響屋大曲煙火 エミリーさん

香港でも花火のプログラミングを仕事にしていたエミリーさん。海外で暮らしたいという夢を叶えるべく、響屋大曲煙火へ就職して大仙市に移住

大仙市にはいつ移住されたんですか?

2024年の7月からなんで、1年ちょっと経ちました。

どのようなことがきっかけで秋田に移住されたのですか?

ずっと「海外で暮らしたい」という夢がありました。
私は今31歳なんですが、30歳になる前にその夢を叶えたいと思って、ワーキングホリデーで日本の熊本に行きました。
日本にはずっと憧れがあって、アイドルのライブを観に東京や大阪などに何度も旅行に来ていましたし(笑)
熊本では日本語学校に通っていたんですが、そのときに熊本の阿蘇神社でおみくじを引いたら、そこに「今はやりたいことをやれ!」みたいな言葉が書かれてたんです。
それをメッセージとして受け取って、すぐに行動に移しました。日本国内の花火業者の求人を探して、大仙市の響屋を見つけて応募しました。

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響屋に勤める前はどんなお仕事をされていたんですか?

香港でも花火の仕事をしてました。
香港では花火の製造はやっていなくて、花火玉は輸入で、演出の仕事だけをやっていました。
響屋でも同じ演出プログラムの仕事をしています。
自分の思い描いた花火玉を作る仕事もやってみたいですね

応募する前は秋田に来たことはありましたか?

ないです(笑)
家族旅行で沖縄は行ったことがありましたし、関西とか九州とか札幌とか、ライブを観に行ったことはあったんですが、東北は初めてでした。
家族もまだ秋田には来たことがないので、来年の「春の章」は見に来てくれることになっています。

「大曲の花火」は知ってましたか?

それは知っていました。Youtubeで見てました。
香港で花火の仕事をしていたときも、海外ではどんな形の花火を打ち上げてるんだろう?って知るためにも、「大曲の花火」は欠かさず見てました。

仕事をしていて大切にしている思いは?

響屋の地元でもある四ツ屋まつりのプログラムを担当させてもらったんですが、”地元”のおまつりということもあってすごく緊張しました。
いろんな人に紹介されて「響屋のエミリーです」って。今夜のプログラムはエミリーが作った作品だから~って言われるたびに緊張が増しました。
お客さんは喜んでくれるかな~って
打ち上げが終わって「すごく良かったよ~」って声をかけられて本当にうれしかったです。

エミリーさんのインスタグラムはとてもわかりやすく丁寧に作られていて、フォロワーも多いですがいつから始めたんですか?

今年からですね。
香港の取材も受けたので、そのおかげでフォロワーが急に伸びました!
はじめた当初はカメラを首から下げて花火大会の作業中も撮ってたんですが、同僚の花火師たちもカメラを意識してしまうので今はやめました(笑)
香港のフォロワーがとても多いので、秋田のことを香港にPRして、もっと秋田に来てもらえるように発信していきたいです。

秋田に住んでみて、秋田弁はどうですか?聞き取れますか?

もともと日本語があまり上手じゃないので、その都度『どういう意味ですか?」と聞いてました(笑)
だべ〜とか、んだんだ〜とか(笑)
聞いたことない日本語だな〜って思ってました(笑)

移住されて冬を越されたと思いますが、雪はどうでしたか?

大変でした(笑)
香港は雪は降らないし、それほど寒くもないので。
雪道での運転も初めての経験だったのでほんと怖かったです。

大仙市で好きな場所はありますか?

私は牛玄亭が好き(笑)
おいしいお肉が好きなんです(笑)
あとは韓国料理の”はんあり”も好きでよく行きます。もう常連です(笑)
ダーツが好きなんで、大曲駅前のバーに一人でダーツも行きます(笑)

これから大仙市に移住を考えている方に向けてメッセージをお願いします

大仙市に来るまでは正直心配でした。
私は日本の”都会”しか知らなかったので”田舎”はどうなんだろうって。
でもここに来てみて、とっても住みやすくてホッとしました。
一言で伝えるとしたら、ここは”休憩できるまち”ですね。
人もやさしくて、ゆっくり暮らせるまちだと思います。

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Instagram

Emilyエミリー|在日香港人花火師
@eka.in.japan

響屋大曲煙火株式会社
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