地価が下落しているのに、税額が上がるのはどうしてですか? - 固定資産税

公開日 2016年05月01日

Q:地価が下落しているのに、税額が上がるのはどうしてですか?

A:現行の仕組みでは、税負担の公平性の観点から、負担水準(評価額に対する前年度課税標準額の割合)の均衡化を重視した調整措置が講じられています。具体的には、負担水準が高い土地は税負担を引き下げたり、据え置いたりする一方、負担水準が低い土地は税負担を引き上げていく仕組みとなっています。

したがって、負担水準が低く、本来負担すべき税額までゆるやかに引き上げている過程にある土地では、地価が下落していても税額が上がるというケースが生じることもあるわけです。

また、価格調査基準日と実際に課税される日のずれにより、納税通知書が届く時点では地価が下がっているのに、税額が前年度よりも上がっているということもあり得ます。

なお、このような土地であっても、価格調査基準日からその年の7月1日までの間に地価が下落している場合には、半年間の地価下落を評価額に反映することが可能となっており、できる限り実際に課税される日に近い地価動向を踏まえた評価が行われる仕組みとなっています。

さらに、地価が下落している場合、据置年度でも評価額を下落修正できることとなっており、下落修正が行われれば、税額の増加額が少なくなったり、税額が据え置き、引き下げに転じたりする場合もあります。

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