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秋田県文化功労者受賞記念講演会が開催されました

平成30年10月26日、黒澤三郎様(福田在住)並びに冨樫泰時様(高梨出身)が秋田県文化功労者表彰を受賞されました。秋田県文化功労者表彰とは本県文化の向上発展に卓越した功績のある個人又は団体の事績を讃え、表彰するものです。

受賞されたお二方の活動や体験談を拝聴することで、仙北地域の歴史的・文化的地域資源について、より深く知っていただけるものと、平成30年12月9日(日)午後2時から、仙北ふれあい文化センターイベントホールにて、受賞記念講演会が行われました。

お二人のご経歴を紹介しますと、

【黒澤三郎氏】

黒澤様は昭和2年に現秋田県大仙市の上福田にお生まれになり、家業の農業に従事しながら俳句や郷土史の研究をされ、昭和44年には「仙北村史談会」を結成、以降49年の長きにわたり、東北最大級の国指定史跡「払田柵跡」の発掘調査への協力や、遮光器土偶「星宮遺跡」の発掘の端緒を開かれました。
また古文書の整理・継承の必要性を訴え、東北初となる大仙市アーカイブズの開設に大きく貢献されました。
旧仙北町文化財保護審議会会長、大仙市文化財保護審議会副会長、大仙市公文書館設置懇話会委員なども歴任され、また、秋田県民俗学・日本民俗学会員・秋田県文化財保護協会員として、全県的な史料の研究活動にもご尽力されたことで、秋田県文化財保護協会表彰を受賞されております。

【冨樫泰時氏】

冨樫様は、昭和16年に現秋田県大仙市高梨でお生まれになり、國學院大学文学部史学科をご卒業され、秋田県埋蔵文化財センター所長、秋田県立博物館長、秋田県立図書館長などを歴任されました。現在も、秋田県文化財保護審議会会長、旧池田氏庭園保存整備審議会会長、払田柵跡環境整備審議会副会長、大仙市文化財保護審議会委員とご活躍されてます。
また、著書は『秋田の博物館』、「集落遺跡に視る土器文化の受容について―男鹿市大畑台遺跡の検討から―」『あきた史記 歴史論集6』など多数出版されてます。

黒澤様からは、「90年を振り返って」と題して、ご講演いただきました。

冨樫様からは、「私の考古学への想い」と題して、ご講演いただきました。

お二方からは、これまでの活動の歩みと体験談をお話しいただきました。

黒澤様、冨樫様、このたびはご講演いただきありがとうございました。お二方の今後のさらなるご活躍をお祈りしております。