ふるさとこんにちは

秋田県大仙市公式ブログ

Home » Posts tagged "枝豆"

夏色グリーンのその後と晩生枝豆

7月下旬に太田地域の夏色を紹介しましたが、それから早一ヶ月。9月に入り、真夏の痛いくらいの暑さも和らぎ、夏色グリーンも移ろいでいます。

 

手前から、大豆・蕎麦・稲穂、そして大台スキー場

大豆の緑色が濃いのは相変わらずですが、そばの白い花が咲き、稲も実を付け、黄金色になってきました。写真手前から奥へ、夏から秋へと色合いの変化が季節とシンクロしています。

そんな夏のおわりが感じられる9月上旬、太田地域では晩生枝豆の収穫作業が行われていました。
この日訪れたのは、太田町国見の小松正信さんの枝豆畑。枝豆の収穫作業は手作業もしくは手押し型の機械による収穫が一般的ですが、小松さんは今年からトラクターを使い収穫作業を行っています。

トラクターに取り付けられた枝豆収穫機

収穫機はアタッチメント方式でトラクターに取り付けができるので、普段の農作業で使い慣れたトラクターで作業ができ、今まで一往復していた畝を片道のみで収穫できたり、莢(さや)の取り残しを減らすことができたりと、作業効率が大幅に上がったそうです。

枝豆の収穫作業。早い!!

枝豆と言えば、夏休みにスイカやとうもろこしと共に食卓に並ぶイメージがありますが、秋田県一の枝豆の産地である太田地域では7月中旬から10月上旬までの長い期間で、早生~晩生の約30品種の枝豆が出荷されています。
今回の取材時に収穫していた枝豆は、秋田県のオリジナル品種「あきたさやか」という枝豆で、晩生の中でも早い時期に収穫される種類の枝豆でした。一口に枝豆と言っても品種は様々。もっともよく知られている「湯上り娘」やあきたさやかと同じ県のオリジナル品種で甘みが強く、莢の大きい「あきたほのか」等が太田で栽培されています。
「あきたさやか」は現在出荷されており、「あきたほのか」はこれらから出荷されていくそうです。まだまだこれからも太田の枝豆を食べることができますので、枝豆の味や種類を比べながら、夏のおわりの枝豆を楽しんでみてはいかがでしょうか。