一緒に行うことで伝承がなされています。

太田支所では、地域に伝わる小正月行事に少しでも触れたいという気持ちから、毎年紙風船づくりに挑戦しています。
今年は、1月に大仙市の地域おこし協力隊に着任した渡邉衣里さんも参加してくださいました。衣里さんは、普段は本庁舎のまちづくり課で勤務されていますが、大仙市内の伝統行事に積極的に参加したいと、今回の紙風船づくりもハリキッて太田に足を運んでくれました。

少し若返ったメンバーで早速紙風船づくりのスタートです。まずは紙の貼り付けから。グラシン紙という薄くて軽いそして空気が抜けにくい紙を貼りあわせていきます。グラシン紙は76㎝×101㎝の長方形、これを全部で33枚使用し、一つの紙風船が出来上がります。

工程①グラシン紙を4枚貼りあわせ縦長の用紙を8枚作り、その8枚に絵柄や文字を描きます。
工程②風船型にするために、上になる部分と下になる部分を三角に切り、貼りあわせると丸みを帯びるようにします。
工程③上になるてっぺん部分にもう一枚のグラシン紙を丸く切って張り、蓋をして空気が抜けないようにします。下の部分には針金を回し固定するとできあがりです。

今年の作製風景を紹介します。

工程①-1グラシン紙を貼りあわせていきます。IMG_7315

 

工程①-2絵柄の下絵を描いていきます。絵柄部分は、縦長になったグラシン紙を2枚貼りあわせ大きな面にして描きます。今年は太田のマスコット「ささ太」と、ねんりんピックPRの絵柄を描きました。IMG_7327

 

工程①-3絵具で色鮮やかに仕上げます。黒でフチ取りをするとピリッと絵柄が引き締まります。IMG_7356IMG_7346

 

工程①-4文字部分は太田支所の谷口市民サービス課長が習字の筆で、ものの5分ほどで滑らかにダイナミックに書き上げます。IMG_7379

 

工程②-1絵柄・文字が乾くまで待ち、乾いたら全ての紙を重ねあわせ、上下の部分を斜めに切り落とします。IMG_7384

 

工程②-2風船になるように、裏表を間違わないよう隣同士の紙を貼りあわせていきます。ここが一番難しい!IMG_7389

 

工程③-1てっぺん用に紙を丸く切り、上部に貼り付け蓋をします。IMG_7397

 

試しに温風ヒーターの前で温かい空気を入れ膨らませてみます。色鮮やかに穴もなくいい出来栄えです。IMG_7401

 

衣里さんは出来上がった紙風船の中を覗き込み、興味津々の様子。紙風船づくりは初体験だったそうです。やりきった満足げな笑顔がキュートですね。IMG_7413

 

職員による紙風船づくりは一日がかりとなりました。太田地域の各町内会や子ども会、学校や園でもきっと同じように賑やかに楽しく作製していることと思います。

大人になっても、みんなで一つの物を作り上げる満足感は同じです。自分たちで作ったと思うと、当日への楽しみが膨らみます。太田の大人も子どもも同じ気持ちで当日会場に足を運んでくれることを信じています。2月18日(土)は奥羽山荘西側広場へ Let’s go!

太田の火まつり coming soon… part1

太田地域冬の大イベント「太田の火まつり」が、2月18日(土) 奥羽山荘西側広場(グラウンド・ゴルフ場)で開催されます。
太田支所では、支所を訪れる皆様に周知し、太田の火まつりを地域で盛り上げて行こうと、支所市民ホールの掲示コーナーを一新しました。
IMG_3361本開催で第36回目を迎える太田の火まつり。
地域の小正月行事の伝承を目的として開催され、雪中田植え、東今泉八幡太鼓、紙風船上げ、天筆焼きといった地域の伝統行事が一堂に集まり、例年観客を魅了しています。

さらに、近年では冬花火も打ち上げられるようになり、地域内外から老若男女が集まる大イベントへと成長しています。IMG_3366

掲示コーナーでは、火まつりの雰囲気が伝わるよう、これまでの開催時の写真を掲示し、その両脇には「五穀豊穣楽」「学業成就楽」などの願いを書きこんだ1/3サイズと1/4サイズの天筆を吊り下げ、彩りを添えました。

既に地域の幼稚園や小中学校生では園児・生徒たちによる天筆への筆入れが、そして太田生活改善センター(旧太田公民館)の集会場では地元有志の皆さんによる紙風船が、それぞれ作製作業の大詰めを迎えているところです。

また、開催に向けての準備も、火まつり実行委員会の皆さんが中心となって、地元駐在所や消防署、消防団の皆さんからもご協力をいただきながら、着々と進められている最中です。

IMG_3368前回開催時は、季節外れの風雨に見舞われ、厳しい環境下での開催となってしまいましたが、それでもご来場いただいた皆様や関係者各位のご協力をもって盛会裏に終了することができました。
やはり、火まつりに先立ち願うのは、好天に恵まれ無事に開催されること・・・
「無事開催楽」といったところでしょうか。
今年も多くの方々にご来場いただき、盛大に開催されることを祈っています。

なお、悪天候であっても奥羽山荘西側広場に隣接する「ふれあい交流館」館内等で開催します。(下写真:昨年度開催時の様子)
DSCF2074このような、送風機等を使った紙風船上げのデモンストレーション(試し上げ)を行うほか、その他日程についても、室内(一部屋外)で通常どおり実施します。
皆様のご来場お待ちしています。

■各種イベント日程■
17:00~ 開場、 イルミネーションライトアップ、甘酒振舞いサービス
17:15~ 神事
17:45~ 餅つき
18:00~ 開会宣言
18:05~ 福分け 餅振る舞い  ※なくなり次第終了
18:30~ 雪中田植え
18:50~ 東今泉八幡太鼓
19:10~ 紙風船上げ
20:00~ 冬花火(第1部)
20:15~ 天筆焼き
20:40~ 冬花火(第2部)

 

 

 

 

 

太田の花 販売1億円達成

花のまち太田は、花いっぱい運動や花壇づくりばかりでなく花きの栽培も盛んです。

昨年11月末にJA秋田おばこ太田支店花き部会の販売額が念願の1億円を達成し、1月20日に中里温泉で花き生産者や関係者約50名が集まり、祝賀会が開催されました。IMG_9226

祝賀会では、主催者を代表してJA秋田おばこ太田支店花き部会の高橋孝夫部会長が「太田の花き部会は今から25~6年前に会員7~8名の花き栽培研究グループとして発足した。発足当時はコスモス、マイクロマム、カーネーション等を栽培し、栽培技術も市場調査も何もなく、ただ作ったものを売るというだけで、安く取引された。その後の生産者の懸命な努力とJAをはじめとする関係機関の支援をいただき、平成19年度は3,800万円だったものが、このたび販売額1億円達成となった。先駆者たちが茎を伸ばし、それを引き継いだ若い生産者たちが切磋琢磨しながら実績を伸ばしてきた。これまで1億円達成は大きな目標であったが、達成した今は通過点だと思っている。若く力のある生産者が増えてきており、花の産地としてますます頑張っていきたい」とあいさつ。

来賓として出席した安達太田支所長(市長代理)は「1億円達成、おめでとうございます。生産者のみなさんの日々の努力が実になり1億円達成となった。太田地域では、10年前の平成18年にエダマメの販売が1億円を達成し、このたびは花きが1億円達成となり、次の1億円は何かな、と大きな期待と楽しみがある。今年4月には世界花火シンポジウムが開催され、世界中から来訪される方がたに花火ダリアでお迎えする計画もあるようだ。栗林市長が太田支所に来るたびに花き農家のみなさんからたくさんの花をいただき、市長を迎えている。みなさんの気持ちは間違いなく市長に届いている。農業のまち太田は、農業が元気であれば地域経済が活性化する。太田支所でも一生懸命応援するので、今後とも頑張っていただきたい」とエールを送りました。

またJA秋田おばこの藤村正喜代表理事組合長は「JA秋田おばこでは、園芸販売額を29年度に29億円、30年度に30億円になることをめざしている(平成27年度実績は約25億円)。その牽引役は太田であり、JA秋田おばこ14支店ある中で太田支店の販売実績がダントツである(平成27年度実績は約5億円)。花き部門のさらなる頑張りを大いに期待している」、池田正孝JA秋田おばこ花き部会長は「花き部会は、農協合併の前に統合してJA秋田おばこ管内の花き生産者が一つになり、技術の平準化や市場への売り込み、そして仲間づくりに取り組んできた。太田の花き生産者の頑張りは素晴らしい。2020年の東京オリンピックでは、JA秋田おばこの花でメダリストにブーケ(花束)を贈りたい、という大きな目標を持っている。太田地域の生産者の努力を称えるとともに、これからまた大きな目標に向かって花き部会一丸となり頑張っていきたい」とあいさつがありました。

会場の各テーブルに花き部会ならではの、自分たちで持ち寄った花々で自作のフラワーアレンジメントが並びます。IMG_9234

花き部会の女性会員の皆さん。華やかさが際立ちます。

 

太田地域の花き販売額は次のとおり(JA秋田おばこ太田支店花き販売実績)
平成17年度   2,552万円
平成22年度   5,754万円
平成27年度   9,626万円
平成28年度  1億  81万円(平成28年11月末現在)

 

太田地域で販売額1億円達成はエダマメに次ぐ快挙で、JA秋田おばこ管内でもアスパラガス(仙北地域)、トマト(中仙メガ団地)のみとなっています。

太田地域の花き生産者は、現在40名(38戸 花の種類を違えて父子が2組)、販売額1億円超えを40名の生産者の努力により成し遂げました。中でも若い生産者が急成長しており、大仙農業元気賞やふるさと秋田農林水産大賞担い手部門未来を切り拓く新規就農の部大賞などを受賞しています。1千万円を超える生産者も数人いるそうです。この若い経営者の育成こそが、年々販売額を増やしてきた大きな要因の一つとなっているように感じます。「花のまち太田」で、子どもの時から花いっぱい運動や花だんづくりを通じ、花と寄り添い暮らしてきた若者たちが就農し、花き栽培で地域産業を支えてくれていることは、大変誇らしいことです。

 

太田支所では「庁舎に飾ってください」とたびたび花を頂戴しています。
いつもありがとうございます。

IMG_2897太田支所に寄贈された花の一例。平成28年10月12日太田支所ホールに飾られた花々。

支所では、今回の栄誉を称え、同時に花き生産者の皆さんのがんばり、気持ちを多くの人に伝えるべく応援していきます。ますますの販売額増加と、花の産地として太田の知名度が増していくことを期待しています!

スルスルと入れますように 『合格祈願そば』

1月19日、受検を控えた太田中学校の3年生の皆さんに、『合格祈願そば』の差し入れがありました。

これは、太田町生活リゾート株式会社が、太田中学校の3年生の皆さんに「高校受検でスルスル入れるように」と願い、給食の時間に地元産のそばを食べてもらおうと企画したものです。

太田町生活リゾートでは、地元産そば粉を使用したオリジナルそば「大台そば」を取り扱っています。平成25年の春から、スキー場のオフシーズンを活用し春から秋までの期間限定で、手打ちの十割そばを提供しており、今年で4年目になります。今回の企画を提案した中里温泉の伊勢支配人は、「かねてから、地元の中学生にも地元にこんなにおいしいそばがあるということを知ってもらいたいと思い、そばの差し入れをしたいという構想があった。今回初めての試みだが、継続していきたい」と力が入ります。今回は、スルスル食べられる喉ごしを重視し、十割でなく二八そばを準備しました。IMG_7241

そば打ち担当の小柳さんは、太田中学校に提供する分として朝6時からそば打ちを始めたそうです。9:30頃、太田中学校の調理室に荷物を運び、そばを茹でる準備やそばつゆの準備などを始めました。給食の献立にさらにプラスした「合格祈願そば」のため、通常の一人前の半分の量を一食分としました。12:30の給食の時間までに、3年生と先生方の分全部で78食を茹で、あたたかいそばつゆをかけて、ネギとかまぼこを添えて仕上げます。IMG_7264IMG_7252IMG_7266

給食の時間になると、生徒の皆さんが調理室に来て、あたたかいそばを教室まで運びます。

 

教室では、「ズルズル」「ちゅるるん」「ズズー」とおいしい音があちこちに響きます。

伊勢支配人が3年生の2クラスをそれぞれ訪れ、「皆さんにスルスル入ってもらいたいと思い『合格祈願そば』を準備しました。地元にもこんなにおいしいものがある。がんばって作っていることを知ってもらいたいと思っています。この『合格祈願そば』を食べて体調を万全にして全員合格できることを願っています」と挨拶。クラスの代表が「おいしいそばをありがとうございます。全員合格できるようにがんばります!」とお礼の言葉を述べていました。

「おいしいですか?」と聞くと、「おいしいです」「スルスル入ります」とたくさんの生徒がいい笑顔で答えてくれました。IMG_7288IMG_7282IMG_7277

地元産のそば粉で作った、しかも人の手で打った手打ちのそば、地元の企業が企画しアツアツで提供してくださった、応援の気持ちがたくさんこもったそばは、中学生達の身も心も温めてくれたことと思います。

全員そろって、スルスル入れますように☆

 

※秋田県の高校入試は、正式には「秋田県公立高等学校入学者選抜学力検査」であるため、ブログ中ではあえて「受検」と表記しています。

大台スキー場 1月13日より営業開始!

1月10日の午後から降り始めた雪により、1月13日から大台スキー場もついに営業を開始しています。

 

12日はスキー場の従業員総出でゲレンデの整備にあたりました。

13日の大台スキー場の積雪は80㎝。第1リフト(ロマンスリフト)のみの運転となりましたが、オープンを待ちわびたスキーヤーとボーダーが、ふわふわの新雪を楽しみました。IMG_1373

ときおり雪が降るものの、吹雪くこともなく、なかなかいいスキー日和となりました。午前中には、スキー教室の子ども達の姿もありました。子どもの歓声が響くスキー場は、やっぱりいいですね。IMG_1372

今日はナイターも営業しています。日曜日からは第2リフト(パラダイスリフト)も営業の予定です。

 

ロッジ下の一角では、山猫屋ピザのピザ窯の試運転もありました。IMG_7103

山猫屋ピザは毎週土日、営業予定です。土曜日は12:00~14:00、日曜日は10:00~16:00の営業、一枚500円で本格ピザ窯で焼いたアツアツのピザが食べられます。ぜひお立ち寄りください。

 

13日の午後には視界良好な時間帯も。image1

このロケーション、大台スキー場に行きたくなっちゃいませんか?

皆さん、今週末は、ぜひ大台スキー場へ♪