資料の調査・研究 - 鈴木空如資料調査研究事業

公開日 2014年12月16日

更新日 2020年04月08日

資料の調査・研究

  平成21年度の調査で確認された資料は、合計で3,443点ありました。その内訳は、下絵を含む作品が730点、歴史資料が2,554点、その他の資料(絵具、衣類等)が159点となっており、写真撮影や目録作成等を行いました。
また、調査の専門指導委員を東北大学名誉教授・有賀祥隆(ありがよしたか)氏、東北大学大学院教授・泉武夫(いずみたけお)氏にお願いし、空如がが3組作成した法隆寺金堂壁画模本(原寸大)の比較検討も行いました。
調査の結果から、1作目は箱根湯本鈴木家が所蔵している模本(大正11年完成)、2作目は平木浮世絵財団が所有し東京国立博物館へ寄託されている模本(昭和7年完成)、そして3作目が大仙市で所蔵している模本(昭和11年完成)であることが判明し、それぞれの模本の特徴を確認することができました。
 これらの調査結果は、去る3月に開催された「鈴木空如資料調査研究事業報告会」及び有賀氏による講演会「鈴木空如の画業―法隆寺金堂壁画を中心に―」で報告され、多くの市民の皆様にご参加いただきました。

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文化財課
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