公開日 2022年02月01日
更新日 2022年02月01日
みなさん、こちらをご存じですか?
こちらは「夢灯り(ゆめあかり)」という灯ろう。
大晦日、前回リポートした伊豆山神社の境内を優しく照らしていました。
この夢灯り、実は牛乳パックで作られているんです。
牛乳パックに切り絵をして、表面には黒のスプレーを、中には蛍光スプレーで色付けをし、LEDライトやロウソクで灯すと、、、、こんなに綺麗になるんです。
絵柄や色も様々、うっとりするほどの輝きです。
今回は、大仙市でこの夢灯りを作られている高橋かおるさんにお話を伺いました。
高橋さんが夢灯りを作り始めたのは2012年。
きっかけは東日本大震災の際、ボランティア活動を行った岩手県宮古市で作られていた「田老夢あかり」との出会いでした。
元々はお祭りやお盆のときに飾られていた灯ろう。
高橋さんは、『この灯ろうでなにかできることはないか』と作り方を教わり、「大震災を忘れない」という想いを込め慰霊・追悼の灯りとして作り続けています。
活動の輪は広がり、現在は「夢灯りプロジェクト」として大仙市大曲を拠点に、被災地からの要請に応える活動・展示・講習会・講演など様々な展開、日々製作も続けられています。
昨年の3月11日、大曲ヒカリオで開催された追悼式典では、会場に約350個の夢灯りを展示。復興への思いを込めて明かりをともしました。
(この式典のセレモニーでは、一緒に追悼演奏をしました)
今後の活動は?とお聞きすると、『自然災害が多い昨今、「届け、夢灯り」をスローガンに世界中に灯りの力が届くよう活動を続けます。そしていつか、元々楽しみで作られていた本来の意味の灯りに戻る日が来ることを願っています』と話してくれました。
夢灯り、みなさんも一度見て、触れてみてくださいね。
【ご紹介情報】
■夢灯りプロジェクト
※お問い合わせ 高橋かおるさん
※灯ろう作り講習会のお申し込み(大人の方が対象です)
メール yumeakari@akita-machinet.jp