暖冬による農作物被害にご注意ください!―農業者の皆さんへ―

公開日 2020年03月25日

更新日 2020年03月25日

 今冬は12月中旬以降、気温が高く推移しており、りんごの発芽は観測史上最速となる見込みであることなど、園芸品目の生育が例年よりかなり早くなっております。また、3月12日に仙台管区気象台が発表した1か月予報では、「向こう1か月の平均気温は高い」と予想されていることから、今後、病害虫の発生の早期化や凍霜害等による農作物への被害が懸念されます。
 ついては、今後の気象情報を注視するとともに、下記被害防止対策をお願い致します。

 

野菜


1 生育状況等
○ 暖冬の影響により、たまねぎやにんにく等の越冬野菜、ほうれんそう等の冬期野菜は生育が前進。
○ 育苗中のねぎ等は例年より生育が早まっており、一部で苗が徒長気味となっている。

 

 

2 今後の対応
【育苗管理】
○ 育苗中の野菜はハウスの換気により温度調整し、軟弱徒長苗にならないよう管理を行う。


【病害虫・除草管理】
○ 越冬野菜については、生育が進むことが予想されるため、病害虫防除を前倒しして行う。
○ アザミウマ類、コナジラミ類などの高温条件で繁殖する害虫の多発が予想されるため、早期の防除対策を徹底する。
○ 積雪が少ないことから雑草の発生が早まることが予想されるため、除草対策を早めに行う。


【生育管理】
○ 早過ぎる定植は、降雪害・凍結害の恐れがあるため控える。また、定植を早める場合は、ベタがけ資材を利用するなど、適切な対策を行う。
○ 定植後にほ場が乾燥する場合は、積極的に潅水を行い生育を促す。

 

 

花き


1 生育状況等
○ 暖冬の影響により、出荷中のラナンキュラス、チューリップ、カンパニュラは生育が前進。
○ 育苗中のキクでは例年より生育が早まっているほか、リンドウにおいても越冬芽が動き始めており、萌芽期に到達しているほ場も見られる。

 


2 今後の対応
【育苗管理】
○ キクの親株の生育が前進した場合であっても、挿し穂の冷蔵貯蔵により、できるだけ例年の挿し芽時期を守る。
○ 高温により、茎葉の過繁茂や軟弱徒長となる恐れがあるため、日中はハウスサイドや入口を開放して、適温管理に心がける。また、過かん水を避けて、苗の徒長を抑制する。


【病害虫・除草管理】
○ 病害虫の発生が例年よりも早まる可能性がある。周囲の除草等の耕種的防除に努めるとともに、発生が確認された場合は、早期の薬剤散布を心がける。

 

 

果樹


1 生育状況等
○ 高温の影響から、果樹全般に、生育が平年よりも大幅に早まると見込まれる。
○ りんご「ふじ」の発芽(果樹試験場本場)は、昭和42年からの観測史上最速となる3月24日(平年より17日早い)になる見込み。
○ 日本なし「幸水」の発芽(果樹試験場天王分場)も、昭和39年からの観測史上最速となる3月29日(平年より11日早い)になる見込み。
注1)発芽は、3月17日現在の予測値で、今後の気温が平年より2℃高く推移した場合を想定。
注2)これまでの発芽の最速値は、りんご「ふじ」が平成2年及び27年の3月30日。日本なし「幸水」が平成2年及び27年の4月1日。

 


2 今後の対応
【施肥】
○ 春肥の施用は、速やかに行う。


【剪定の適期作業】
○ 剪定が遅れないよう、適期作業に努める。
○ 作業が遅れている場合は、ほ場や木ごとに優先順位をつけて作業を進める。


【病害虫防除】
○ 黒星病の防除を徹底するため、りんごの展葉期防除や日本なしの休眠期防除などが遅れないよう、適期に実施する。
○ 防除作業に当たっては、事前に剪定枝(特に大枝)の後片付けを行い、SSの走行路を確保する。
○ 剪定作業が遅れている場合は一旦作業を中断し、防除作業を優先して行う。


【樹体の凍害防止】
○ 野その食害対策で肥料袋を使用している場合、凍害を助長することから速やかに取り外す。


【おうとうの摘蕾】
○ 摘蕾作業は、芽の枯死を確認しながら実施する。
○ 枯死が多く、花芽量を確保できない場合は、摘蕾を行わない。


【晩霜害対策】
○ 発芽期から幼果期にかけて降霜が予想される場合、燃焼法(灯油+オガクズ資材)等の対策を実施する。

お問い合わせ

農業振興課
住所:秋田県大仙市大曲花園町1-1
TEL:0187-63-1111
FAX:0187-63-1119
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